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プロジェクト紹介Vol.107:グローバル製薬企業のBusiness intelligence 部門へのAnalytics support

ライズ・コンサルティング・グループが現在進行形で手掛けさせて頂いているプロジェクトをご紹介致します。
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<グローバル製薬企業のBusiness intelligence 部門へのAnalytics support>
■BIを取り巻く環境
ITの発展に伴い消費者行動に関する情報収集が安易となり、ビッグデータの登場によって、企業には多くの情報が集まるようになりました。また、消費者が持つ価値観の多様化とともに、データを基にお客様が求める商品やサービス、企業行動をきめ細かく捉えて意思決定につなげる「データドリブン経営」が着目されております。この実現のために、取集データの分析から問題の本質を把握し、解決への示唆を出す「ビジネスアナリティクス」が求められており、今後一層ご支援のニーズが高まるものと予測しております。

■ご支援の背景
クライアントのグローバル製薬企業様では、従来、事業計画の策定を各国でエクセル等を用いて立案してきました。しかし、これでは市場環境の変化を迅速にグローバルで捉えることが難しく、世界共通でBIツールの活用を進めておられました。一方各国では、作成・変更の容易性などから、エクセルで事業計画を策定しており、BIツールへの反映が困難な状況でした。
加えて、同時期に競合製品がローンチしたこともあり、自社/競合のマーケティング戦略や市場の反応を把握するために、Ad-hocで迅速なビジネスアナリティクスが求められていました。
そこで、これらのビジネスアナリティクスのパートナーとして当社にお声掛けいただきました。
■ご支援内容
BIツールへの事業計画の策定、Ad-hoc分析及び分析レポートの定形化、の3点を主にご支援させていただきました。

(1) 事業計画の策定
BIツールと日本での事業計画算出ロジックの違いを精査し、グローバルのBIツール責任者との折衝により、インプット項目の変更や入力項目の合意を得て、BIツールへの変換・整合性の補正を行いました。さらに国内の算出シートからBIツールへの変換シートを作成し、国内の前提条件が変更されてもBIツールへの入力を容易にしております。

(2) Ad-hoc分析
自社、競合製品の戦略の結果や市場の変化を迅速に捉え、意思決定につなげるため種々のビッグデータ/インターナルのデータ、政府系オープンデータや、論文も含めさまざまなデータの調査・分析をご支援させていただきました。一例としては、MRの活動状況や使用ツールによるSales向上への示唆だし、競合製品の販売予測や、営業メッセージの分析といった対社外に対する分析。また、グローバルで見た際の日本のパフォーマンスの評価など社内向けのプレゼンス向上への取組みが挙げられます。分散したデータを組み合わせてどのように価値を出すか、コンサルの思考を活かす機会を多くいただきました。

(3) 分析レポートの定型化
製品ローンチ直後では、顧客の反応は流動的で、迅速な情報の共有が必要です。関係部署の方々とディスカッションし、レポートを定型化することで、負荷を最小限にしつつ、定期的に市場環境を把握できるようにしております。私が参画した当初のレポートは、PPT資料1枚でしたが、関係部署とのディスカッションやリクエストにより資料枚数も増え、更に元データの共有を依頼いただくなど、各部署で活用が進んでいるものと認識しています。

当社では、プロジェクトをスコープレスに捉えて業務のご支援を行っています。BIを活用したいが、何をして良いかわからない、社内に定着しない、分析が最後までやり遂げられない、といったお悩みをお持ちの方は、是非当社にお声掛けください。ご相談ください。

※この記事は2020/1/29にFacebookに投稿されたものです。

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