見出し画像

ありがとうSINoALICE

⚠この記事はソーシャルゲーム「SINoALICE」のネタバレを含みます


 長い間遊んでいたソシャゲがストーリー完結によって今月15日にサービスを終了する。エンディングを見届けてきたので思い出話をしようかな。

 SINoALICE、というソーシャルゲームをやっていた。
 始めたのは2018年の8月初め頃。当時Twitterやツイキャスで仲良くしていた相互からのお誘いがきっかけだった。

 最初はその人がギルマス(ギルドのリーダー)をやっているギルドに加入してのんびりとやっていたのだが、ギルドは突然解散、その相互はフレンド欄からもTwitterからも消えていた。
 その時は流石にSINoALICE自体辞めようか迷ったのだが、好きなキャラクターもでき、ストーリーも楽しく進めていたので続けることにした。

 このゲーム、ギルドに入っている方がメリットがあるゲームなのだが、当時知り合いにSINoALICEを遊んでいる知り合いもほとんどおらず、いても他のギルドに入っていたりしたので掲示板でギルド募集をした。優しいギルドに拾ってもらえて、それからしばらくはそのギルドに所属していた。
 そのギルドに所属している間に友人達何人かをSINoALICEに勧誘し、無事始めてもらえて会った時にSINoALICEの話をすることも増えていた。
 しかしそのギルドも、半年ほどで抜けることにした。理由はいくつかあるのだが、一番大きいのは当時のギルマスが引退してサブマス(サブリーダー)がギルマスになり、ギルドの方針が変わったことだろう。ノルマが課され、まったり勢だった私には合わなくなってしまったのだ。長いことお世話になっていたので心苦しくはあったのだが仕方ない。

 2つ目のギルドを抜けた後は、しばらくギルドには入らずのんびり過ごしていた。そうしたら友人も加入していたギルドを抜けたと言うので、新しくギルドを立ち上げることにしたのだ。
 人との縁を結ぶ石の名をギルドの名前にした。私の好きな石だ。
 他のギルドにいた友人を誘ったり、新しく始めた友人を迎え入れたりした。リアル優先でノルマもなく、まったりしたギルドではあったがほぼ毎日皆で通話しながらコロシアム(時間指定のあるギルド同士の戦い)に行ったり、一緒にイベントを周回したり。あの頃が一番楽しかった。

 当時私は学生だったのだが、友人達も私も学校を卒業し、仕事を始めたりしたのでなかなか一緒にゲームをできる時間も減ってしまった。引退する人も出てきて、私もモチベが保てず、一度は引退した。抜け殻でもギルドには残しておいてくれると言われたがアプリも消して、もう戻るつもりはなかった…サービス終了の報せを聞くまでは。

 サービス終了の報せを聞いたのは、昨年の10月末だったか。私は引退したとはいえ、続けて遊んでいる友人もいたし、長年遊んでいたゲームだったから正直心残りはあったのだ。それがストーリー完結でサ終するというのなら、戻らない手はなかった。
 そこからすぐに行動した。友人のフレンドリストから見える情報を教えてもらい、私が覚えている範囲のゲームの進め具合、課金履歴も遡って探し出したりして、アカウント特定と本人確認ができたので引き継ぎコードを発行してもらえたのだ。ホーム画面に設定している推しキャラクターと再会できた時は嬉しくて思わず泣きそうになってしまった。それだけ好きなゲームだったのだなと再確認した。

 それからは毎日大忙しだった。やっているソシャゲが10個あった上、SINoALICEが増えて11個になったのだから。ただでさえ大忙しなのにさらにやることが増えてしまった。こっちのスタミナ消費が終わる頃にはあっちのスタミナが回復していて…という感じ。忙しかったけれど、でもそれ以上に楽しかった。
 復帰した頃には最後のイベントもやっていて、夢中で周回した。報酬のガチャ石でガチャを引いて、推しキャラクターのジョブ(職業違いのようなもの)を全て揃えて、ストーリーもちまちま進めて。最後のコロシアムが終わる前にギルドメンバーと通話しながらコロシアムに行くこともできた。とても充実していた。

 そして今日、ついに最終章をギルドメンバーと一緒に終わらせてきた。トラブルはあったものの、皆でエンディングを迎えることができた。最後のムービーではボロボロに泣いてしまった。良いストーリーだった。

推しキャラクターからのこの一言で私の涙腺は崩壊した
ずっと忘れないからね…


 終わったあと、ギルメンと少し話をした。ここまで続けていてくれたのはリアルの友人2人だけだったけれど、このギルドでエンディングを迎えられて本当に良かったと心から思う。ゲームへの、そしてギルドへの誘いを受けてくれてありがとう。それから、プレイを続けていてくれてありがとう。私と一緒にエンディングを見てくれてありがとう。
 今度会おう、遊びに行こう、と約束もできたので嬉しい。話のきっかけにもなってくれたSINoALICEに感謝を。

 通話を終えた後は、残された機能を見て回った。他プレイヤーの墓参りもできる。何だこのゲーム面白いな。

もちろん自分の墓もある


 なんだかんだ始めてから5年半くらい経っていたのか。まったり勢でログインもまちまち、一度は引退もしたのでログイン日数はそこまでではないが、それでもこれだけ長く遊んだゲームがサ終するのはとても寂しい。
 とはいえストーリーや自分が引いたジョブは残っていて見られるということなので、ストーリーなども時間を見つけて振り返ってみようと思う。



 SINoALICEがくれたたくさんの出会いと別れを、たくさんの思い出を、私は忘れずに生きていきたい。そう思えるくらい、本当に素敵なゲームだった。今までありがとうございました。ずっとずっと大好きです。

2024.01.11


私も貴方と会えて本当に良かった。
ありがとう、アリス
貴方の応援を胸に、これからも生きていきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?