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フレーバーの良いカードについて語りたい


 クワっす〜 リユルン(@riyulun)です

 時に、ポケモンカードには そのポケモンの特徴や生態を上手くテキストに盛り込んだり、テキストを使って何かを表現した例があります

 ※このように カードテキストに落とし込む事象をフレーバーと呼称

 今回は 個人的なチョイスにはなりますが、そのフレーバーがオシャレだと感じたカードについて語っていけたらと思います


アローラベトベトン

 まずは こちら、アローラベトベトンです

 本編の かがくのちから は倒れた味方の特性を引き継ぐというもので 正直なにがどうしてかがくのちからなのかニュアンスが掴めません。

 カードの方も 一見するとフレーバーを認識できないですが、

 科学が発展できるということは 時代が進んでいってる→進化していってるということ→進化してないポケモンのメタ特性
 
という解釈を はっけん!した時には感嘆の声が出ましたね


化石系

グッズ、ポケモンのどうぐメタ
サポートメタ
進化メタ
(アーケオスはエクストラで禁止)
なお げんしのちからには元ネタがある。
(初代にはルール持ちの概念がないわけだけど
こんなテキストよく許されたな!)

 化石ポケモン達は今より遥か昔に生息していたポケモンであり、
 そんな時代では現代の人やポケモンは存在していないはずです

 ということで、そんな 遥か昔の時代には存在しないグッズやポケモンのどうぐ、サポート(人)をロックする(→化石ポケモンの時代を再現する)特性をもらえているんですよねぇ…
 その発想が上手い…!

 なお 進化ロックですが、生物学的な進化とポケモンのしんかを掛けていると考えてます。

 化石ポケモンの時代は 生物が進化する ずっと前、
 進化とは かけ離れていると言えるのですよね

 そこを化石ポケモンのフレーバーとして混ぜ込むと しんかロックが生まれるというわけですね


カイリューGX

 注目すべきはドラゴンポーターGX、

 2進化で3エネかけてダメージ無しと 強さの面では首を傾げることになりますが

 porterとは[(空港などの)荷物運搬人]というニュアンスがあり、

 かつてANAとコラボしたカードが登場したり、
 「ポケモンレンジャー」では主人公を別の町に送ってくれる運び屋の役割であるカイリューにぴったりなんですよね

碧の仮面では
飛行機で移動するときに
カイリューが現れるのも良い…!

 ドラゴンタイプをトラッシュから運ぶ、それがドラゴンポーターGXなのです


TAGの相手から教えてもらった

 ミュウはミュウツーの、ヤミラミはバンギラスのワザを教えてもらったというストーリーが汲み取れます

 偶然の可能性もありますが、
 特にエックスボールはワザ名まで一緒のため、意識してる可能性が高そうなんですよね


オクタン

「5枚まで引いてもいいんだよ」

 abyssには「地獄」という意味がありますが、
 何故こんなワードをオクタンにつけたのでしょうか

 実は西洋ではタコは悪魔の使いとして恐れられているらしいのです

 そんなわけでオクタンにアビスハンドなんて名の特性を渡したという かなりマニアックな1枚なんですよね


ジュペッタ

 全部が全部シナジーある

 ポケパワー:かんしゃく により、手札を好きなだけトラッシュして その分自分にダメカンを乗せられるのですが、

 癇癪を起こして ものを散らかすことを 手札のカードをトラッシュすることで表現してますし、
 暴れたことを自分にダメカンを乗せることで表現
しています

 そして その乗せたダメカンはダークスイッチに活かされ、
 手札を調整することで ひとりぼっち にも繋がるんですよね

 いや ひとりぼっちなんてワザ名ですよ…!

 ジュペッタは捨てられたヌイグルミから生まれたということは皆さん周知の事実ですが、
 捨てられると 確かにずっと ひとりぼっちの時間を過ごすことになりますよね。

 そのシチュエーションを想像して作られたワザである ひとりぼっちは(何だか かわいそうにも感じますが)見事なフレーバーです


レックウザC LV.X

シロナさんにレックウザなのかは
アニポケDP「ムウマージ!悪夢からの脱出!!」由来?

 注目すべきはワザ:ファイナルブラストの要求エネルギー。

 レックウザは草と雷とか、炎と雷とかの要求エネなのですが、このカードは全然違うのですよね

 いや、勿体ぶらずに言いますと、これシロナパのタイプを表現しているのです

 トリトドン、ミロカロス→水

 ミカルゲ、ロズレイド→超(4〜7世代まで どくタイプは超タイプ)

 ルカリオ、ガブリアス→闘

 トゲキッス→無色

BDSPのポリゴンZや
5世代のグレイシア、ウォーグルも当てはまるけどシビルドンだけは当てはまらなかったりする


ロトム

今で考えると わるふざけで済まない効果してるけど当時はサイドから取ることで使えるカードが
なかったから許された?

 ロトム図鑑の効果、なんか わるふざけを踏襲しているように思えるのですよね


ダストダス

強かった

 ゴミすてばポケモンであるダストダスですが、
 相手のトラッシュのグッズをゴミとして捉え、それを利用してダメージを与えるという独特なテキストをしています

 そもそもトラッシュ(trash)という語が[くずごみ]といったニュアンスを持つのに加えて、
 トラッシュ自体が使い終わったカードが行く場所なので、使い終わったグッズ→ゴミという解釈ができるのですよね


ランクルス

 右下の図鑑説明文にもありますが、ランクルス同士が握手することでサイコパワーが増幅するのです
 (コマスター…サイコネット…ウッ 頭が…)

 その図鑑説明文をポケカに混ぜ込んだのが このワザ、リンクフュージョン。

 ランクルスだけでなくユニラン、ダブランも対象に加えているのが(プレイ面で)面白い1枚となっています


ポケモンのどうぐ→アクセ、衣装

 この5種類は すべてポケモンのどうぐをアクセサリーとか衣装とかのファッション概念で捉えています

 アクセサリーは つけることで より自分を魅せることができる→自分に自身が持てる→強くなる という解釈からポケモンのどうぐとも重なりますね

 (当のポケモンのどうぐはファッションっぽいもの ほとんどないのですが)


オーロット

XYのカードがスタン落ちするまで
ほとんど環境にいた

 本編の もりののろい は相手に くさタイプを追加するワザですが ポケカではグッズロックとなっています

 これは 森という場所が自然でいっぱいの場所、つまり人工の要素がほとんどない点に由来すると考えます

 で、グッズというものは ほとんどが人によって作られたものですよね

 だからこそ ポケカでの もりののろい はグッズロックとなったのではないでしょうか


ディアンシーEX

 スタジアム→ステージとして捉えていい

 ギャラリーがいて その中でパフォーマンス(バトル)をするということはステージもスタジアムも同じです


デンヂムシ

 クワガノンの図鑑説明文には こんなことが書かれています↓

 予備バッテリーとして デンヂムシを 抱えて 飛べば 大電力の 電磁ビームを 連射できる。(シールド)

 デンヂムシを 抱えて 電気を もらい 大あごから 強力な 電磁ビームを 連射する。(バイオレット)

 バッテリーは この説明文に即した特性であり、使うことで速やかなエネ加速ができて強かったのてすよね


マフィティフex

 子どもと 遊ぶことが 大好き。 普段は 温厚だが 家族を 守るとき 形相が 変わる。(バイオレット)

 仲間にダメカンが乗っていることを
 仲間(家族)が傷ついていることが癪にさわってダメージが上がるというテキストに昇華しているのが良い…!

 ジジーロンGXも同じ効果のワザ:ぎゃくじょうを持っていますね


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 といったところで今回の記事は とりあえず ここまで

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