12月に下書きしていた記事を見つけたので、これも巡り合わせかなと思って投稿します。


「上が強かった」と、何度も言ってきました。


初めて「勝ちたい」「1位を取りたい」と言った去年の2月のぽぽぽプロフィールで勝てなくて、辞めるつもりで挑んだ3月のRayイベで勝てなくて、そこからは、「勝ちたい」とか「1位を取りたい」と言えなくなっていました。


「勝てなくても」「上田に」投げてくれることが、身に余るありがたいことだと思っていて、反面、そんなみんなを勝たせられないことを、とても申し訳なく思っていました。

入賞できなかったときにみんなが「楽しかった」「上田に投げて良かった」と言ってくれるたびに、自分が勝ちたい気持ち以上に、「こいつらを勝たせたい」と思う気持ちで押し潰されそうになっていました。


それから、1位や入賞を取らせてもらったことも何度もあったけど、それでも、そのことをずっと自分だけが引きずり続けていたと思います。

自分に自信がなくて、どんなに結果を出しても満足することがなくて、上だけを見て、もっともっとと追い続けてきた1年でした。


11月のボイトレイベント中、あるギフターさんに

「あなたのやり方は間違ってない」「あなたのリスナーは強いんだから、『相手が強い』とか『頑張ります』とかじゃなくて、リスナーを信じなさい」

「たまにはゆるイベとか、リスナーさんが喜ぶプライズのイベントにも出なさい」

と言われて、上げ直しからずっと分からなかったけど気になっていた、自分とリスナーのズレにやっと気づきました。


わたしは結局、何かあったときのダメージを少なくするために、自分のことも自分のリスナーも信用していなかったんだと思います。


ちょうど、ずっと引っ張り続けてくれたトップファンの卒業(仮)もあって、本当に久しぶりに「1位しか考えてない」「今回は取らせてくれ」と口にしたとき、そして、こいつらならやってくれると心から信頼できたとき、これまでとは全然違う結果を出すことができました。


ダブルスコア近くをつけた、圧倒的な優勝。

いつも「全部投げろ」「1コインも残すな」と言い続けてきたわたしが初めて「ちょっと待って」「ちょっと来月の分とか…少し残してもらえると…」と言うくらい(笑)これまで見たことがない量のアイテムエフェクトを見ました。


そして、勝てなかったときにいつも「上が強かった」「自分の力不足」「また頑張ります」と言い続けてきたわたしが、初めて
「下がどうだったかは関係ない」「我々が強かったんだ」と言えたこと。

これまでどのイベントでも口にできなかった言葉を、自分の言葉として言えたことが、何よりも嬉しかったです。

あらためて、最高の結果をありがとう。

本当に素敵なリスナーに恵まれて、幸せなライバー人生を歩めていることを実感して、これまで積み重ねてきたすべてのことに意味があったんだと思えて、宝物のようなイベントになりました。


ライブ配信はナマモノで、いつまでも続く約束があるものではないです。

ライバーもリスナーも、いついなくなるか分からない。

だからこそ、それがもし明日でも良いように。

今日来てくれたリスナーに、そのときに出せる最高のクオリティのエンタメを提供すること。

それがラジオでも、もしも作業枠でも、その中でのベストを尽くすこと。


当たり前がない世界だからこそ、当たり前のように来てくれることへの最大限の感謝と、大切な時間とお金を自分に使ってくれることがどれだけありがたいことかを忘れないこと。

これができるライバーが少ないからこそ、これから今以上にトップに上がっても、もちろん上がれなくても。

配信を辞める最後の日まで、誰よりも感謝できるライバーであり続けたいです。


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