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【社員紹介 Vol.9】片桐 康太 Ι 元大手投資銀行アドバイザリー

<Profile>
M&Aメンバー・ディレクター 片桐 康太
 三菱UFJ銀行 M&A ファイナンスグループにて LBO ファイナンス業務に従事し、LBO チームヘッドとして、PE ファンド等による多数の買収案件のファイナンスアレンジメント業務に関与。
三菱UFJ銀行以前は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券 M&A アドバイザリーグループにて、フィナンシャル・アドバイザリー業務に従事し、事業承継、資本業務提携、TOB、組織再編等多岐にわたる案件にてアドバイザリーサービスを提供。
早稲田大学卒 東京大学大学院修了

こんにちは。RISONAL(リソナル)を運営するオーナーズです。
当社は、大企業にしか提供されてこなかった高いクオリティのプロフェッショナルサービスを、テクノロジーを活用し、中小企業向けに広く提供しています。
中小企業の生産性を高めることを存在意義として、専属M&Aエージェント(FA)サービスを民主化することを目指しています。

本企画では、大企業からオーナーズに転じた弊社参画メンバーについて、順次ご紹介させていただきます。
今回は、オーナーズのM&Aメンバー・ディレクターに話を伺いました。

転職は考えず、M&Aキャリアを積み上げてきた中で訪れた転機

――これまでのご経歴を教えてください。

片桐:前職はメガバンクでM&Aのファイナンスを担当していました。特にLBOローン(レバレッジド・バイアウト・ローン)と呼ばれる、プライベートエクイティファンドが企業を買収する際のファイナンス業務に従事していました。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券でもM&Aアドバイザリーに4年間従事しており、M&AについてはFAとファイナンス両面を経験してきました。

――片桐さんは大学院卒ですが、学生時代からM&A業界に興味があったのでしょうか?

片桐:理系の専攻だったので、学生時代は全く考えていませんでした。新卒で法人営業を始めた際に、M&Aという分野があることを知り、そこからM&Aのキャリアを積んできました。

――RISONAL(リソナル)を運営するオーナーズへの転職を検討した理由はなんですか。

片桐:もともと転職は全く考えていませんでした。
一方で、M&A業界では転職をしながらキャリアを形成していく人が多く、その前提があるのでアンテナは常に張っており、その過程で代表の作田さんから連絡を受けました。

自分自身、転職をリアルに考えていたわけではありませんでしたが、M&Aの世界にずっといたので、転職してキャリアを積んでいくという選択肢に対してハードルは高くありませんでした。その中で、中小マーケットのM&Aの世界には仲介業者しかいないという現状をずっと認識していましたが、作田さんとコミュニケーションを取り始めてからその現状に改めて問題意識を持ち、作田さんのビジョンに共感しました。

2つ目の理由は、自分が投資銀行で培ってきたFA業務とファイナンス業務の両面の力が活かせることができる領域であるということです。

RISONALを運営するオーナーズがスタートアップであるという点が、自分のキャリアを形成していく過程で良い経験になるのではないかと思ったのが転職を決意した3つ目の理由です。

直接お客様から評価を受けることが『やりがい』に

――実際に働いてみてやりがいを感じることはどのようなことですか?

片桐:今まで関わってきた投資銀行でのFAやPEファンドのLBOは大規模なもので、新聞に掲載されるケースも多く、やりがいがありました。しかし、これらの案件は組織対組織であるという側面があり、もちろん担当者同士の関係はあるものの、基本的には組織全体で関わっていることが前提になっています。

一方で、オーナーズが扱っている案件は事業承継が中心です。M&Aであることには変わりませんが、お客様は株主である個人であることが多く、そこに関しては今までとは大きく異なる点です。事業承継は多くの売り手にとって、一生に一度しかないイベントです。そのイベントに対して直接アドバイスをすることは、担当者の手腕次第で進め方や結果が大きく変わります。感謝の言葉をいただけることで、直接反響を感じられ、大きなやりがいとなっています。

――中小企業とオーナー様へ直接アドバイスする上で気をつけていることはありますか?

片桐:前述と重複しますが、組織対組織のM&Aと、個人のお客様を相手にするM&Aでは、大きな違いがあります。今までの環境は、自分自身もお客様も、当然自分の一存では意思決定できず組織の中で物事を進めることが当たり前でした。そのため、意思決定の方法が大きく異なります。
M&Aではありますがお客様は個人なので、個人の利益・不利益に直結するということです。そこは相当に気をつけつつ、個人が相手である以上、M&Aのプロセスを進めていく上でさまざまな感情や思いが当然生じます。そういったお客様の気持ちにも留意し、常にお客様にとって一番良い形で着地することを最も意識しています。

スタートアップで活かせている自身のプロフェッショナル

――求められる自分の役割をどのように感じていますか?

片桐:当社の場合はM&Aのエグゼキューションだけでなくオリジネーションもやっていくので、お客様から案件を獲得していく段階からエグゼキューションまでを一貫して対応していくことが一義的な役割の一つです。

その他ジュニアメンバーの育成なども大きな役割であり、業界柄、一緒にエグゼキューションを進めながら伝えていくことが多いです。講義形式で学習の場を設けることもありますが、基本的には一緒に進めていくことを通して伝えるようにしています。

――未経験者への採用について教えてください。

片桐:M&Aにはさまざまな知識が必要ですし、知っていなければいけないこともあるので、そこは個人が努力をして吸収し続ける姿勢は当然必要ですが、実務上、未経験者が最初から高度なものが求められるかというとそんなことは決してありません。経験者はウェルカムですが、未経験者であっても基本的な会計・財務の知識があればまずは一歩を踏み出せると思います。

加えて、新しいことを吸収しようという姿勢や柔軟な対応ができる人であることが大切です。そういう人であれば、誰でも年齢関係なく始めていける分野だと思っています。私個人では、業界への参入の垣根は低いと考えていますので、前述した素養を持ち合わせている方なら、エグゼキューションの中で十分に成長できる環境は整っていると考えています。

――現時点で、会社の雰囲気はどうでしょうか?

片桐:各人が大人です。現時点では新卒採用は行なっていないので、それぞれの分野でそれぞれのバックグラウンドがあるメンバーが、一つの理念のもとに集まっているプロフェッショナル集団だと感じています。

――今後成し遂げたいことはなんですか。

片桐:直接オーナー様から反響を得られるという点はこの仕事の醍醐味だと思っていますので、大きく何かひとつの目標を掲げる・成し遂げるというより、今は一つひとつの案件を丁寧に進めていきたいと思っています。一つひとつの案件でクライアントに満足いただけるようにすることが結局一番のマーケティングになると思っていますし、それが次につながるステップになると信じ、足元にある一人ひとりのお客様にきちんと評価をいただけるような動きを日々やっていくだけだと思っています。


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