見出し画像

【第12回 聞いとKEY! / 隅田徹編】見えてることは少しだけ。知らないことの方が多い。

徳島の本音を伝えるプロジェクト、Radio Journey Tokushima 『聞いとKEY!』。開始から1年を振り返るためにお呼びした12回目のゲストは、神山町に移住しサテライトオフィスの運営を行う株式会社えんがわ代表の隅田徹さん。

隅田さんとの関係は、高橋とはうだつ上がるができる頃から、神先とは、10年前にCafeELEVENをはじめたときから、ずっと応援していただいている関係である。今回のラジオでは、師匠的存在である隅田さんとこれまでを振り返る。

ラジオの発起人の高橋・神先が、このプロジェクトを通して何を伝えようとしているのか。ラジオ開始から欠かさず聞いてくれている隅田さんを迎え、共につくり上げてきたラジオメンバーや、ひいては徳島で奮起している若者への想いを紐解いていく時間となった。

隅田さんを前に少し照れくさそうに話す高橋・神先だったが、いつしかマイクを忘れて2時間以上の時間が流れていた。

(今回の文章の担当:清水)

ラジオはこちら↓
【第12回 聞いとKEY! / 隅田徹編】
見えてることは少しだけ(知らないことの方が多い)

〜ハイライト〜

1.「イレギュラーなことが楽しい」(0:05:12~)
2.「町中華に行ったらいつもと違うメニューを頼んでみる」(0:14:15~) 
3.「脱線の快感」(0:44:57~)
4.「人生の一分一秒でも機嫌のいい時間が長くなることが最大の目的」(0:54:52~)
5.「心の距離が縮まってさらに徳島がいいなと思うようになった」(1:21:07~) 
6.「これも“塩梅”」(1:33:52~)
7.「余計なことにヒントがあると思っている」(1:54:08~)
8.「無計画にはみ出していく」(1:56:08~) 


今回の旅の記録


集合後、コーヒーを飲みながらスルッと収録開始
ゲストの隅田さんが高橋・神先ペアに話を振ってくれていた
(もはや今回のラジオパーソナリティ)
隅田さんと1年間を振り返り、ラジオ2年目へのヒントを得る
2時間の収録を終えて、みんなでランチへ♪
神山の秀之家さんに到着
収録後に改めて、今回の収録を振り返る時間となった
高橋さんおすすめの肉玉入ラーメンをいただく
おやつに粟カフェさんでケーキを調達
秋の味覚!モンブラン
甘いものでリフレッシュしながら、今後のラジオについて相談しました!

収録を終えて / 隅田 徹 さんより


見えてることは少しだけ。知らないことの方が多い。

「聞いとKEY!」や「WEEKラジオ」など、ラジオを始めるということは、僕らの世代からすると「どういうこと?」と疑問でした。実際に聴いてみると、プライベートなラジオを聴くことの面白さを体感して、いつの間にか次の放送が待ち遠しくなっているんです。昭和では、広告やテレビなどから直接的な情報がダイレクトに届いていたけれど、今は手弁当で(良い意味で)ノイズの多いラジオで情報を受け取ることができる。どんな有名人の話よりも、知っている人の率直な会話の方が面白いことに気が付きました。たいそうな話ではなく、日常の雑談であることも大事なのでしょう。そもそも、高橋君と神先君の「ラジオでもやってみるか」という初動が良いですね。自分にはない要素を見させてもらいました。車で聴いていたものが、音楽から、オーディオブックに変わり、今ではラジオになりました。欲をいうなら、もっと公開頻度をあげて欲しいかな(笑)

収録を終えて / 参加メンバーより

高橋利明

今年最後となる12回目のゲストは、僕と神ちゃんの経営の師匠、いや飲み友達?の隅田さん。
嬉しいことに、1回目からラジオを聞いてくれているということで、その感想と来年の取り組みのヒントをいただければと!!今回は、ほぼノーカットで約2時間のロングランとなっています(笑

個人的に印象的だったのは「いつもと違うメニューを注文できる人かどうか?」
内容は割愛するとして、とてもわかりやすい例えだったのでぜひみなさんに聞いて欲しい。

人それぞれタイプも違うので、何が正しいという答えはないのだけど「何かしたい!!」と思ってる人は、どこかで踏ん張り跳ねる時期というのがあって、それは毎日の癖付でもあると思っています。「何かする」にもエネルギーがいって、そのエネルギーに比例して人の心が揺れ動くのだと。

こうして若い子たちと一年伴走して活動してきましたが、来年は彼女達(男子はいねーかー?w)が
ゲストとより交わるラジオになればいいなぁと。

一年の振り返りをしてみると、当時は右も左もの子達が、なんとなくそれぞれの居場所の輪郭が見えているような気がする。まだまだモヤモヤ星人もいるのだけど、それは時間が解決するし、ラジオの一つテーマでもある「何者にならなくても楽しく暮らせる町」がいい。
ただ町に対する不満や怒りがあるならば、言うだけの人ではなく、しっかりその言動に責任をもってアクションする人になってほしいと願う。
ラジオにでてくれたゲストがそうだったように。

次の日は嫌でもくるのだから、楽しい1日が積み重なり1年になっていきますように。
みなさん良いお年を♫


神先岳史

今回はこの1年の総括編ということで、ゲストに隅田さんを招き、RJT活動の今後のことを相談するという回でした。
年齢に関係なく挑戦し続ける隅田さんの考え方はいつも勉強になり、「経営者の役割は決めること」「誰に対してもフラットに」「諸行無常」など、いろんなことを身をもって教えてもらっています。身近に尊敬できる人たちがたくさんいることにいつも感謝です。

個人的なRJTの振り返りとしては、まず快く取材を受けてくれたゲストの方々と一緒に動いてくれたメンバーへのリスペクトが大きいです。基本ボランティアベースの活動なのでモチベーションしか継続材料がないのですが、結果11/12の割合で記事の公開ができたのでとても内容のある時間だったと思います。

RJTメンバーの変化も面白くて、それぞれが出会ったころと今とを比べて、いろんな視点を持って動けるようになったのかなーと個人的に思っています。見方が変われば考え方も変わり、行動も変わる。日常の小さな変化の積み重ねが大切で、それが良い方へと繋がっていくといいなと思います。

最後に記事やラジオに関心を持ってくださったみなさん、ありがとうございました!
来年も続く予定!!


高木晴香

「ないもの」から、「あるもの」へ。
「1年を振り返っての感想送ってね!」と言われて、「まだ1年しか経っていないのか!」というのが率直な感想。体感としては2年は徳島で過ごしているような気分だったのだけど。今までの倍速くらいで思い出が増える時間だった証ですね。

高橋さんと神先さんに誘われて、あれよあれよと始まったラジオ。「面白そう!やります!」と巻き込まれてみたら、自分だけでは出会えたなかった人たちをたくさん知ることができました。
振り返ると、自分がしていた質問は、その時で悩んでいたことやつまづいていることが結構そのままポンと現れていて。過去の放送を聞いていると「あぁ当時はこんなことに悩んでいたなぁ」と懐かしく思うことも。ラジオとともに自分も変容していった1年間だったように思います。

私の中での一番大きな変化は、当時は徳島に対して「ないもの」ばかりに目が向いていたのが、今では「あるもの」にフォーカスするようになっていたこと。今は、「あるもの」をいかに面白がるかが楽しくなっていっているように感じます。それはきっと、ラジオを通して今を生きる人に触れられたのが大きかった。徳島の今を生きる人たちは、あるものと、今後のビジョンを真っ直ぐに見ていた。
ラジオメンバーにとっても、ゲストにとっても、「日常」を伝える場となったのではないでしょうか。いつの間にか、このラジオも私の中では「日常」になっています。このラジオで、徳島みんな楽しそうにやってるな〜っていうのが伝わると嬉しいです。そして、徳島来てみたいな〜と思ったら、うだつ上がるや、WEEK神山に遊びに来てください!


谷亜央唯

あっという間に1年、12回目の収録を迎えました。
一年前はただただ漠然とした不安だけがあったような気がします。
一回一回の収録を重ねる中で、日々の暮らしで訪れた地域のキーワードを聞くと、「あの人今どんなことしてるかなぁ」と想像することがあったり、上勝や勝浦、海陽町などなど…めっちゃ遠い…!と思っていた場所はグッと近く感じるようになりました。

高校までで関わる大人といえば、私は両親や親戚、先生がほとんどで、その他の大人と関わる機会がほぼありませんでした。
今振り返ると行動範囲、見える世界はかなり限定されていて、それゆえ都会には何かあるような気がするし、県外に出ると徳島のないものばかりに目が向いてしまっていたなと思います。

このラジオでゲストの皆さんが語ってくれる時、年齢とか性別とか肩書きとか全部関係なくて、フラットな雰囲気の中で、ここだから、徳島だから出てきた言葉だろうなと思うことが多々ありました。

私はまだ自分の事をうまく言語化できなくて、これまでの自分の殻も破れなくて、軸も探し中ですが、徳島で暮らす中でそれは一つ一つ明確になったり、クリアしたりしていくんだろうなと、これまた漠然としているけど、ラジオで関わる人たちとの出会いの中で、前向きな気持ちを持つようになりました。

今日も明日も、次の日が待ち遠しくなる毎日を過ごして、そんなラジオを続けていきたいです。


岑田安沙美

私は去年の7月に徳島へUターンで帰ってきたのですが、このラジオが始まった当初は徳島にあまり知り合いもおらず、右も左もわからないまま小さな世界で生きていました。でもこの活動に誘ってくださったおかげで、徳島各地を巡り、人と出会い、世界が広がったなあと思います。

ゲストの皆さんはこれまで徳島で活躍されてきた方々で、「徳島暮らし」の大先輩です。お話を伺う中で、実直に日々を生きてこられた皆さんが、過去や現在、未来の話を語る眼差しがどっしりとしていてかっこよかったのが印象に残っています。

これからどんな風に生きていこうか迷ったり悩んだりしている最中なので、大先輩たちの背中がとても大きく見えています。色んな刺激を受けながら、自分なりの「徳島暮らし」を作っていきたいと思っています。

最後に、ゲストとして出演くださった皆さま、ありがとうございました!このご縁を大切にしていきたいと心から思います。


清水 杏咲

途中でジョインさせていただいたというのもあって、1年という時間の早さに驚いています。全ての回に参加できない歯痒さを感じながらも、3名のゲストさんとお話する機会をいただきました。今もそのつながりが残っていることも嬉しいです。

今回のゲスト隅田さんは、私の中でお名前を聞いたことのある「有名な方」というざっくりとしたイメージを持ちつつ、それでも存在感のある方で。
ラジオの収録時には全員に質問を振って話を回してくれたのが印象的でした。笑
隅田さんからでる言葉は、まさしく私の足を止めているモヤモヤっとしたものに突き刺さるものばかりで。

このラジオでいただく繋がりや言葉は、“今だからこそのタイミングなんだな”と「縁」というものの存在を実感せざるを得ません。
改めて、人の考えや人生に触れる楽しさを体感でき、新しい目標も持てました。

引き続き「楽しくないと思えるようなことでも楽しむ」力をつけて、
徳島での生活を思いっきり楽しんでいこうと思います。笑
その一つがこの『聞いとKEY!』
来年も楽しみです!!!

ゲストに来てくださった皆様、本当にありがとうございました!
今後ともよろしくお願いします!


direction / 高橋利明

direction / 神先岳史

writing & editing / 髙木晴香

graphic / 岑田安沙美

photo / 谷亜央唯

齋藤 千夏

清水 杏咲

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?