『ペコリーヌの本心・・・?』を読んで
先日Twitterにて拝見した記事に関して、『ペコリーヌDISだと感じた方は返信欄やツイッターにていつでもどうぞ(記事より原文引用)』との事だったので、DISというか彼女のことを誤解していると感じたので筆を取ります。
とても長くなる上に過分にネタバレを含みますので閲覧にはご注意下さい
1、アストルムの世界への未練
こちらのシーンではよそよそしくなったと感じたとの事ですが、現在のペコリーヌでこの反応はごく自然なものと捉える事ができます。
例えば、この記事を読んでいるあなたが、「今の世界はみんなが夢を見ている世界で本当はゲームに囚われている」と言われたらどうでしょうか?
コッコロは実体験としてラビリスタと現実世界で会っている経験があるので、主人公一行の中では認識が多少変わりますが、他のメンバーはまだ「本当の自分」に関する記憶が無い状態です。「元々の自分は何者であったのか」を取り戻すまでは、現実世界に帰る事よりは『騎士君を狙うエリスと決着をつける』事が主目的であるために今回の様な反応は自然なものであると考えられます。
また、続く文にある
「騎士クンが現実世界の住人である事、元の世界に自分がいなかった事を悟ると」
という表現はペコリーヌが現実に存在しない様に捉えられてしまう事もまた誤解を生みやすいと考えます。
画像は☆6ペコリーヌの絆ストーリーでのスチルです。各キャラに挟まる現実世界での騎士クンとの思い出は、アメス様が各ヒロインがアストルムから現実に戻ったときに、自分が何者であるか混乱しないための下準備として、夢という形で記憶に戻しています。
ちゃんと現実世界にペコリーヌは存在するし、騎士クンとの思い出もある。ただ、現実世界の騎士クンの近しい場所に自分がいない事に対して落胆をしているので、ああいう表現をするのは余計な衝突を生んでしまうのでは無いでしょうか。
2、騎士クンの《オーバーロード》の力について
これはこのシーンだけを見たら、そう捉えられる事もあるかもしれません。しかし、今回の場合はペコリーヌの前提知識として《オーバーロード》の力は騎士クンの存在を消してしまう可能性があるとアメスから告げられている事を忘れてはいけません。
イベントストーリー前半4話『歪み、歪んで』より
『Re:member』前半でのこのやり取りをしたペコリーヌからすれば、《オーバーロード》のために力を使う騎士クンを止めないわけがないし解決策として「今じゃない」、「ちゃんと受け入れられる様になるまで一緒に強くなりたい」と説得するのは筋が通っています。仮に今使って勝ったとしても騎士クンが消えてしまうかもしれないリスクを受け入れる事はできないでしょう。当該記事の著者はこれがダブルヒロインの片方であるユイだったらきっとこうだという話をされていましたが、
画像ははてなブログcrith999様『ユイの願いの内容とは?』より
この様に騎士クンと共にありたい彼女がペコリーヌとおなじ状況で、騎士クンがいなくなってしまうかもしれないという恐怖に打ち克ち当該記事の著書がこうあってほしい彼女となるのかは誰にもわからないが、考え直す様には言うのではないかなと私は考えます。ペコリーヌもユイも同じように騎士クンが大切だと思いますので。
長々と話しましたが、誤解をしていると思ったのは大きくこの二つです。
シズルに対してよそよそしい態度と言われてもデート(気晴らし)中に騎士クンを連れて行ってしまいそうな人には誰でもそうなってしまうのでは無いかとか、労うのは『事が終わった人に対して』とか細かいところはさて置き、各ヒロインに対しての感想はあくまで当該記事の著者が感じた事なのでそれをどうこういう気はありません。
最後まで目を通していただきありがとうございました。