梨莎、社会心理学に興味を持つ

どこの国の人でも大なり小なりはあるものだけど、とりわけ日本人はつい右にならえしてしまう気質が強めにあるように感じる。
私もぶっちゃけ昔そうだった。

・女は30歳までに結婚してお嫁さん(=専業主婦)になるもの
・男は大学まで行かなきゃいけないけど、女は専門卒で十分
・みんなに合わせていれば絶対安心だから
・普通にしていればいいだけなのになぜ普通にできないの?

これらは全部、母親に刷り込まれてきた言葉。
それが絶対的に正しいことなのだと、幼稚園の頃から15年ぐらいずっとその通りにしようと頑張ってきた。

まぁ、その通りにしようと頑張ったものの、結局何一つとしてその通りにはできなかったんだけども 笑

・専業主婦なんていうものがトコトン合わないと悟り、20代後半時点で、一生独身でいいやという考えに至った
・専門学校というものに目もくれず、結局大学へ行った
・みんなに合わせようと頑張ったけど何一つその通りにできず、15年頑張った挙句に「普通なんてない」ということを悟った
・まだwindows98が新しい時代、ネット接続定額制度もなかった時代に、ネットの世界を知り、1年とたたずに現実世界の友達よりもネット世界の友達のほうが多くなっていた

普通じゃないことに、何度文句を言われたかわからない。
自分なりに血反吐はくぐらいがんばって合わせようとしても、どうしてもうまくいかず、なのに年を経るごとに「こうしなければ」の範囲も広がっていき、ある日ついについていくことができなくなり、その枠からドロップアウトした。
運よくその時周りの人に恵まれていたり、たくさんの機会に出会えてたこともあり、自分の中から湧いてくるものを一つ一つ大事にすることができ、私は今に至るまで、自分軸というものを少しずつ増やすことができた。

昔ずっと刷り込まれ続けてきた「みんなと同じなら安心」のような、つい右に倣えしてしまう感覚は、「社会的証明の法則」といい、
「社会心理学」というジャンルに含まれる心理学らしい。
※集団において個人の考えがどう変化するかに重きを置いた心理学

人間の心理というのはほんとに幅広く、心理学でも分野が多岐にわたるほど広く深い。
専門として勉強してない私には、知らないことが多すぎるわけで。
10年前に、自分軸というものをある程度確立したと思ったけど、それでも幾度となく巻き込まれ、今までに多くのお金を失ってきたと思う。
なんでもそうだけど、無知だといとも簡単に巻き込まれ、時に洗脳までされて苦しいのに抜けれなくなっていく。

集団における人間の考え方の癖。
それを知れば「本当は望んでなかったのにやってしまった・・・」みたいな後悔が減ると思う。
逆に、自分がホントに望むことの為に、あえて乗っかったり、使うこともできる。
大切な人を後悔から守ることもできるかもしれない。
というわけで、早速kindleで購入しました。

「影響力の武器」 ロバート・B・チャルディーニ 著

400ページ以上もある超大作らしいので、コツコツ読み進めるど!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?