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LHTRPG/CR6『思ひ色のリレコード』シナリオハンドアウト



ログ・ホライズンTRPG/CR6シナリオ
おもいろのリレコード』
シナリオハンドアウト





◆今回予告◆


<配達屋>。

星の数ほどあるサブ職業のひとつでしかないそれは
大地人からすれば、尊敬のまなざしを向けるべき
プロフェッショナルたちのことを指す

公権力になびくことなく独立を守り通してきた<配達屋>
彼らの所属する組織<配達公社>の日常は
誇り高く、それでいて厳しい

山積みの荷物 飛び交う手紙
山岳険しい地方への配達 度重なるエネミーとの遭遇
終わらない客の波 駆けずり回る職員達……

街道沿いに新設され、疲弊しきった<配達公社>
その日常に新しい風を届けるのは、キミたち冒険者だ────!

LHTRPG/CR6シナリオ
おもいろのリレコード》

魂の翼持つ〈冒険者〉たちよ、
たなびく緋色のスカーフと共に、地平線の彼方に新たな記録を刻め!





◆シナリオガイダンス◆
 ・プレイヤー人数  :4~5名
 ・キャラクターランク:6
 ・セッション形式  :オフラインセッション/オンラインセッション(半テキスト形式/PL聞き専可能)
 ・実プレイ時間   :オンラインで15時間程度を想定
 ・内容:戦闘2回(ミドル・クライマックス)+ミッション1回
 ・シナリオ付与中タグ:[LHTRPG][CR6][戦闘2][ミッション1][オフラインor半テキ(聞き専可)][新ココフォリア][プレイヤー4~5名][ひよっこGM][ハイコン・リコン大歓迎][手紙][原作風味強め][アドベンチャー]



◆レギュレーション◆
 このシナリオは、ルールブック(基本・拡張・ガゼットデータ)を使用したCR6のキャラクター4~5人向けに作られている。参加者協議のうえ決定した難易度によって【因果力】が増減するため、忘れず反映すること。



◆使用ルール◆
 使用ルールを下記に列挙する。
・『ログ・ホライズンTRPGルールブック』
・『ログ・ホライズンTRPG拡張ルールブック』
・「ログホラ・ウェンズデイ」および「セルデシア・ガゼット」の追加データ



◆PT及び使用キャラクター条件◆
・戦士職・回復職・物理攻撃職・魔法攻撃職の4種をそろえることをつよく推奨する
・ハイコンストラクションおよびリコンストラクションは「可能」とする
・既存キャラクターの持ち込みの場合も、新規作成のハイコンストラクションとして扱い、ハイコンストラクションの手順に従って、装備・所持品を整えること
・所持品の合計金額の上限は「1150G」に初期アイテム3点(冒険者セット、お好みサンドイッチ、バックパック)を加えた金額とする。
・上記に加え、『好きなアイテム』として、ネームドアイテムを含む任意のアイテム1つを取得しているものとする(このアイテムはセッション後に失われる)



◆チケット/施設各種利用可否◆
・因果力チケットは「上限を1枚として使用可能」とする
・財宝チケットの使用(ネームドアイテムの持ち込み)は「『好きなアイテム』としてのみ可能」とする
・プリプレイでの温泉は「使用可能」とする



◆状況の解説◆
◇PCの立場
 PCたちは、アキバを中心に様々な冒険に参加してきた冒険者だ。同じギルドやユニオンに所属していてもよいし、即興PTでも構わない。

◇開始時の状況
 クエスト受注を受け、PC達が、アキバから徒歩で数時間ほどの距離にある町<アサクサ>にある<配達公社:アサクサ局>に到着したところから開始する。



◆サブ職業について◆
 オリジナル、または類似するサブ職業の扱いについては、GM・プレイヤー間で都度相談すること。
 なお、「お勧めのサブ職業」は本シナリオに存在しないが、サブ職業ならではのRP提案をすることでボーナスを入れる余地は広くある。GMは、プレイヤーからの積極的なRP提案を、つねに心待ちにしている。



◆難易度◆
 以下の難易度から1つを選択する。
  イージー  : PC全員の【因果力】+1
  ノーマル  : 特になし
  ハード   : GM用【因果力】+PC人数と等しい数
  ベリーハード: GM用【因果力】+{PC人数×2}
  ナイトメア : GM用【因果力】+{PC人数×3}
   ※これ以上の難易度は参加者で相談の上選択すること



◆シナリオについてのヒント(随時追記)◆
・「思ひ色(おもひいろ/色コード:#D82115)」は、「思ひ」の「ひ」を火に、また、火を「」にかけて生まれた、緋色の別称です。心に熱く燃える情念の炎を色に例えた、非常に古い歴史を持つ色名とされています
・〈配達屋〉が鍵となるシナリオですが、参加PCのサブ職業が<配達屋>である必要はありません
・参考までに、舞台となる組織<配達公社>についての記事を引用しておきます。シナリオ内でも説明があるため必ずしも把握しておく必要はありませんが、理解は深まるかもしれません

 ヤマトにおける〈配達屋〉は、各地に存在する〈配達公社〉に所属し、公社を通じて依頼を受けて手紙や荷物などの配達を行う配達業の専門家である。
 〈配達公社〉とは、〈供贄一族〉によって運営され、あらゆる公権力の干渉を受け付けず政治的な中立を強固に保持する特殊な組織である。実際の配達業務を行う〈配達屋〉は、〈供贄一族〉から業務委託された一般の〈大地人〉も多く含まれる。

ログ・ホライズンTRPG データベース サブ職業〈配達屋〉の項目より抜粋
ログ・ホライズンTRPG 冒険窓口 (lhrpg.com)

 〈配達屋〉の仕事は過酷なものだ。亜人の大発生以後、街道沿いであっても長旅には常に危険がつきまとう。公権力から独立しているといえば聞こえはよいが、 それは公権力の庇護を受けられないということとも同義である。事故が起きたり危機に陥っても助けを求めることはできない。
 そのため、体力、精神力ともに兼ね備えた者でなければ、長くこの仕事を続けることは困難である。それだけに〈配達屋〉は独立独歩の誇り高きプロフェッショナルとして〈大地人〉から尊敬を受ける職業である。特に交通の便が悪い地方の村落にとっては、〈配達屋〉の存在こそが外界との数少ない接点だ。
 〈配達公社〉の構成員の証である赤いスカーフの持ち主は、辺境であるほど歓待を受けることができるだろう。

ログ・ホライズンTRPG データベース内『セルデシアガゼット17』p7
〈配達屋〉の項目より一部抜粋
ログ・ホライズンTRPG 冒険窓口 (lhrpg.com)




◆その他注意事項(随時追記)◆
 本シナリオは、『ログ・ホライズンTRPG』発売10周年という区切りの年で参加したオフラインセッション用に、GMがストーリー・戦闘などを作成したオリジナルシナリオです。
 初級者ディベロッパーによる作成のため、難易度のばらつきやミス、わかりにくい進行など至らぬ点が多く出ることが予想されます。シナリオ進行中、こうした事件・事故が起きる可能性があることを、あらかじめご承知おきくださいませ。
 また、原作風味が若干強めのシナリオです。シナリオの都合上、原作のキャラクターや世界観が出てきますので、これらを知っているとよりたのしめるとおもいます。
 アニメでは「第2シーズン中盤」、原作書籍で言うと「7巻まで」を把握している方に参加いただくイメージでいますが、随時対応しますのでご不安がありましたらセッション開始前にGMまでご相談くださいませ。
 …とはいえ。原作である『ログ・ホライズン』は書籍・アニメともにとても素晴らしい作品となっておりますので、なにかしらに触れていただけるととても嬉しいなぁとおもっています。

 本シナリオにご参加の際は、どうかこれらを許容し笑ってくださる広い心を携えて頂きますよう、切にお願いいたします。





(原案:20240418)
(初稿:20240525)
(第2稿:20240605/「開始時の状況」の場所を「サザンの町」から「アサクサ」へ変更。ほか、軽微な修正)


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