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2023年7月7日 逢引の掟

逢引の掟@西早稲田ホワイトルーム(Gallery&Space White Room)

出演:柴田ぼんくら(激突)、ミカミ
ゲスト:新道竜巳(馬鹿よ貴方は)

【感想】
ミカミ面白い!!!となってからこのライブにはずっと行ってみたくて、なぜなら出演組数が3組と少なく公演時間が1時間と短く、私にとってベストな構成だからです。人が大量に出てきてだらだら長いライブ苦手なんですよね。ではなぜ前回まで行っていなかったかというと、激突の漫才が暴力的で怖いからです。今回は直前にミカミについて書かれた新道さんのコラムがアップされていてこのタイミングでこの組み合わせはかなり見ておきたいと思ったため、暴力表現を我慢してでも頑張って見ようという気持ちになりました。

結果的に激突の北川さんが発熱で当日に出演キャンセルになったので激突の暴力漫才を見ずに済みました。暴力全てが無理という訳ではなくて流れによっては笑う暴力もありはするんですけど運悪く怪我して障害とか残っちゃったらどうするんだろうという心配はずっとある。

あと会場の西早稲田ホワイトルームってとこも怖くて、まずGoogleマップで出てきません。GoogleマップにはGallery&Space White Roomという少し違う名前で登録されていることが分かったのでもし今後こちらの会場に行かれる方がいれば活用して下さい。そしてまさかの地下3階。大型商業施設とかではない雑居ビルで地下3階って存在するんだ。入り口が難しいからと動画を上げてくれているんですがこのガラス戸に鍵がかかってる場合どうしたら良いんだよとオロオロしてしまいました(早く着きすぎたから閉まっていただけで時間になったらドアに石をかましてオートロックが閉まらないようにしてくれていて入れた)。

内容はとてもとてもとても良かったです!!!!
まずこの日新道さんはダブルブッキングしてしまっていて、主催の「新道竜巳の女芸人フェス」を途中抜けしてこのライブに来たそうです。途中まで新道さんがMCをしていたのにお客さんに何の説明もしないでテラシマニアックさんにバトンタッチして出てきたから見てる人意味分かんないだろうな〜と言っていて、意味分かんないことの想像はつくのに説明はしないの変でした。

新道さんがミカミについて書いたサイゾーの記事を「当然読んでない、読むわけない」というごきぶりさん。読まない理由として「自分が魚だとしたら記事は切り身だから魚が自分の切り身を見るわけないだろ」と言っていてふぇ〜〜と思っていたところ、新道さんが「これはごきぶりのナルシストな一面が出ていて、格好良い言い回しをしようとしたけど語彙力がなさすぎてただ意味不明になった状態」だと説明してくれてふぉ〜〜と思い、さらに魔人さんが「つまり誰から何を言われようとも自分がやることは変わらないってことでしょ」と纏めてくれてなるほど、と思いました。
(家に帰ってからごきぶりさんのツイッターを遡って見ていたら今年の3月頃にミカミを褒めているお客さんのツイートのスクショを貼っていてめっちゃ周りの意見気にしてるやんとは思った)


新道さんはごきぶりさんに主催ライブのスタッフをしてもらうことがあるそうで、一度頼もうとしたら、ミカミで大阪のライブに出るために3日間遠征するなかびだったにも関わらずわざわざ一旦東京に帰ってきて手伝おうとしたらしい。新道さんが交通費が無駄だろと言うと「交通費なんてバイトで稼げば良いんすよ!」と言われたそう。これ、ボケとかじゃなくて本気で言ってるのがピュアすぎて凄い。彼はこの行動原理に基づいて生きているということが分かると、様々な奇行や変人エピソードも見方が変わってきますね。彼の中の誠意を貫いていたんだ。

新道さんはごきぶりさんに主催ライブのスタッフをすっぽかされたことがあるけどそれでもまだごきぶりさんを人間扱いし続けたいと言い、魔人さんはこいつを人間だと思わない方が良いと言い、ごきぶりさんは俺は人間じゃない、芸人だ!!!と的外れなことを言っていた。

トークが40分くらい続いたあたりで柴田さんがそわそわし始めて、聞くと、1時間のネタライブと告知しているのにこのままだとネタが出来ずに終わってしまうことを心配していた。結果、ネタやらずに終わった。私はとにかくライブを成立させることが最優先になっているお笑いライブが苦手で、そうでは無いライブを見るためにこんなところまで来ているんだからネタ無しのほうが面白くて満足度高くなるならそれで全然良いけど、と思った。

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