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モトヤフ飯島聡美さんインタビュー

元ヤフーメンバー・インタビューシリーズ第17回

今回のゲストは、2月16日開催の「モトヤフナイト2022」でモデレーターを務めるMC×ITナレーターの飯島聡美さんです!よろしくお願いします!

よろしくお願いします!

図1

— 早速ですが、生い立ちから聞かせてください。お生まれはどちらですか、またどちらにお住まいですか?

生まれは神奈川県の大磯です。海まで徒歩3分だったそうですが、4歳のときドイツのデュッセルドルフ に引っ越してしまったのであまり記憶にありません。
9歳で日本に戻り、中学生まで武蔵小杉(※川崎市)に住んでいました。
現在は都内に住んでいます🏠

— ドイツにいらっしゃったんですね。何か印象的だったこととかありますか?

物心ついたのはドイツだったので、日本に帰ってきてびっくりしたのはランドセル🎒と給食です!ドイツでは日本人小学校に通っていたのですが、鞄は自由だったので、みんながランドセルをしょっていてびっくりしました。また、給食はなく、毎日お弁当だったので、みんなでよそって給食を食べることが楽しくて仕方なかったです。

— これまでのプロフィールをご紹介ください。

新卒でYahoo!JAPANにエンジニアとして入社し、Yahoo!カレンダーを担当しておりました。現在は転職し、GoogleでAdMobというアプリ内広告のプロダクトを担当しています。

— エンジニア!学生時代の専攻もIT系だったのですか?

早稲田大学基幹理工学研究科でHCI(ヒューマンコンピューターインタラクション)などの研究をしていました。
でも実はもともとプログラミングは全然得意ではありませんでした。エンジニアになるきっかけは、酒井研究室に一期生として配属されたことです。一期生ということで、先輩が一人もいない、机も椅子もない中、同期のメンバーがものづくりが好きな人が多かったので、研究室の鍵をSuicaであけられるようにしたり、Youtubeで流している音楽をフェードアウトで綺麗に止められるツールを開発したり、日常生活の中で自分たちが欲しい物を作り上げていくことで、アイディアを形にする楽しさに気づきました。実は開発だけではなく、棚や自作ホワイトボードなど、たくさんのDIYもしました。笑

— ヤフーの在籍期間は?

2017年4月~2019年10月です。ちょうど2年半でした。

— ヤフーに入ったきっかけは何でしたか?

学生のときにヤフーの「UI/UX黒帯インターン」に参加させて頂いたのですが、そのインターンを担当してくださっていた社員のみなさま、ボランティアでメンターをしてくださったデザイナーのみなさまが本当に本当に優しい方ばかりで。チームの雰囲気もとってもよく、働きやすそうな素敵な会社だと感じたのがきっかけです。それ以前にも、研究室のメンバーとヤフーのハッカソンにも参加させて頂いていました。なのでヤフーには本当に重ね重ねお世話になっております🙇

— デザイナーとしてインターンされて、エンジニアとして入社されたのですか?

正直なところエンジニアになるか、デザイナーになるか、かなり悩みました。
一旦はエンジニアを選んだのですが、いつか全部自分の思う最高のサービスを創りたい、だからどちらも出来るようになりたい、と思っていました。

— ヤフーでのお仕事は具体的にどんな内容でしたか?

Yahoo!カレンダーというサービスのWebフロントエンドと、WebとApp共通バックエンドの開発をしていました。もともとYahoo.incのカレンダーを移植するところからプロダクトが始まったそうなのですが、ちょうどリニューアルする時期だったこともあり、Web版のデザインを一新したり、サーバーサイドKotlinを始めたり、色々新しいことにチャレンジできたので楽しかったです。
個人的なハイライトは、宅配便の配達時間を自動でカレンダーに登録する新機能に携われたことです。カレンダーからお届け時間の変更をする導線もあって、とっても便利なので今でも使っています。
Yahoo!カレンダーは日本にローカライズされた機能がたくさんあって、実はコアなファンが沢山いるんです!天気を表示できるのと、スタンプのドラッグ&ドロップで予定を作れる機能がおすすめです⛄

— ヤフーで学んだことはどんなことでしたか?

ユーザーファーストの大切さを強く学びました。
ありがたいことにYahoo!カレンダーはファンの方々が口コミで周りの方に勧めてくださっていたりして。自分たちが創っているサービスを喜んで使って頂けているのを見ると本当に嬉しかったです。
あとは、同期の大切さを知りました。転職してからもよく話していますし、転職したモトヤフ同士で各分野の情報を交換したりしています。今後もこのご縁を大切にしていきたいです!
自分が辞めるときに「せっかくすごく面白い人々に出会えたのに、辞めたあと疎遠になってしまうのはもったいないなぁ」と思い、もっとモトヤフとイマヤフが気軽に繋がれるように、とヤフー公認のSlackをたちあげました。
こちらはなんと、現在は1,000人以上の方にご参加頂いて、モトヤフも参加して盛り上がっている同好会などもあるそうで、嬉しい限りです。

— 辞めたから分かるヤフーの良さとか、ヤフーのメンバーのよい意味での特徴ってありますか?

ものづくりが好きな人が集まって、ゆとりをもって自由に働ける環境があるのは、本当に幸せなことだなと、改めて感じます。ヤフーでは、みんな真面目に仕事をしているけれど、その他のことも自由に色々とやっている方が多かった印象です。
副業で作曲をしていたり、ネオンを曲げていたり、小説を出版していたり。そういった「その他のこと」が、どこかで繋がっていい仕事を生み出しているのかなと思います。

— ネクストキャリアを選んだ決め手は何ですか?

いつか海外で働いてみたいと思っていて、英語で働ける職場を探しました。また、将来自分でサービスを作るために、広告マネタイズについても一度学びたいという思いもありました。

図2

— 現在のGoogleでのお仕事は具体的にどんな内容でしょうか?

AdMobという、アプリ内に広告を表示するプロダクトのプロダクトテクニカルスペシャリストです。といってもさっぱり??だと思うのですが、日本マーケットでAdMobを使っていただいているお客様にコンサルティングをしています。具体的には、お客様のアプリに合う広告フォーマットをご提案したり、Firebaseを用いたデータ分析・活用のご提案や、UI/UXコンサルティングを提供しております。また、逆に日本のお客様のお声を元に、USにいるPMの方々と新機能や改善点についてディスカッションしています。

— お仕事は全部英語なんですか?

7割英語、3割日本語です。日本マーケットがメインなので、お客様と話すのは日本語なのですが、チームメイトは多国籍で各国に点在しているので、社内は基本すべて英語です。また、FirebaseまわりやUI/UXコンサルティングに関してはアジアパシフィック全域を対象としているので、他国のお客様と話すときは、私が英語で話して、それを現地の言葉に訳してもらっています。

— 今のお仕事の面白いところや素晴らしいところを教えて下さい。

自社のアプリを創り上げていくのではなく、お客様のアプリのサポートをさせていただくので、色々なジャンルの面白いアプリに出会うことが出来てとっても刺激的です。
正直、AdMobを担当するまでこんなにも広告マネタイズがアプリ市場において大きなものだとわかっていませんでした。個人デベロッパー様から、「広告マネタイズという手段があったからプライベートが大変なときも乗り切れました、ありがとうございます」というお手紙を頂いたときは本当に嬉しかったです。無料で見られるのが当たり前のTVがCM広告でなりたっているように、素敵なサービスが存続していくために、広告は一つの大きな手段なのだと思います。
今は広告、と聞くとネガティブなイメージもあるかと思いますが、もし、ユーザーがちょうど調べようとするような最適なタイミングで、興味のある理想的な広告が出せたら、ユーザーにとっても広告主にとってもアプリの開発者にとってもWin-Winのツールとなれると思うので「誰からも愛される広告」をこれからも目指して行きたいです。

— Yahoo!公式アナウンス部に所属されていたと伺ったのですが、公式アナウンス部とは…?

社内・社外向けのイベントでMC・レポーターなどを担当する有志の集団です。といっても、現役の声優・ナレーターである高橋正興さんが設立し部長を努め、他にも副業で声のお仕事で活躍する方々も多く、プロフェッショナルな部隊です。実際、ヤフー公式アナウンス部でのお仕事はヤフーからもお仕事として認識されており、ボランティアではなく、業務として行います。
私はApple主催のWWDCやGoogle I/Oという「海外のイベントをリアルタイムでみんなで見よう!」という企画の司会をオールナイトで務めたり、土日に開催されるヤフオクの社外向けイベントなどを担当させて頂いたのですが、ちゃんと振替休日もありました。笑

図3

— 部員は何人くらいなんですか? 練習とかもあるんですか?

メンバーは10人前後でした。週一でお昼に練習があります。初めて参加したとき、会議室の床で腹筋をするところから始まったので驚きました。笑
優しくもストイックな部長がメニューを考えてくださっているので、全くの初心者でも、練習を積んで大活躍していました。その他にも、外部講師を招いた特別練習があったり、MVPをとると外部の講座を受けさせて頂ける機会があったりして。私はナレーションの講座に通わせて頂いたのですが、プロに囲まれて学ぶ機会はとても貴重なものでした。学びの場も実践の場も沢山作ってくれたアナウンス部には本当に感謝しています。

— 一番思い出に残っている仕事はありますか?

YMという全社員大会の司会です。全社朝礼もそうなのですが、ヤフーは当時社員が7000人くらいいて、もちろん全員が同じ場に集まることはできないので、配信するのですが、社内イベントのクオリティがとても高いんです。3カメラ構成の上に、テレビ番組のように司会の名前をテロップで出してくださったり!
YMは年に一度の一番大きな社内イベントなので、舞台セットも格好良くて緊張しましたが、社長とお揃いのTシャツで同じ舞台に立つという貴重な経験をさせて頂きました!

※事務局 【追記】
ヤフー公式アナウンス部紹介記事

— 今、特に力を入れていることは何ですか?

歌やナレーションといった声の活動を広げていくことです。
コロナでイベントの数自体は減ってしまっているのですが、その分オンラインで、自宅で出来ることを模索しています。

※ 事務局【追記】
オリジナルミュージックビデオをYoutubeに公開していらっしゃいます!

— ご趣味は何ですか?

ものづくりとカフェ巡り + Google ローカルガイド です。
ハッカソンに出てサービスを考えたり、アクセサリー作りをしたり。ヤフーに在籍していた時は社内のレーザーカッターやUVプリンターを使わせて頂いて友達へのプレゼントをつくったりしていました。
カフェは、空間が大好きで。予定と予定の隙間時間に、出先でよさそうなカフェを探してまったりするのが好きでした☕
Google ローカルガイドというのは、Google Mapに写真やレビューを投稿したり、お店の営業時間を追加したりすると、ポイントがたまり、レベルアップするGoogle Mapの機能です。
ローカルガイドとして貢献していると、定期的にGoogleからメールが来るのですが、「投稿した写真が50万回閲覧されました」とか「世界中の人々が感謝しています」とか、とにかく褒め上手なので入社前からもう5年以上続けています。笑

— コロナで何か変わったことはありますか?

あります😭
人と会えなくなりました😭😭😭
人と会うのが大好きで、イベントを企画するのも大好きなんです。3ヶ月の新卒研修が終わったときにお疲れ会を開いたり、自分がヤフーを退職するときに一夜限りのスナックさとみを開催したり、ITボドゲイベント(※ボードゲーム好きなIT界隈な人でボードゲームを遊ぶ会)を主催したり、50人超えのイベントを人生で何度も企画していたのですが、ここ2年ほどコロナの影響でなかなか人と会えず、寂しい限りです。

ただ、その分インプットに使える時間が増えたので、今はものづくりを高めて楽しんで、落ち着いたら思う存分みんなに会いたいです。

図4

— ライフワークは何でしょうか?

世界に、人々に、ちょっとでもハッピーなことを増やすことです。

図5

— イマヤフやモトヤフに伝えたいメッセージをお願いします。

まだまだテクノロジーでできることも、遊べることも沢山あると思うので、またどこかでご一緒できたら嬉しいです!
これからもどうぞよろしくお願い致します(*´ω`*)

— 読者に伝えたいメッセージをお願いします。

もしここまで読んで下さった方がいたら、こんなに長いインタビューを読んで頂いてありがとうございます!
自分なりに考えて質問にお答えさせて頂きましたが、全然知らない世界やもっと学ばなければならないことも沢山あると思うので、もしよろしければご意見・ご感想など頂けたら嬉しいです🙇
MC・ナレーション・歌のご依頼もいつでもお待ちしております✨

— 飯島聡美さん、本日はありがとうございました!

ゲスト:飯島聡美さん
Twitter: @sattomi0427 
 HP: https://sattomi.com/

インタビューアー:川村 英樹

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