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ペルソナとわたし(YS)

ペルソナ:笑顔

「いつも、笑顔だよね」
「あなたがいると、場が明るくなるよ」

私は、ワクワク、楽しいことが大好きだし、
自分自身も周りも、明るく笑顔が溢れる状態になることを常に望んでいる。
(ストレングスファインダーNo1は「ポジティブ」)

そういう言葉をかけて貰うと、とても嬉しいのだが
本当の私は果たしてそうなのだろうか。

メンタルモデルを学ぶ中で
「人間には必ず痛みがある」と言われた時に
「痛み?」と思った自分に愕然とした。

「痛み」が存在しないのではなく、「痛み」を感じられていない。
そこまで、不感症なのかと。

思い返してみると、私は笑顔でいれない時、強制的にシャットダウンする。
必要最低限の仕事だけをこなし、SNSも一切遮断し、人とも会わず
外出もせず、エネルギーが戻るのをじっと待つ。
それが、何日も、酷いと何か月も続くときがある。

その期間は、人との接触を断つため、
周りからは「いつも元気だね!」と言われる。

周囲からの評価や嫌われることに過剰に反応した「ペルソナ」
もしかしたら、それが「笑顔のわたし」なのかもしれない。

「あるがまま」への渇望

私の母は優秀だ。
学歴もあり、現在70代だがずっと仕事を続け、リーダーシップもある。
父もそれを感じていたからなのか、私の教育は全て母に委ねた。

先日、母と会話していて、
「”この子は出来る子(優秀)ではない”とずっと感じていた」と。

私は、高校も、会社でも、底辺の自覚を常に感じていた。
「運が良く入れた」「実力以上の場所に来てしまった」という実感が常にあった。周囲の”優秀さ”を目の当たりにし、学歴に恐れおののき、
「自分は出来ない」「ダメな人間なんだ」という想いが強化されていった。

一つのモノサシで計る「評価」を過剰に恐れていた。

30代になり結婚し、子供を望んだ。
数年経っても授からず、不妊治療を開始した。
タイミング→人工授精→体外授精とステップを重ねる中で
高額な治療費が一瞬で消え、毎月、毎月、落胆の連続だった。

ホルモンをコントロールするため毎日注射を打ち、薬を飲む。
ホルモンバランスが崩れ眠れない日々が続き、流産も経験した。

生物として子孫を残せないダメな人間だという想い。
両親に孫を抱かせることが出来ない自分を卑下し、
自己肯定感がどんどん低くなっていった。

自分の存在意義を証明しようと
学歴、就職先、ブランド品、港区女子のようなオシャレだと思われる流行を必死に追い求めた。

自分に自信がないため、
人の言葉を借り、本の内容や検索結果を切り張りし、
それらしく振る舞い、笑顔で愛嬌をふりまく毎日を過ごした。

そうしていくうちに、自分自身を表現することが怖くなり、
「いのち(魂・真我)」がどんどん衰弱していった。

結局、私は母から「認められたかった」のだ。

必死に求めた、学歴だったり、就職先だったり、ブランド品だったりではなく、本当はホリスティック(全体性)な「あるがままのわたし」を認めて欲しかったのだと思う。

還源への想い

今の私はどうだろうか。

10年前の青年海外協力隊での経験を契機に、「WaLaの哲学」などの活動や、出会った人とのご縁を通じ、少しづつ「いのち」に向き合い大切に出来てきている実感がある。

何かを付け足すことで自分を満たすのではなく、
一つひとつ剥がしていき、解く作業を通じて、今の私はある。

そんな私だからこそ、出来ることがきっとあるはずだ。

きっかけはいろいろあると思うが、
私のように、社会性に同調する中で「いのち」が衰弱し、精神的な空虚さを感じている人たちに、凸凹でも良いから、その人が持つ「いのち」が息吹き、全力で表現でき、共鳴するそんな世界を作りたいと心から思う。

【和顔愛語】 持って生まれたこの「笑い顔」を、仮面(ペルソナ)ではなく、心からのエネルギーをのせて活かし、目の前の人が元気(元の気=還源)になるサポートをしたい!

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<おまけ> 7月7日BACの流れから:最近ささった漫画の言葉

◆呪術廻戦(五条悟)
「君は自他を過小評価した材料でしか組立が出来ない。少し未来の強くなった自分を、想像できない。」
「本気でやれ!もっと欲張れ!」

私は、自分自身と世界を信じることが出来ず、過小に評価している。
自分を欠陥がある人間だと思い、世間は厳しいものだと思い、やりもせず出来ないと思っている。

本当は、もっと「自由」で良いのかもしれない。

「やるべきだからやるのではなく、やりたいからやる!」
自分の胸の高鳴りを信じて行動し、ありたい未来を想像し、どう思われようと「それがどうした?」と言える自分でありたい。

そして、自分を鼓舞する。「本気でやれ!もっと欲張れ!」

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