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プロジェクト紹介Vol.111:大手通信系企業における給与業務のBPOプロジェクト

ライズ・コンサルティング・グループが現在進行形で手掛けさせて頂いているプロジェクトをご紹介致します。
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<大手通信系企業における給与業務のBPOプロジェクト>
■BPOを取り巻く環境
現在、働き方改革が注目されている中、企業においては「生産性の向上」をテーマに、様々な取り組みが行われています。そのひとつが「BPO」です。
経営のバックアップサポート的な要素の強いノンコア業務は、外部の専門家に任せることで、より高品質な業務を効率的に遂行することが可能となり、企業にとっては人材資源を自社収益に直結するコア業務に集中させて生産性・付加価値向上を実現することができます。
また、ノンコア業務におけるコスト削減や、今、問題になっている長時間労働・低賃金を解消し、働き方改革にもつながることになるため、BPOは企業経営において、重要な戦略のひとつとなっています。

■ご支援の背景
クライアントの大手通信系企業様では、給与業務および給与関連業務(申請、年末調整等)を内製で行っておりました。しかし、M&A等による社員規模の拡大(1万人以上)や頻繁な法改正等への対応により、人件費およびシステム費用の増加や属人的な体制となっており、業務効率化が進まない状況となっておりました。
加えて、給与業務は定型業務かつ専門性が高い業務となっていることから、外部のプロフェッショナルにてより効率的かつ低コストでの業務を可能とするBPOを行うこととなりました。
そこで、BPOの導入/安定運用化に向けた支援として、当社にお声掛けいただきました。

■ご支援内容
プロジェクト管理を中心として、BPOのUAT以降のフェーズにおける導入支援および、BPO開始後の安定運用化に向けた支援を主に実施させて頂きました。

(1)導入支援(UAT以降のフェーズより)
要件定義フェーズにて決定した要件に沿ったUAT(受入試験)計画の策定や進捗管理、リリースまでのプロジェクト管理を実施致しました。
UATでは、要件定義漏れやベンダー側作業の遅延が多く発生し、ステアリングコミッティメンバーによる迅速な判断のための情報収集(影響調査等)やレポート作成を行い、適切な意思決定の元、リリースまで推進することができました。

(2)BPO開始後の安定運用化に向けた支援
どのプロジェクトも同様ですが、BPOやシステムは導入することがゴールではなく、導入後に当初想定の期待効果を創出することがゴールとなっております。
特に今回のプロジェクトは大規模な業務かつ属人化されていた業務となっていたため、クライアント企業様(特に現場メンバー)とBPOベンダーが同じ目線を持った業務遂行が必要となっており、両社間の文化の摺合せ(暗黙知の解消/意識の共通化)や、課題発生時の適切な対応等による信頼関係構築の支援が必要となっておりました。
弊社としては、ベンダーマネジメントとして、クライアント企業様とベンダー側のコミュニケーション管理や、ベンダー側の品質向上のための提言等をさせて頂きながら、各課題の解消をご支援させて頂きました。

当社では、プロジェクトの本質的な目的を理解し、そのためにスコープに捉われず、クライアント企業様のベンダー側までマネジメントしていくご支援を行っています。BPOを導入したいが、どのように進めたらよいか分からない、ベンダー側の業務/プロジェクト作業品質に懸念がある、といったお悩みをお持ちの方は、是非当社にお声掛けください。

※この記事は2020/3/24にFacebookに投稿されたものです。

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