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GAFA面接に持っていきたい資料の作成方法 【詳細版】

ピボット転職の記事「Google, Apple, Facebook, Amazon面接の質問パターンと対策」の中で少し触れた、面接にもっていくべき資料について、このnoteでは詳細を解説したいと思います。

私のプロフィール
簡単にまとめると以下のような経歴です。

・海外オフィス含めGAFAに約7年間勤務
・チームや事業立ち上げのフェーズを多く経験
・それゆえ採用面接は数え切れないほど実施し、GAFA内の採用については熟知している方だと思います。

もちろん資料作成に正解なんてありません。なので、このnoteに沿わないといけないなんてことも正直ありません。

ただ、せっかく得た面接のチャンス、できれば可能な限りの準備をしたいもの。そのヒントにこのnoteがなれば幸いです。

(なお、Amazonに関しては、「過去の仕事に関すること」にフォーカスするよう面接のスタイルが徹底されており、自分の過去の仕事をAmazonのLeadership Principlesに沿って整理しておくのがオススメです。)


資料を作成していくメリット

ブログでも書いた通り、私は本気度の高い面接には必ず資料を作成していました。

理由はメリットだらけで、デメリットがほとんどないからですね。(唯一のデメリットは、時間がかかることくらい。)

・事前の調査をし、アウトプットすることで半強制的に思考も整理され準備の質が格段に上がる (みてもらえなくてもこれだけでも大きなプラス)
・本気度、モチベーションの高さが伝わる
・忙しい面接官がフィードバックを書く際の記憶を手元に残せる
・準備していない人と比較した際、ポイントが下がることはない (最悪ゼロか、だいたいプラス)

などでしょうか。

もちろん私個人としては、最近は誘われるケースがほとんどですし(ありがたい限りです)、なにより会社に雇われることを目標に行動する、フェーズでは私個人がなくなってきているので面接資料作成することはなくなったというのが正直なところですが。

ただ、採用する立場として、「なんで準備もせずに面接来てんだろ?」と思ってしまうことは多くあり、準備とは何かわからない方にもお役に立てていただけるかと思います。

このnoteの対象読者

・これからGAFAやテックスタートアップなどの面接を受ける方
・面接でどういった準備をしたらいいかわからない方
・既に面接用に資料をつくったが、完成度を上げたい方
・技術職・専門職ではなく、ビジネス職を狙っている方

を主に想定していますが、ビジネスマンが事業計画のアウトラインを考える際の参考にもしていただけるかと思います。

また、本業の合間に行う転職活動は「時間をいかに無駄にしないか」も大事なため、テンプレに沿うだけでそれなりの資料ができるの「時間を節約したい」という方にもおすすめです。

それでは早速本題に入っていきましょう。



1. 面接官になぜ資料をもっていくのか

まず、そもそもなぜ資料を作るのか。


この「何のために資料を作成するのか」を常に頭の中においておくことは非常に重要です。
これが欠けていると誰にも読まれない資料を積むだけで、無駄な努力になってしまうので注意が必要です。資料作りはあくまでも手段であり、目的ではありません。

端的な答えとしては、
「面接官がもっているチェックボックスにチェックを入れやすくする」
ことです。

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