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子猫物語1

馬鹿と煙は高いところに上る。

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3密を避けつつ、高いところに上りたい…。高速バスはびっくりするほど間隔をあけてしか席が配置されている、高層ホテルを検索すると空いている。よ~し、高層ホテルでのんびり過ごすぞ!!ということで、高速バスで県外に出て、その他の移動はほぼ徒歩(実は健康のため)で済ませ、久しぶりに夫婦2人でのんびりと休日を満喫した土日。奇しくも6月20日は「天赦日+一粒万倍日」という非常におめでたい日。出先で神社にもしっかりお参りした私たちは、同時に起こっていた困りごとを知る由もなかったのです。

翌月曜日。いつものように車出勤。数百メートル走ったところでどこからか「ミャー!」。「…ブレーキの音かな」。そして100メートルあたりで「ミャーミャー」「!!!???」。驚いて路肩に急停車。ボンネットを猫バンバンしたり、車体下をのぞき込んだり。特に変わった様子はありません。それでも何かあったら怖いので、自宅に戻ることにしました。到着直前でまたもや「ミャー」「( ノД`)!!!!」。

自駐車場(借りている自宅からは少し離れたところ)にゆっくりと停車。再び猫バンバンをして、車の周囲を確認しても変わったところは見当たりません。「…とりあえず仕事へ行かないと…」。月曜日はミーティングが目白押しのため、のんびりしてはおれません。JRの駅に向かいましたが、頭は猫のことでいっぱいです。JR乗車中に「車」「猫の鳴き声」などでググると怖いことがいっぱい書いています。「;;;;;;;;」

頭は猫でいっぱいながらも何とが一日終わり帰宅。ダンナには早く帰ってきてヘルプを出しているものの、家に帰ると居ても立ってもいられず、車へ。ボンネットの開け方を確認して、いざ…!

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「おるー!;;;;;」

首だけじゃないよね;;;動いているよね;;;苦しそうでもないよね;;;;

そこにダンナ到着。
途端にさーっと隠れてしまいました…。

そのあと周囲が暗闇になるまで数時間。呼んだり、エサで釣ったり、音を立てたり、ディーラーに相談したりしましたが、どうにもならず。臆病なのかほとんど動かないし、声も上げないのです。

疲れ切った私はご飯を食べた後すぐに寝ちゃったのですが、翌日ダンナが「ものすごくうなされてたよ」と。そうですよね…。

つづく。

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