ライスの日記 むしばなし

おはようございますこの虫けらども

一寸の虫にも五分の魂という言葉に対し『魂の比率高ぇーな!!』と突っ込みたくなる漢、ライスです

なお、違う意味でも突っ込みたいので突っ込まれたい淑女の皆様からの(色んな意味で)熱いメッセージは常にウェルカムです。


繰り返します、『常にウェルカムです!!』


さて、今日はタイトル通り虫の話…

最近、夏も近づき虫が増えてきた

夜中の自販機とか虫の寄り合い所となっている

…と思ったけどあいつら交尾の相手探してるんだよね、きっと

つまりあの自販機に群がる羽虫どもは集団合コン、もしくは婚活パーティーみたいなもんなのか?

なんだ、吾輩が仕事してるのを横目にチャラチャラ跳ね回ってあちらこちらで交尾ってか?殺すぞ?

ムムム…なんだか小生腹立たしくなってきましたぞぉー!

だがまあいい、今日の所は勘弁してやる…横道に逸れ過ぎると書く予定の事を忘れてしまうからな…

あ、それるというとへそまで反り返る小生のチン…うお!あぶねぇ!また脱線しかけた!!←お約束

で、さっきも書いた通り虫どもが乱交パーティーに興じてるのに小生は真面目にお仕事をしてたんですよ

とは言え最近はそんなにお仕事も忙しくないからのんびり…と言うか仕事が無くならないようにセーブしながらやってます

その合間で、ふと中空に目を泳がせたら…遠くから一匹の蛾が飛んできてました…

まあ蛾くらいいるさ、山奥だもの(みつを)って思ったら、なんか妙だ…

遠近感がおかしいのか?いや、違う!

でけぇ!なんじゃありゃ!?

幅7センチくらいはある蛾だ

育ちすぎて自重を浮かしきれないのであろう、大きく上下に波打ちながらほうほうの体でやっとこさ飛んでいる。今にも墜落しそうな様子で

「うわぁー…」と思ってしばらく見ていた時、ふと頭を過った…

『あれ?これ進路こっちに向かってね?』

そう、私の視線のまっすぐ先で確かに蛾と目が合った感じを確信したのだ…


~さて、ここからは『モスラ』のあの曲を流しながら、もしくは歌いながら読んでいただけるとより臨場感が増すだろう~


うぉぉい!ちょい待ったー!

蛾は相変わらず上下に波打ちながら、しかし確実に少しずつ硬度を下げ私に向かってカミカゼアッタクを仕掛けてきている!!

こ れ は い か ん ! !

正直大きさも然ることながら奴の体色も木の葉のような薄い茶色で気味が悪い

蛾には失礼だが敢えて正直に感想を述べるとするなら『絶対食べたら体に悪いだろう』だ、食べないけど

駄菓子菓子!そんな私の思いとは裏腹に蛾は「私を貪ってぇー!」と言わんばかりに距離を詰めてくる!まるでメンヘラ女のように!

ピキュリィィィィィィーーーン

その時私のドドメ色の脳細胞に天啓が走った!

『そうだ!なんぼなんでも蛾が私をターゲットにする理由がない!私が奴の直線上にいるなら私が動いてその座標をねじれの位置にもっていけばよいではないか!』

距離にしておよそ5メートル、もはや衝突不可避かと思われた状況を回避するまさに名案だ!

脳に電撃が走って即座に脊髄が反射し‪=͟͟͞͞(=͟͟͞͞(=͟͟͞͞( °ω°)‬サササっと身を翻す。ねじれの位置へ

ふっ…手こずらせおって…

身を躱した私はホッと気を緩め、急動作で一瞬見失った蛾の行方を目で追う…


いた


おい!


まじか!?


ま だ 目 が 合 っ て る ん だ け ど ?


そんな馬鹿な!?確かに座標はずらしたはず!?

だが依然として蛾の直線上に私はいる…!

つまりはこういう事だろう、『蛾も目標とする座標を変更した』

これで確かになった、奴は明らかにこちらを狙っている

理由?知らん!ワシが聞きたいくらいじゃ!

距離2メートル、もはや全身を回避させる事は不可能

どこだ!?奴の狙いは私のどの部分だ!?


ピキュリィィィィィィーーーン


この時、再び私のドドメ色の脳細胞に天啓が走った!

そうだ、さっきから私は奴と目が合っている(ような気がする)

つまりは奴の照準は…顔!!目か!!!


ここで私のボクシング経験が光った

下半身に重心を移し上体のみで回避!!

かすめそうなくらいの至近距離を通り過ぎる茶色

躱した!!

ライス『!?』

刹那緩んだ気を取り戻し奴の行方を

再浮上!

3メートルほど先で再びこちらに照準をあわせている!?

ライス『やはりか!!』

タタッ!とステップを踏み一気に距離を開ける

対処可能な距離へ

再度カミカゼアタックを仕掛けてくる蛾

視界の端に見えた箒を手に取り大上段から全力の唐竹割り

ライス『でぇぇぇぇい!!!』

もちろん届くわけがない、そしてもちろんそれが狙いでもない

私の狙いは『風を起こす事』にあった

ただでさえ自重を浮かせる事の困難だった蛾だ、箒の先から放たれる風についに地に落ちたのだった…

ライス『ふぅ…手こずらせおって…』

手から落ちた箒を再び手に取りちりとりを掴み襲撃者のもとへ

なにも命まで取ることはない…そう思い蛾をちりとりに入れ外に放る

なかなかの白熱したバトルだったがなに一つ命を失うことなくこの場を治めた満足感

さて、再び仕事を再開しようかな…と、思った私の視界の足元になにやら黒いものが…

ライス『ん?なんじゃこりゃ?』


バッタだ…


黒いバッタ


バッタは群生相といって密生度の高さによって緑→茶色→黒と色が変化する

このバッタはバッタ界の大都会で育ったシティーボーイだったようだ。ほぼ真っ黒だ

そのシティーボーイが




死んでいる



踏み殺されている


どうやら今の決闘の最中にいつの間にかいたんだろう、全く気付かなかった…そして恐らく踏んだのは私だろう、他にここでこいつが踏み殺されている理由が見当たらない…


うーん…なんと言えばいいんだろう…


纏めてみるとこうなる…


ライスとモスラが死闘を演じ、結果、仮面ライダーブラックが殉職した



東宝あたりで映画化希望



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