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映画コラム-STAR WARS 「フォースの覚醒」

*この記事は公開された時点での内容になります。

サイト移行の為の措置なので、そこをご理解して頂ければ幸いです。

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【前置き】

この記事はDVD Blu-ray発売と共に書いていたのですが、多少忙しさの為、文章のまとめ方等もあり、更新アップが出来ませんでした。😅


なので
今更ながら、「フォースの覚醒」について
アタクシのオタクぶり戯れ事を書きます♪❤

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「STAR WARS -7-A force awakens」
(2015)
邦題「フォースの覚醒」
製作:Disney.ルーカスフィルム
監督:J・J・エイブラムス
出演:
ハリソン・フォード
マーク・ハミル
キャリー・フィッシャー
アダム・ドライバー
デイジー・リドリー
ジョン・ボイエガ

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まず、「駄作」説ですが、おそらくリアルタイムからのファンである私個人的には
全く意味が違います。

「駄作」どころか、これは「新たなる希望2」と言っても良いかも知れません。


ルーク・スカイウォーカーのジェダイとしてのダースベイダーとの確執等が終焉を迎え、平和が続く中 やはり現れる「ダークサイド」に魅了される者。


それが、何でもなく血筋のカイロ・レン。


母はレイア姫、叔父は神話のヒーロー、
ルーク・スカイウォーカー、そして父親に
ハン・ソロ。
祖父にダースベイダーこと、アナキン・スカイウォーカー。

要するに、王子様ですのよ。カイロ・レンと言う奴はね。

ただ、映画を観ているとカイロ・レンは
自分の父親に対して呼び捨てで
「ハン・ソロ」と言います。
「お前の息子はもう、死んだんだ」と
セリフ。

かなり、父親に対しての見下した言い方ですが、これは、【ジェダイとしてのフォースがハン・ソロにはない。】事に対しての
見下した言い方でもあります。と勝手に書いていますが、そのプライドこそ「血筋=血統」なんですよね。

おまけに、その血筋には「怒りっぽい」が共通点。(笑)

ルークもヨーダから言われ、レイア姫も
あの通り多少怒りっぽいお姫さまです。
父親のキャラクターも幼い頃からの環境から、悲しみと怒りが交差するのを見抜くのもヨーダ。

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カイロ·レンはまだ反抗期の子供のようなキャラクター。

ルークにジェダイとしてフォースを学びながら、祖父ダースベイダーに憧れダークサイドに堕ちたカイロ・レン。


おそらく、何不自由に暮らした事もないのでしょう。


ダースベイダーのような、冷静な判断力もなく、何か失敗すると感情に任せてライトセーバを機材等に叩きまくり破壊していく。


全くの自分の感情のコントロールすら出来ないまま、祖父ダースベイダーに憧れながらも、まだジェダイとしての「光り」の部分も残っている憤りや焦りが葛藤するカイロ・レンと言うキャラクター。

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一方、主人公であるレイは女性でありながら砂漠で廃品回収をして生活費を稼ぎ、ただひたすら家族を待っている。

そこにあるのは「孤独」「悲しみ」そしてわずかな「希望」。

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ストームトルーパーのフィンは戦いの中、仲間の死により、自分の死の恐怖と怯えで反乱軍のポーに助けられながら脱走する。


意志の余りないトルーパーにしては かなり人間としての感情があり、真面目でもあるが、レイに出会い叙々に強くなる成長過程のキャラクターです。

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ハンソロに出会い、神話だと思ってたジェダイが真実だと知り、何かの力に導かれていくレイこそ、フォースの力が強く、

カイロ・レンの叔父になる、ルークのライトセーバを手に持っているレイに言うセリフ。「それは俺のものだ‼」


ダークサイドに入り、敵になった叔父、
ルークの命すら狙うカイロレンの やはり
「血統」と言う「固執」の表れだと思う
セリフですね。

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しかしながら、ルークのライトセイバーが
選んだ人物こそがレイ。

フォースとは誰にもあって、誰にも使う力がない。

唯一、それが使える「血統」のカイロ・レンと
自分の力に気付いていない、孤独に生きてきたレイと言う、全く相反する二人のキャラクター。

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ルークはレイの存在を何処かの宇宙から
フォースで感じる。

レイの存在こそ、
カイロレンを救う唯一の存在である事を
知っている。

フォースは未来も見える。どれだけ離れた宇宙ですら無関係にフォースは全てに宿る。

ルークが待っているのは、レイを待っていた。あの島で。
決してダークサイドに見つかって暗殺を恐れ、逃げ隠れしていたわけでなく、
レイを待っていたのだと解釈しています。

それが、最後のまさしく「希望」だから。

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ようやく、たどり着いた場所に居たのが

伝説のルーク・スカイウォーカー。


物語はここから始まる。

それが、今回のラストシーン。

【おまけ】

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サイレント時代のハリウッドでは
活劇があり、パール・ホワイト等の
活劇女優が毎週、連載のように続く、と
なり、観客は次の週まで待ち、また劇場で楽しむのが当たり前でした。

TVと同じですね。

それをルーカスが、サイレント活劇の映画のやり方を「帝国の逆襲」(1980)でやったものだから、当時の観客は呆気に取られ、
3年待つのか?と驚かせて下さいましたの。(笑)

で、今回もそんな感じ。
本でいえばプロローグです。

これから、ようやくカイロ・レンや他のキャラクターがどのようになるかが楽しみです。


家族=血筋ではなく、人間としての感情や愛情に血筋は無関係なのが、何でもなく
レイの存在です。

カイロ・レンとレイ、
レイア姫(現・将軍)、ルーク、
フィン等が活躍するのは
次からです。


私的にはカイロ・レンはダークサイドから
生きて救われないといけないキャラクターだと思っています。


ルークの父親のダース・ベイダーのように、「死」によって救われるのではなく、
生きて救われなければ、本当のハッピーエンドは出来ないと思っています。


やはり、「STAR WARS 」の根本的な部分やテーマは「人間ドラマのSF冒険活劇」なんだと思います。


なので、来年まで待ちましょう♪

期待を良い意味で裏切ってくれるのが
「STAR WARS 」です♪


本当は、カイロレンやレイについて
もっと掘り下げて書きたいのですが、
余り書くと ぴーがーがー●❌▲😅なので、ここまで読んで下さって有難うございます!

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ちなみに、BB-8をマジで欲しいロボットさんです❤
コロコロ➰➰🌕すんごく可愛い‼w


椎名りつ子
2016.6.23

2019.10.20移転

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