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面接突破に欠かせない「リクルーター」の活用法【聞き出したい8つの質問】

こんにちは。

本日は、「リクルーター」と呼ばれる人たちを皆さんの面接突破にどのように活用するかについて。

リクルーター、は日本企業でいうところの人事部にいる採用担当のことです。

企業にとって「いいタレントを採用する」ことは最重要タスクの1つで、GAFAのようなテックジャイアントや外資系コンサル企業、外資系金融などほぼ全ての業種でリクルーターという職種の人がいます。

特に、知名度がまだそこまでないスタートアップでは、ブランドに惹かれて応募者が集まらないため、リクルーターには非常に高度なスキルが要求されます。


よく、創業期にまずしっかり整えたい部署の1つにリクルーティングチームがあげられるのはこういった理由です。また、Dropbox CEO Drew Houstonや Airbnb CEO Brian Chesky も「ある時期は、自分はフルタイムでリクルーターだった」というほど、経営者自ら最重要視して行わなければいけないのがこのリクルーティング活動です。


この「リクルーター」という人間が、皆さんが(内部からの誘いがない限り)まず最初に話すその企業の社員になり、また、皆さんの採否が決まるまで常に連絡を取り合う窓口になります。

そして、最近多く要望をいただいて私が個別にコンサルティングをしている中で、ほぼ全ての人が残念なくらいリクルーターをうまく使い切れていない。

もう少し具体的にいうと、「リクルーターに聞いて把握しておくべき情報をほとんど聞けていない」。


私のブログでも、

Google, Apple, Amazon面接プロセス【GAFA転職の道のり】の中でも「面接で大事な採用基準の押さえ方」の中で、リクルーターに採用基準を確認しましょう、という話や、

GAFAの採用構造【過去の質問調査より大事なこと】の中でリクルーターの大まかな役割、や教えてくれるので確認するといい内容などいくつか例触れてきました。


ただ、実際に「リクルーターに何をきいたらいいのか?」という重要な点を網羅して説明したことがなかったため、本記事ではそこを重点的に共有します。

この記事もGAFAで約7年間働き、リクルーターと主に多くの採用に関わってきた視点で書くので、手前味噌ですがかなり役だ立てていただけるかと思います。


本記事の対象者:
・そもそもリクルーターなんてどういう人かわからない方
・リクルーターってどういう人か詳しく知りたい方
・リクルーターをただの窓口として捉えている方
・リクルーターにどんな質問をすべきか?を知りたい方


知っておきたいリクルーターというキーマンの存在

リクルーターとは、上記の通り、みなさんが面接を受ける際、企業側の窓口に立つ人です。


転職エージェント、ヘッドハンター経由で応募している場合は、リクルーターがその転職エージェント・ヘッドハンターのクライアントになります。(この場合、みなさんがリクルーターと直接話さない可能性もあります。リクルター=転職エージェント・ヘッドハンターと置き換えて読んでみてください。)


私は昔学生の頃、リクルーター = 人事、と勝手に思っていたのですが、入社後にHR(いわゆる人事)を行う人たちとリクルーターの仕事は異なります。

HR(人事)という大きな枠の中に、
・HR Business Partner
・Recruiter 
・福利厚生
など様々なファンクションに分かれておりおります。

もちろんとても小さなスタートアップで人が少なければ兼務という可能性もなくはないです。


そして、このリクルーターは、「会社が必要なポジションに適した人を見つけてきて採用する」という責務をおっております。

ここが非常に大事で、リクルーターの仕事は人を採用することであり、あなたがポジションに適している限りあなたと向いている方向は同じ、あなたの味方です。

もちろん、あなたがポジションに適しているか否か、リクルーターがまず判断するケースが多いため(スクリーニング)、スクリーニングを突破して本面接に進むことが決まった時点からということになります。





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リクルーターによるスクリーニングを突破するため

少し本記事の主題から外れて蛇足となりますが、リクルーターに味方になってもらう前段階のスクリーニングの突破に必要なことについて。

リクルーターがみる点ですが端的に書きますと2点くらいです
a) ハイアリングマネージャーから要望を受けている経歴に合致するか
b) リクルーター視点で候補者が本面接を突破できる人材か


a) ハイアリングマネージャーから要望を受けている経歴に合致するか

については正直、履歴書・これまでのあなたの経験でほぼ決まってしまいます、なかなかコントロールは難しいでしょう。


b) リクルーター視点で候補者が本面接を突破できる人材か

こちらは、カルチャーフィットや、過去の候補者の不採用理由に合致してしまわないか、などが主になってきます。

ハードワークなカルチャーの会社に、ワークライフバランスを重視している候補者がくればスクリーニングする必要があります。

フラットな組織に、偉そうな雰囲気の人がくればまずダメでしょう。


私の失敗談をお話しすると、以前海外に住んでいた際のこと。

ヘッドハンターからスタートアップのカントリーヘッドの話が来て、そこまで興味はなかったけどとりあえずリクルーターインタビューを設定してもらった際のこと。

そつなくこなせたかな、と思っていたのですが、後日不合格通知。


ヘッドハンターからもらった不合格理由は「日本に本気で帰るのか否か明確な意思がみえなかった」というものでした。

確かにその時は全く帰国する気がなく、そういった気持ちはやっぱ伝わっていたのだな、と思います。

本気じゃない候補者に、COOであるハイアリングマネージャーの時間を利用するには値しないということでしょう。






リクルーターに絶対必ず確認したい8つのこと

さて、晴れてリクルーターのスクリーニングを突破すると、早速インタビューのスケジュールが始まります。

場合によっては、すぐに4〜5つのインタビューが設定されるかもしれませんし、ハイアリングマネージャーとのインタビューかもしれません。


そして、そのインタビュー前の準備では、徹底的にリクルーターを活用しましょう。

リクルーター側もインタビューを突破できる可能性がある、ということであなたを本インタビューのループに進めたわけなので、ここから先はあなたの味方。

(仮に採用企業内に知り合いがいない限り)リクルーターはあなたがコミュニケーションできる唯一の内部者ということになります。


では、何をリクルーターに確認して準備をしたらいいか。

私が面接を受ける側だったら必ず聞く質問をこっそりご紹介しちゃいます。


それでは、以下一気にみていきましょう。


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