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モトヤフ遠藤禎士さんインタビュー

今回のモトヤフインタビュー第25回は、ヤフーでデータの知見と現場でエンジニア採用やグローバルエンジニア採用をしてきた経験を生かして採用部門とピープルアナリティクスの両方を促進され、現在はC Channel株式会社の取締役CTOとしてLemon Squareの事業とプロダクトを成長させるため邁進されている遠藤さんにインタビューさせていただきました。遠藤さんは関連会社のmysta株式会社の取締役にも就任されております。

-お名前をフルネームで教えてください。
遠藤禎士(えんどう ただし)です。

-お生まれはどちらですか、またどちらにお住まいですか。
千葉県生まれで、現在は浦安に住んでいます。

-これまでのプロフィールをご紹介ください。
2004年Canonのインターネットベンチャーに就職しOSSやミドルウェアを中心としたインターネット関連のエンジニアとして従事したのち、2012年ヤフーに入社しました。

広告、データ サイエンスの部門でエンジニア、エンジニアマネージャーとして同社のデータドリブンを牽引した後に、データの知見と現場でエンジニア採用やグローバルエンジニア採用をしてきた経験を生かして採用部門とピープルアナリティクスの両方を促進しました。ヤフーの在籍期間としては2012年2月〜2019年12月になります。

2020年1月よりフォースバレー・コンシェルジュに入社しグローバルエンジニアチームの立ち上げと新規事業に従事しました。そして2022年1月よりはC Channelに入社しLemon Squareというインフフルエンサーのためのプラットフォームの事業責任者と取締役CTOを兼任しています。また2022年7月よりC Channel株式会社と関連会社の株式会社Mystaの取締役に就任しています。

(事務局注)
フォースバレー・コンシェルジュ(株)
世界中の人材と企業を繋ぐ、国境を越えたグローバル採用支援事業を展開。自社開発のデータベースには136ヵ国、累計約30 万人の高度人材が登録し、日本の大手グローバル企業、IT企業を中心に約400 社との取引実績を保有。
C Channel(株)
メディア事業、eコマース事業、インフルエンサーマーケティング事業を行う企業。2015年4月1日創業。女性向けメディア「C CHANNEL(シーチャンネル)」「mama+(ママタス)」「mysta(マイスタ)」を運営。

-ヤフーに入ったきっかけは何でしたか? また入社された2012年頃のヤフーはどんな会社でしたか。
結婚して、会社が残業禁止していたので奥さんより早く家に帰って夕飯作って待っていたら、もっと仕事をしたら?と言われ、確かにそうだなと思い、リクルートに忙しいところに転職したいと伝えたらヤフージャパン(YDN)を紹介されました。笑

入社して感じたのは、第二の創業期だなあという印象でした。もちろん第一の創業期は全く知らないので、宮坂さん体制になって何かとてつもない大きな変化が起きつつある、その渦中にいて会社も自分も新しいことを始めようという感じでしたね。

-ヤフーでのお仕事はどんな内容でしたか?
YDN、D&S、PayPayに少し出向して最後は2018年4月に人事に行ってピープルアナリティクスを行っていました。
中長期的にグロースするビジネスというより、一気に大きくするビジネスにそれぞれ関わることができました。

-ピープルアナリティクスについてもう少し詳しく教えてください。
西海岸にも出張する機会があってアメリカのエンジニアとヤフーのエンジニアの比較をしたときに、ヤフーにはなんと3000人ものエンジニアがいて人数だったら決して負けていない。でも自分ができる3000人への影響力ということを考えたときに、エンジニアマネージャーとしてのポジションだけでは限界があるなと感じて、ヤフー全社員の情報の提供を依頼したのですが、その際に人事にくれば見ることはできるという話になり、思い切って人事への異動を希望しました。そのときのとても素晴らしい上司が齋藤由希子さんでした。
そこで取り組んだのが「ピープルアナリティクス」でした。

【事務局注】以下は「HRzine」から転載
ピープルアナリティクス=ビジネス上の意思決定や戦略に役立つ、実用的でインパクトのある洞察を生み出すために、従業員データを収集、分析、及び解釈するプロセス。

『遠藤氏がピープルアナリティクスに取り組むきっかけは、テラデータで現在社長兼CEOを務めるオリバー・ラッゼスバーガー氏との会話で、サビッジ氏とマニュエル氏の2人を紹介されたことにあったという。
 現在のヤフーのピープルアナリティクス環境は、マニュエル氏が紹介した7つの構成要素を網羅するものだ(図2)。遠藤氏は、10を超える人事関連システムのデータを集約し、分析に使うべきではないデータを完全に分離した後、分析に使うデータのクレンジングを行った。そして、匿名性を担保した上で100人を超える人事担当者がそのデータを使える環境を整備した。他に同社のマネージャー以上であれば全員がアクセスできるダッシュボードも用意し、「こんなデータが見たい」「こんな切り口でデータを見たい」などのマネージャーからの要望に人事担当者が応える仕組みも整えた。』

-ヤフーで学んだことはどんなことでしたか?
たくさんあります。特に急成長とか爆速立ち上げ系の経験は今でも財産です。

-辞めたから分かるヤフーの良さというものはありますか?
その道のプロがたくさんいて、社内SNSで問い合わせるととんでもないコメントを得られることです。この文化はヤフーメッセンジャーの時代から築き上げてきた文化で真似できないと思います。小さな会社だとそもそもプロがいないですし、大きな会社だと広範囲に問い合わせると白い目で見られます。もっと残念なパターンは広範囲に情報発信すると必要ないから送るなとか、部署を超えて送ってはならないなんてこともあるそうです。

-ネクストキャリアを選んだ決め手は何ですか?
0→1の仕事がしたく、どうしてもヤフー社内だと売上規模的に無理だと感じました。今の上司でもある森川さんもソニーでは1000億からと言われてご自身でやる道を選んだと伺っています。

-現在のお仕事は具体的にどんな内容でしょうか? また現在の仕事の面白いところや素晴らしいところを教えて下さい。
C Channel株式会社という会社で取締役CTOをしております。内容はインフルエンサーマーケティングの事業責任としてトップラインの責任とプロダクトオーナーをしており、元LINE CEOの森川さんが直上司で仕事をしています。また、SBの出資もあるので榛葉さんからフィードバックをいただく機会もあります。ヤフーにいた時より緊張感を持って仕事をしています。まだまだ結果は出てないですがアンコンフォータブルなことをやっており日々成長実感しています。

-今、特に力を入れていることは何ですか?
ビジネスオーナーとして、マーケティング力を強化中です。ソーシャルセリンなどと言われるSNSをフル活用したマーケティングです。

-ご家族以外で尊敬している方がおられたら教えて下さい。
トーマスエジソンです。発明家として有名ですが、実際はエンジニとしてだけでなくビジネスに長けた起業家で自分も技術を使って世の中を変えたい、インターネットをもっと良くしたいと思っているので。
あとは森川代表です。ある意味日本のトーマスエジソンのような方です。技術的な説明が一歳必要なく、むしろアドバイスを得ることがあります。先日は競合の特許絡みの相談をしたところ一瞬で解決しました。そしてとんでもない世界の人との人脈があり、営業もどんどんご自身でしています。本当に世の中を変えたいと本気で思っていて、本気度が伝わってきます。

-ご趣味は何ですか?
ランニングです。どちらかというと仕事人間なんですが、心と体の健康を維持するために走っています。

-コロナで変わったことはありますか?
オフショア開発含めて世界中の人たちと仕事がしやすくなりました。新興国のネットワークが強化されてなんの不自由なく仕事ができます。誰がどこで働いているのか、どの国の人だったかたまに忘れるくらいです。

-ライフワークは何でしょうか?
限界まで仕事をしていたいです。つまり限界まで夢を追い続けたいです。そう思える仕事がしたいです。

-これからチャレンジしたいことは何ですか?
今までは日本で最高のCTOを目指していましたが今は技術がわかる経営者を目指しています。そのためには目の前のビジネスにチャレンジして成功させたいと思います。

-イマヤフに伝えたいメッセージをお願いします。
Zホールディングスのネットワークを活用して全社員がチャレンジできるといいですね。外にでてもZホールディングかビジョンファンドに関連している企業だらけです。実際、自分も遠い親戚のような会社で働いています。ヤフーに在籍しながらにしてこういったネットワークを活用できるといいと思いますし、そういうチャンスを掴めるように日々をお過ごしいただければと思います。ぜひC Channelで副業お願いします!

-モトヤフに伝えたいメッセージをお願いします。
ぜひ、ビジネスの意見交換させて欲しいです!

-読者に伝えたいメッセージをお願いします。
ヤフーは出戻りにも寛大な会社です。興味がある方はぜひ話を聞いてみてください。

-遠藤さん 本日は、本日はインタビューご協力ありがとうございました!

インタビュアー:川村英樹、佐藤祐治


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