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【HOU】Maton・Diazを獲得

皆様お疲れ様です。
激動のTDLが終わり、各チームプレーオフ・再建に向けて動きを見せました。アストロズも重ねてトレードを行い、期限直前に滑り込む形で成立させました。弱点であったブルペンを更に補強しており、今年に賭ける姿勢が感じられます。

・トレード内容

アストロズ
Myles Straw

インディアンス
Phil Maton
Yainer Diaz

アストロズはセンターを守っていたStrawを放出し、リリーフのMatonとA所属の捕手プロスペクトDiazを獲得しました。
アストロズはレギュラーを放出しましたが、売り手に回ったわけではなくロスター整理の一環でしょう。
Strawは守備とずば抜けた俊足が持ち味の選手なので、この放出は少々意外でした。プレーオフで強力な代走は例年重宝されており、仮にレギュラーから外れても貢献が可能です。
インディアンスでのフィットは十分でしょう。Strawは調停前で安く、外野全ポジションを守れます。Toroのトレードと近い印象を受けますね。

対価としてMatonを獲得しました。球速こそ物足りないですが、アストロズが好むハイスピンのボールを操る投手です。今年も防御率こそ4.57と目立つものではありませんが、三振も多く内容は上々です。クローザーのPresslyも同様のスカウティングから獲得し成績を良化させているので、彼への期待も高まります。現在調停一年目ということもあり、年俸面・編成面からのフィット感も素晴らしいです。勝ちパターンはこれまでのトレードで固まりそうですので、彼はビハインドや浅い回でフレキシブルに起用されるでしょう。

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彼に加えプロスペクトの補充も行いました。Diazは現在A所属のヒットツールと肩に優れた捕手プロスペクトです。1年マイナーが無くなった影響でまだロークラスにいますが、順調に打撃が通用しているのでもう少し上に配属してもよさそうです。守備面がどこまで伸びるかにかかっているかと思います。打撃を活かしてコーナーの内野としても起用されていく可能性もありそうですね。


・アストロズのセンター問題

アストロズは現在レギュラーのStrawを放出したことで、誰を起用するかの判断を迫られています。GMによると現在4番手外野手のChas McCormickがその座を掴みそうです。昨年のポストシーズンで初昇格をした選手ですが、今期は開幕から順調に成績を残しています。センター守備も平均的には守れ、まだ良化する余地もありそうです。
またMcCormickが担っていた控えの座にJake Meyersを昇格させました。元々守備先行のプロスペクトで目立つ存在ではありませんでしたが、今年は打撃が大きく開花しました。AAAで今期OPS1を超える大活躍、盗塁も二桁マークしており変わらずファインプレーも見せています。Straw放出に至ったのはMcCormickとMeyersに機会を与えたかった事もあるとGMが語っており、彼にも十分なチャンスが巡ってくるでしょう。

・総括

今回のTDLでアストロズの唯一の弱点であったブルペンが強化されました。
プレーオフに向けた駒も揃っており、大幅強化されたライバルたちと熱戦を繰り広げるのが今から楽しみです。
今回のセンター同様に若手にも多く機会を与えながらチームも上向いており、今後またチーム力が上がっていく兆しも感じます。
近年になく多くの選手が動いたTDL、プレーオフやストーブリーグに与える影響がどうなるかも今から楽しみですね。

Photo By
Houston Astros

https://twitter.com/astros/status/1421206190332145669?s=20


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