そこらへんの大学生が離島で生活してみた話～西表島編②～

来月、JALの減額マイルで八重山行くつもりがまさかの石垣線は対象外。。
残念でしたが気を取り直して、奄美大島行きの航空券と引き換えました！

さて、今回は2021年8月に友人と3人で西表島に行った時のお話し。

2回目の西表島訪問、キッカケはPeach航空が期間限定で行っていた通称「720円セール」でした。その名の通り、航空券の基本料金が720円～という破格セール。この上ないチャンスだと思い、友人たちと石垣空港行きの航空券を取りました。

このとき、元々は西表島ではなく波照間島と黒島に行く予定でした。しかし、黒島はコロナウイルスの影響で船が欠航、波照間島は海上状態からそもそも欠航率が高く、この期間も台風が近づいていたため欠航となりました。そのため、結果的に前回同様西表島に2泊3日滞在することとなりました。

「移住」が身近になった日

この時の西表島訪問、地方移住という選択肢が身近な存在になりました。島で生まれ育った人、本土から移住してきた人、短期間住み込みで生活している人など様々な立場の方と実際に会話をしたことが最大の理由です。

その中でも、特に印象的だった3人とのエピソードについて

①ダイビングインストラクターのお姉さん
②子ども対象ツアーの引率員さん
③民宿のおばあ

①ダイビングインストラクターのお姉さん
西表島滞在初日、人生初のダイビングに挑戦しました。西表島の海は絵に描いたように青く澄んでいて綺麗でサンゴ礁とその周りを泳ぐ熱帯魚の群れは圧巻！

ダイビングのガイドをしてくれたのは、40代くらいの男性と若いお姉さんの2人でした。てっきり2人とも地元の人だと思っていたのですが、お姉さんはつい1ヶ月ほど前まで都内で生活をしていたそうです。ダイビングの前後に話を聞くと、都心で働くことに強いストレスを感じ、退職。その後、ダイビングライセンスを取得して夏の間だけ西表島でダイビングインストラクターとして働いていました。
大学4年生で企業から内定をいただいていた僕にとって、その話を聞いたときは少し複雑な気持ちになりましたが、そういった選択肢を取った人と実際に話をしてみること自体が貴重な経験だったと思います。

②子ども対象ツアーの引率員さん
2人目は、初日に宿泊したペンションで知り合った子ども対象ツアーの引率員の2人です。

ダイビングが終わり、宿にチェックインをすると小学生くらいの子どもたちの賑やかな声が聞こえてきました。沖縄本島か石垣島の子供たちが自然教室で来てるのかな～とその時は思っていました。
夜になり、ペンションのロビーに戻ると引率をされていた大人の方たちがいたので声をかけてみました。
話を聞くと、学校として来ているのではなく子ども対象のツアー運営をしている会社の社員さんと僕と同い年の学生アルバイトさんでした。ちなみに、この日泊まったペンションでも同い年の大学生が住み込みアルバイトをしていました。99年生まれがたくさん！
よく、高齢者が参加するツアーは聞くことがありましたが、子どもを対象としているものがあると思っていなかったので興味のままにお2人に話を聞きました。小学生のうちから西表島の大自然を体験できるのは素晴らしいことだと思います。
結局、友人も合流して4人で1時間半以上話して解散。その後、ツアーアルバイトのお誘いをいただいたのですが、日程的に参加出来ず。参加してみたかったな～と心残り。

③民宿のおばあ
3人目は、2日目に宿泊した民宿のおばあです。

2日目は元々、西表島の更に南、波照間島に向かう予定でした。しかし、そもそも欠航率が高いことに加えて台風が近づいていたこともあり案の定船は出ず。この日も西表島に滞在することに。

島内ドライブを終えて宿にチェックインすると、疲労もあり3人とも爆睡。夕飯も宿で出していただきましたが、まともに食べれず。。
普段なら、他の宿泊者さんたちとのお話しを楽しむ時間ですがその日はその気力もなく早めに就寝。

民宿のおばあとまともな会話をしたのは、チェックアウト直前。「どこから来たの？」と尋ねられ、そこから色々と話しました。そんな中、西表島から帰ったら式根島で住み込みアルバイトをすることになっていたのでそのことを伝えると「どうして2、3年生のうちにワーキングホリデーに参加しなかったの？」と聞かれて、確かにもっと早いうちからそいったことにも挑戦しておくべきだったなと思いました。

おばあと話した時間は短かったけど、その時間はとても印象的でした。

視野の狭さを感じた3日間

そんなこんなで、3日間色んな立場の人と話をしてみて自分がいかに狭い世界で生きてきたのかを痛感しました。

それと同時に、若いうちにもっと色んなことに挑戦してみようというキッカケにもなりました。

前回同様、西表島での経験は考え方や価値観に大きな変化をもたらしました。

また遊びに行ける日を楽しみにしてます！


次回、いよいよ本題。
離島で生活してみた話～式根島編～