見出し画像

【HOU】Carlos Correaが移籍、新たな時代へ

ご無沙汰しております。
ロックアウトという例年とは異なるイベントを挟んだオフシーズン、全体一位としてチームを支えてきたスターが移籍となりました。
契約等の詳細は移籍先であるMIN担当の方が触れると思いますので、彼のキャリアと共に今後のチーム展望を見ていきましょう。

・彼のキャリア

通算7年
752試合 .277 .356 .837 fWAR25.1
新人王(2015) プラチナグラブ(2021)

高卒ショートとして全体一位指名を受け、20歳の若さでMLBのレギュラーに定着し新人王を獲得。現在のWander FrancoがINFA出身という違いはありながらも近いコースを歩んでおり、当時のCorreaの騒がれ方も想像して頂けるのではないでしょうか。
守備能力も年々成長し、最終年となる昨期はMLBでナンバーワンの守備選手に贈られるプラチナグラブも獲得しました。ショートシーズンであった2020年からバウンスバックも果たし、満を持して市場への殴り込みとなりました。

・次のレギュラー候補

内野手は今オフNiko GoodrumをFAで獲得しました。ショート以外にもほぼすべてのポジションを守ることができ、ロスターの柔軟性は増したと言えます。しかしレギュラーで起用するには心許ない成績です。
現在もTrevor Storyの候補球団として名前が出ており、金銭的余裕もあるため可能性はあるでしょう。

現在の本命プランは、プロスペクトのJeremy Penaをレギュラー起用することになります。リーグで名の知れたプロスペクトではありませんが、近年評価を上げている選手です。18年ドラフト3巡目で指名された走守が売りの選手であり、19年から打撃力が伸び始めました。昨期はMLBに到達すると見込まれていましたが、春先に手首を骨折し長期離脱となってしまいます。
秋にAAAで復帰すると30試合で10本のホームランを放つ絶好調でシーズンを終了します。最終的なOPSは.944で、守備型選手として十分期待できるものとなりました。
少ないサンプルのため対外的な評価は伸びきっていませんが、年齢も24歳でレギュラー起用を試みるいいタイミングです。

・総括

Correaがファンに見せてくれた夢はかけがいのないもので、個人的にはいくら感謝しても足りません。物議を醸す言動も多く、他球団のファンが好まない部分が存在することも事実です。
しかしリーダーシップがあり、チーム内での人望は素晴らしい選手です。彼がMINをプレーオフに導き、今後も素晴らしいキャリアを送ることを願っています。

Photo By
Houston Astros

https://twitter.com/astros/status/210908574203904001?s=20&t=OEh_mfzPBo7fzRdSjkvQSw

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?