私的音楽解釈妄想劇場

「い〜つも あなたに伝えたくて も 言葉に出来ない私です」

先週から、この曲が 頭の中を駆け巡っているというラジ友もきっと多いでしょう。

Mrs. GREEN APPLE 待望の新曲!フェーズ2の幕開けは「これでもか!」というほど歌詞もメロディもミセス節を発揮したナンバーでした。安堵×期待が入り混じった 特別な幸福感 が1週間経ってもなお、持続してます。(おちサビの「言葉に」の K の発音が特にキュン…)

こんなにも的確に、そして人々を満たす音楽を紡ぐミセスでさえ、

「いつも あなたに伝えたくて も 言葉に出来ない私です。」

って、、、「いやいや、そんなことないよ しっかり伝えられてるし、伝わってるよ!!ありがとう!!」と、思わず返したくなった私、

あぁっ、、、なんか この感覚、、、、

「伝えたい だけど語れない ずっとこの気持ちの正体を 僕は探してる だけどよそ見ばっかしている そっちの方が幸せだから」

Official髭男dism が去年リリースしたアルバム『Editorial』のオープニングを飾る印象的なナンバー「Editorial」にも、おなじ疑問を持ったことを思い出しました。

・・・以前、Creepy Nuts の R-指定さんが自身のラジオで「言い当てることが歌詞を 書く人間の根源である」と言っていて、私はこれに 深く頷きました。

なぜかというと 私は、歌詞を書く側の人間ではないけれど、これまでに「なんで私の気持ちがわかったん?」とか「これ、私の歌やん!」と歌詞に感動した覚えがたくさんあるから。

そんな、いわば「言い当てるプロ」で、それを四六時中 考えて絞り出しているミュージシャンでさえ、「伝えたいのに言葉に出来ない・語れない・正体を探してる」、、、伝えることって、なんたる 無理ゲー・・・・!!!!!

・・・でも、無理ゲーだからこそ、そこに 立ち向かってくれてるおかげで、素晴らしい音楽が 生まれているのか?! 「これです」という最終の正解を決めつけるのがゴールじゃなくて、その時々の、オリジナルの表現で 歌詞を紡いで メロディーにのせて、、、そうやって 考える過程から、きっと、素晴らしい音楽が生まれているのか、、、?!

だって、さっきの ヒゲダンの曲、後半には 

だけどうまく書けず喜んでる そっちの方が幸せだから

う、うまく書けないのに、喜んでる・・・!!!! やっぱり、わからないことを考える過程がきっと、素晴らしい音楽の種なんだ・・・ってなるとだ!? 無理ゲーよ、一生 無理ゲーでいて、クリアさせないでおくれ…! そうしたら これからも、どんどん素敵な音楽が生まれるから・・・・!

冒頭にでてきた、ミセスの歌詞の続きは、

きっとそれは幸せの悪戯で 今日もありがとうがシャイな様です

わからなかったり、難しかったりすることの 尊さ、だから "幸せの悪戯" ・・・

…と、こんな調子で、いつも 私は、勝手に辻褄を合わせた私的音楽解釈妄想劇場が脳内に広がっていきます。同じアーティスト の曲でもなければ、リリース時期も違うけど、何か 自分の中で共通点を見つけたり、これとこれを足して初めて すとん、と歌詞が腑に落ちたり。

日々、音楽から受け取るメッセージ、あなたはどんな解釈をしていますか?


追伸 >>> Mrs. GREEN APPLEとROCK KIDS 802 のコラボステッカーのプレゼントも期間限定で実施中。詳しくはオンエアを聞いてくださいね🍏