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零細起業の経営実務(46)零細の味方「ミラサポ」の活用


起業を志す研究者さんに、リーゾの経験をお伝えしているシリーズ。今回は、ひょんなことからつい最近利用することになった「ミラサポ」をご紹介します。

「ミラサポ」とは、「中小企業・小規模事業者のビジネスをサポートするためのポータルサイト」で、中小企業庁の委託事業。つまり、国からお金が出ている公的なサービスです。

リーゾは中小企業庁の「ものづくり補助金」」をいただいたこともあり、その流れで、会員になるといろいろ助かることがあるからぜひ登録を、と言われた記憶はありましたが、長年ほったらかしにしておりました。

縁あって知り合いになれた社会保険労務士さんに、ちょっとお願いしたいことがあるんですが・・・と相談したら、ミラサポの専門家派遣に登録しているからそれを使えば無料でできるよ、ということになり、そんないい制度だったとは!と、さっそく使うことにしました。

会員になると、各分野の専門家を、年3回(1回1日)まで、無料で派遣してもらえるそうなんです。このとき、「この方を」と指名することもできますし、相談内容から専門家を選んでもらって利用することもできるそうです。

無料、と聞くと、利用後に顧問契約を勧誘されたりしそう・・・
と私などは疑ってしまうのですが、専門家には中小企業庁から1日3万円の謝金が出るので、利用者も専門家もWin-Win。
これなら単発の利用でも恐縮する必要はありません。

ミラサポは補助金の獲得にも使えて、公募情報をメルマガで流してくれたり、サイトで電子申請ができたり、するようです。ビジネスに便利なアプリを格安で使えるマーケットもあります。
(他にもいろいろありますが、まだ全貌はつかめていません。)

ミラサポの会員になれるのは、
・中小企業者
・小規模企業者・小規模事業者
・開業前の個人
ということで、起業「前」でも会員になれるみたいです。商売を始める予定の方は、とりあえず会員になって、メルマガだけでももらっておくといいかもしれません。

ちなみにリーゾから社労士さんへの相談ごととは、「社員が今よりもっと生き生きと働ける職場にするための制度づくり」です。

具体的には、評価のしくみを見える化することで、雑多で多様なリーゾの業務スキルを体系的に身に着けて、さらに主体的に行動して業績に貢献してくれたら、それがきちんと給与に反映される、そういうしくみを作れないか、と思っています。

小さな会社だからこそ、新しく入る人には希望を、ベテラン社員には自信と誇りをもって、快適に、効率よく稼げる職場にしたい。
その先に、リーゾらしい福利厚生や、リーゾらしい勤務形態の実現も、目論んでいます。

これまで、ほとんどのことを自力でやってきましたが、専門家の力を借りた方が良いことはわかっています。ミラサポは無料、つまり税金で運営されているわけで、たくさん納税してきた起業志望のサラリーマンこそ賢く活用すべき制度。ということで、ご紹介いたしました。

「ミラサポ」のウェブサイトはこちらです。
https://www.mirasapo.jp/index.html

2019年7月3日配信の「すいすい通信」より

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