2023年2月12日　マイルド軍団コマド寄席

マイルド軍団コマド寄席@cafe COMADO

【OPMC】三浦マイルド、なにわプラッチック
【ネタ】
ズンズンポイポイ：漫才：リンチを止める
シーチキン佐野：フリップ：ド地下芸人あるある
まじん：漫才：賞味期限切れ
ハギノリザードマン：日常モノマネ
なにわプラッチック：漫才：足が速い
三浦マイルド：漫談
【大喜利〜ED】全員

【感想】
前にゴールデン街で飲んでいた時にたまたまいらっしゃったcafe COMADOの店長さんとお話させて頂いたことがあって、ずっと行ってみたいと思っていたお店だったので遂に行けて良かったです。普通のカフェでお笑いやるのかなって思ってたら仮設の舞台と袖が作られて配信機材も天井から吊ってあって、普通のカフェでいかにしっかりとライブを楽しんで貰うかという最大限の試行錯誤の跡が見られて演芸への心遣いが凄く感じられる会場でした。

マイルドさん主催ライブは大好きで通っていた時期もありましたが軍団ライブに思うところがあり最近は足が遠のいていたのでかなり久しぶりでした。今回は思うところの要因である二つの要素が共に排除された環境だったので純粋に楽しめて良かったです。

マイルドさんの漫談にはいくつかの話題があり、その中でも特に兼近さんのとこでめちゃくちゃ笑いました。最高。これこれ。大好き。私はマイルドさんの支持している政治思想とは相容れないしツイッターでエセ科学を撒き散らしていた時は本当に許せなくて直接注意したりもしたけれど、それでも彼の舞台上での表現は本当に面白くて信頼しているっていうのを、お笑い大して興味ないくせにお笑いに対してポリコレ棒ぶん回してる人たちに言いたい。

まじんは最近ちょくちょく見る機会があって漫才がどれも癖になる面白さで凄いと思っている。囲碁将棋の漫才を見た時の感動と似ている。そこまで年次の離れていない売れ切っていない芸人さんで例えるのって失礼かもしれないけど私は囲碁将棋の漫才を本当に凄いと思っているから許してほしい。特にがはくさんのツッコミにめちゃくちゃ根建さんを感じますね。私が狭く深くタイプで偏ったライブしか見てなかったせいか去年びーちぶで初めて彼らを見るまでまじん面白いって声を一度も聞いたことがなくて、もちろんSMA界隈では言われていたんだろうけど、一応同じ東京若手お笑いは見ていたはずなのに不思議だなと思うし出会えて良かった！

ズンポイのネタでどう考えても成立してなくない？って部分があって自分の受け取り方が合っているかどうか終わってからご本人に尋ねたら、解釈合ってるしネタ見せで作家さん全員からも同じ指摘を受けたって言ってて、そこを直さずにやり続ける頑固さがズンポイなんだな、、と。コンビって二人がお互いにバランスを取ったり補完し合ったりするイメージだけど、ズンポイに限っては大人が二人もいるのにどうしてそんな結論に至るんだよ😅ってことが往々にしてある。しかもどちらかが妥協してのそれではなく意気投合してのそれでありそうなところがかなり変なんだよな。でもそこが彼らの無二の魅力に繋がっていて、その変さに毒人間・あだちのみなさんが惹かれているんだというのもだんだん分かってきた。

手前左からまじん大二郎、ズンズンポイポイたろう、三浦マイルド、奥左からハギノリザードマン、まじんがはく

【余談】

フライヤー

老人ホームの営業のフライヤー

同日19時半開演の「老人ホームの営業」もめちゃくちゃ面白そうでハシゴしようか迷っていたんですが新宿から練馬への移動時間を考えるとどうしても10分早めに抜けるか遅れて入るかしないといけなくて、どちらを選んでもちゃんと最初から最後まで見たかったというがっかり感がつきまとってしまうなと思い、老人ホームの営業は諦めて事前にチケットをキャンセルしていました。結果的に19時終演予定とTIGETに記載があったコマド寄席が実際に終わったのが19時半だったので、正しい判断となりました。一方で、他のお客さんで19時20分頃に抜けて行かれたかたが2組いらっしゃいました。20時からルミネで同じ匂いという金属バットのユニットライブがあったのでおそらくそれに行かれたのかなと予想します。
主催専門ではなく芸人がお笑い活動をする中で主催もやっているという場面で、お客さんの感覚とのちょっとしたすれ違いみたいなものを見かけることがよくあって。予算もマンパワーも限られた中でどうしても行き届かない部分が出てくるのってしょうがなくはあるんだろうけど、それによって本業の芸の評価にまで影響する可能性があると思うと複雑な気持ちになりますね。