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#29【23/24 セリエA第11節】ボローニャ×ラツィオ

◆チアゴモッタ率いるボローニャは4-2-3-1。最終ラインには期待の若手カラフィオーリとAZ産のブーケマ。中盤にはフロイラーとエービシャーのスイス代表コンビ。前線はザーグツィー、サーレマーケルス、ファーガソン、オルソリーニとロマンたっぷり。細江さんが好きそう(笑)

◆ラツィオは4-3-3。前節に続き鎌田ベンチ。早くも正念場。前線はインモービレのコンディションが整わずカステジャノスがスタメン。ザッカーニではなくペドロスタメン。前節は後半に中盤3枚入れ替えるなどなかなか形が定まらない様子。今節どうなるか。ロベッラ頑張れ。

◆両チームの中盤3枚がガッチリ噛み合う形。ラツィオはラッザリが前目でゲンドゥージが降りる形。2CBと3枚でビルドアップ。

◆2分フェリペアンデルソンが降りてラッザリへワンタッチ。ラツィオ得意のディフェンスラインから前線へ当てて後ろに落とす形が見える。2歩進んで1歩下がる。

◆ボローニャのビルドアップはGK+ペナルティ幅に開いたCB2枚。中盤2枚がボールを引き出す。

◆ボローニャの保持時2-4-4の形がブライトンに似ている。前線の4枚が高い位置に張り、相手ディフェンスを引きつける。隙があれば背後にロングボール一発もある。サーレマーケルスが三笘になれるか。

◆後半開始直後の45分ボローニャ先制。面白いのはサーレマーケルスにボールが渡った時に最前線にファーガソンがいて、ザークツィーが後ろ目にいること。ロベッラが持ち場を離れて中央に広大なスペースが広がる。そこにザークツィーが入り、ロマニョーリを引き付けたところでファーガソンへパス。冷静に沈める。ナイスゴール!

◆53分ブーケマからのロングパス。オルソリーニのコントロールからチャンスメイク。つながず前に蹴る判断も良い。

◆左がルイスアルベルトの分右は球際の強さと強度でゲンドゥージが選ばれてるぽいが、彼もセルゲイではないので昨季のように崩しの場面での脅威がないのは仕方がない。鎌田も同じ。違うかたちを見つけないと。

◆ザークツィーが降りてファーガソンが前に場面が多い。前線から降りてくる選手と裏に抜ける選手両方にマークが付きづらい。良い形。

◆ロベッラがずっと微妙に感じる。ボールを散らせてはいるが効果的には感じない。ポジショニングもずっと誰かに被ってる。視野もそんなに広くない。時々良いパスが出せているが、プレッシャーが掛かっていない場面。元ユーベだけに期待したいが成長待つしかない。

◆ラツィオは昨季から変わったとこはセルゲイのとこだけ。抜けた影響はあまりにも大きい。違う特色を持った鎌田に期待が集まったが適応に時間がかかる。その間に似て特色のゲンドゥージを配置してはいるが、なかなか存在感を見せられず。

◆フェリペアンデルセンもいまいち。ペドロはスタメンよりも後半から出てきた方が恐い。イサクセンもインパクトを残せず。

◆アンカーもロベッラなのかカタルディなのかベシーノなのか。高額な移籍金をかけて獲得したロベッラを使いたいクラブの意向はあるが、出来れば慣らしながら使っていきたい。

◆1-0で試合終了。ラツィオの連勝は4でストップ。ボローニャはインテル、ナポリ、ユベントスから勝ち点を拾って6位に。ラツィオは浮上のきっかけを掴みたい。期待できるのは鎌田しかいない!

◆ボローニャは限りある戦力の中で最適解を見つけたモッタの手腕が光る。組織的な4-4-2を崩すのはどこだって難しい。守備が安定している分、攻撃陣がさらに奮起すれば上位フィニッシュも狙える。今後にも期待!

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