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モトヤフ佐竹さんインタビュー

今回は、ヤフーから出向の形で北海道美瑛町に5年間勤務され、美瑛町の町おこしなどにご活躍後に、現在は紀尾井町戦略研究所(KSI)に所属されながら、美瑛町に引き続きとどまり、地方DX、DMOや地域商社の支援などを行っておられる佐竹さんにインタビューをさせて頂きました。

事務局:お名前をフルネームで教えてください。
佐竹さん:佐竹 正範(さたけ まさのり)と言います。

事務局:現在はどちらにお住まいですか。
佐竹さん:北海道美瑛町に在住しております。

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事務局:これまでのプロフィールをご紹介ください。
佐竹さん:大学時代に阪神淡路大震災で学生ボランティアに没頭していた際にPRを勉強したいとの思いが大きくなり、大学卒業後に上京してPR会社に就職。そのPR会社から、日本コカ・コーラに出向して長野オリンピック聖火リレーのPR担当したり、コンパックに出向して広報担当するなどしました。
その後、ヤフーに入社し2020年まで勤めますが、後ほど触れますように後半の5年間は北海道の美瑛町に出向し、町作りに取り組みました。この3月にその出向契約が終了しましたが、引き続き美瑛町に残りKSIのコンサルタントとして美瑛町をはじめ全国の自治体の町おこしやDXに係わっていこうとしています。

事務局:ヤフーにはどの期間在籍しておられましたか?
佐竹さん:2000年5月〜2020年6月の20年間です。

事務局:ヤフーに入ったきっかけは何でしたか?
佐竹さん:広報を探している。と、当時の知り合いから話があって、当時まだまだ一般的ではなかったインターネットの可能性については確信していたので、決断しました。

事務局:ヤフーでのお仕事はどんな内容でしたか?
佐竹さん:一番長かったのは、社会貢献活動を軸にしたブランドマーケティングの活動ですね。ヤフーに社長室広報担当として2000年5月にJOINして、広報、宣伝、マーケティング、社会貢献などを担当し、東日本大震災以降は復興支援活動とCSRなどをやっていました。復興支援の活動をベースにITで地域活性化ということで、ご当地eコマースのプロジェクトを担当し、全国自治体に働きかけを行っていました。その後美瑛町に出向することになります。

事務局:美瑛町でお仕事をされることになったきっかけを教えて下さい。
佐竹さん:2015年ころから地方創生という言葉が出てきて、ヤフーを活用した地方創生プロジェクトを立ち上げたり、内閣府と連携しながらふるさと名品オブ・ザ・イヤーを立ち上げてたりしましたが、そんな折に人事担当執行役員の本間さんから、突然呼び出しがあり「お前ちょっと、美瑛町へ行かない?」って打診されました。
最初に「片道切符ですか?」と質問したら、「往復きっぷだ。」と言われたことで是非チャレンジしてみたいと思い、その後ヤフーからの出向に際しての条件も美瑛町が飲んでくれて2016年に正式に出向が実現しました。長期の自治体への出向としては初めてだったと思います。出向してからは、主に地域DMO(Destination Management/ Marketing Organization:観光によるまちづくりをやる組織)の立ち上げをやりました。

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事務局:美瑛町はどんなところなんでしょうか。
佐竹さん:美瑛町は富良野と旭川の中間にある場所です。富良野は観光名所として名前もよく知られていますが、ラベンダーで有名な北海道の景色の中心地は、実は美瑛町なんです。Macの壁紙に採用された「白金青い池」も、美瑛町にあります。7月からの夏場に約200万人くらいの観光客が美瑛町を訪れますし、その時期はとても町が賑わいます。
美瑛町の人口は1万人ほどで、基幹産業は農業です。麦・豆・ビート・トウモロコシ・こめ・たまねぎなど各種の野菜が豊富に育ちますし、機械化農業で大量の農産物を育て都市圏に出荷しています。一戸あたりの農地面積はおおよそ30丁で東京ドームの8個分ほどの広さとなります。また法人化しているところは100丁の農地を持っているところがあるほどです。

事務局:ヤフーで学んだことはどんなことでしたか?
佐竹さん:たくさんありすぎます。全てを学んだと言っても良いですね。特にプラットフォーマーとしての姿勢やコンセンサスの取り方も学びました。

事務局:辞めたから分かるヤフーの良さというものはありますか?
佐竹さん:こちらもたくさんありすぎますが、特にヤフーというブランド(信頼)とデータを基に、沢山の可能性があることでしょうかね。ヤフーはユーザーに忠実で常にユーザファーストだと思います。

事務局:現在お勤めの会社名と肩書きを教えてください?
佐竹さん:昨年4月からKSIの上席コンサルタントを務めております。引き続き1年間の美瑛町出向を経て、現在は自分の拠点を美瑛町におきつつ、時折、東京でも仕事しております。

事務局:現在のお仕事は具体的にどんな内容でしょうか?
佐竹さん:この4月からのKSIでの具体的な仕事としては、VCをクライアントにVC出資先などのリスクコンサルタントをはじめ、地方DX、DMOや地域商社の支援などを行っています。

事務局:ネクストキャリアを選んだ決め手は何ですか?
佐竹さん:流れでですね。美瑛町から1年間の出向延長を打診された際に、KSI社長の別所さんが拾ってくれました。往復きっぷだと聞いていたのですが、片道切符に自分からした感じですね。^^

事務局:現在の仕事の面白いところや素晴らしいところを教えて下さい。
佐竹さん:今も引き続きまちづくりに携われていることですね。

事務局:今、特に力を入れていることは何ですか?
佐竹さん:地域活性化の事例づくり、美瑛での基盤づくり、北海道の観光DX です。これはある意味で自分のライフワークでもあり、趣味の一部といっても良いくらいです。^^;

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事務局:ご家族以外で尊敬している方がおられたら教えて下さい。
佐竹さん:たくさんいすぎて困りますが、例えば高校1年生のときの担任の先生、坂本龍馬、孫正義さん、井上雅博さん、宮坂学さんなどです。

事務局:ご趣味は何ですか?
佐竹さん:30歳から始めたサーフィンがありますが、まちづくりもある意味で趣味の一部だと思っています。ところで美瑛町には近くに海はありませんので、東京に戻ったときに湘南などに行ってサーフィンをしています。

事務局:コロナで変わったことはありますか?
佐竹さん:少なからず美瑛町にとって農業や観光などの面で影響が出ているのは事実ですが、デメリットばかりではなく、今はコロナによって地方の価値が改めて見直される機会を得て逆にチャンス到来だと思ってもいます。

事務局:ライフワークは何でしょうか?
佐竹さん:仕事の面白さ・力を入れていること・趣味のところでも共通して申し上げましたが、「まちづくり」、「地域活性化」ですね。

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事務局:これからチャレンジしたいことは何ですか?
佐竹さん:既に東京と美瑛での拠点生活ではありますが、更に発展して多拠点生活、東京と美瑛に加えて海の近くでの生活もチャレンジしてみたいと思ってます。日本に限らず海外もありかと思っています。

事務局:ありがとうございました。最後にイマヤフ・モトヤフ・読者に伝えたいメッセージをお願いしたいのですが、まずイマヤフに一言お願いいたします。
佐竹さん:「ヤフーを愛してください!」

事務局:次にモトヤフに伝えたいメッセージもお願いします。
佐竹さん:「ヤフーを愛し続けましょう!」自分も今は愛し続ける側になりました。

事務局:では、一般の読者の方々にも伝えたいメッセージがありましたらお願いします。
佐竹さん:KSIで地域活性化のサポートします。ちょっと高いですが。^^

事務局:佐竹さん、ありがとうございました。

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