未定事件簿考察⑥ 森月黎について

以下ネタバレを含みます。

森月先生の発言は意味深なものばかりでとても気になります。
まるで全て知っているかのようです。
森月先生が記憶を持ったままループしてるのかなと思ったりもしましたが、自説だと毎回主人公に一目惚れしていることになってしまうので、今回はループしてない場合の可能性について考えます。

難しいのは、森月先生は重要そうなことを言ったり、「……」と意味深な間があったりしますが、ただ主人公に対しての恋愛感情について考えているだけだったりするところです。

ストーリーは5章ラストまで、個人ストーリーは2章ラストまで終わりました。
カードは少ないですが、持っている分は70まで上げました。
イベントには参加したことがありません。
狭い範囲ではありますが、この中から読み取れることとしてまとめてみます。

森月先生に関係ありそうな部分の年表
2026年 和泉弘パックスグループ代表取締役就任
2027年 ステラ市の事件発生率上昇。多くは失踪事件と精神障害者の犯行によるもの
2028年 森月黎 スウォルト王国から移住し帰化
2028年  和泉弘と森月黎 森月心理教育研究所設立

ステラ市の事件発生率の上昇がきっかけで、自ら調査に来た、もしくは和泉弘に呼ばれたと考えられます。
交流で髪と目は父の遺伝と言っていたので、ステラ市は母の出身地になります。
父親は母親に一目惚れしたこと、それを森月先生が嫌悪していることが個人ストーリーからわかります。

「SR紳士の嗜み」から
・森月先生のスウォルト王国での名前がヴィルヘルム、
・ポロのプロ選手、
・ラグナーという異母兄がいる
・父は貴族、母は平民
ということがわかります。
(私は知らなかったのですが、異母兄弟もいとこにあたるそうです。
森月先生は「従兄さん」と呼び、英語でも「cousin」でいとこと呼んでいます)
父親かどうかはわかりませんが、BDCではスウォルト王国でハスプランン侯爵という実権を持った貴族の名前が挙がっています。(英語ではDuke of Haspranなので、ン2個はタイプミスと思われます)
森月先生は一目惚れした父親を良く思ってないことから、平民の母親は待遇が良くなく、守られていなかったと考えられます。

「SR虚妄の涙」では、主人公の気を向けさせるためには、ときには心理学のテクニックをも利用する様子が描かれています。
このストーリーを読んだ後だと、OPの森月先生はちょっと厳しめなことを言っているように思います。
森月先生なら主人公の心なんて簡単に掴めそうです。

「SSR届かない距離」では、多重人格の犯人に、法の裁きよりも本人にとってより苦痛な治療を受けさせると言います。
森月先生が法律は絶対ではないという考えだとすると、弁護士の主人公と相反してしまいます。
左京さんと仲が良くなさそうなのもこの辺りの考え方の違いかもしれません。
これから法で裁けない悪人が出てきたとき、森月先生が裏で暗躍するのでしょうか。


以下、自分の妄想に更に妄想を重ねます。


森月先生がループしてないとして考えられること

森月先生が何でもお見通しのように見えるのは、スウォルト王国ですでに一度経験しているためと考えます。

詳しくは未定事件簿考察⑤???の正体についてで書いていますが、菅田佑希と???はクリムソンバイオテックの人間で、???はその創業者 柳原深見であると考えています。
このクリムソンバイオテックという会社は、海外進出をしていましたが、柳原深見の帰国とともにステラ市に戻ってきました。

そして、スウォルト王国は、航空業、電子通信業、医療製薬業が発達しており、多国籍企業も籍を置くとあります。

柳原深見はすでにスウォルト王国でも同じような実験を行っており、実験範囲を広げるべくステラ市に戻ってきた。
スウォルト王国で起こっていることと同じようなことが、ステラ市でも起こっていることに森月先生は気付き追ってきた可能性もあると思います。
最初はチームを組む意味がわからなかったと言っていることから、1人で調査するつもりだったのでしょう。
森月先生からすれば患者の治療の過程で薬物が何に含まれているか特定できそうです。

スウォルト王国で似たような流れを経験済みの森月先生ですが、主人公のような存在がいなかったので調査の過程で潰れていく人間(警察関係者などで、先生が助言する立場にある人)がいた。
だから、主人公に意味深な問いかけが出来たと考えます。
具体的には、肌艶が良くなり年齢より若く見える薬が実は違法な薬だったが、世論はそれを認めず違法だと訴えた人を叩くという流れがあったのではないかと思います。
これが世間を敵に回しても信念を貫けるかという主人公への問いにつながっていくのではないでしょうか。

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