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生き辛さが少し和らいだ時の話

はじめまして。荒井理沙と申します。

初めてnoteを書きます。noteを書きたいと思った理由は2つ。1つは、書くことにより自己認識を深めたいから。2つめは、私の経験や考えを読んでくれた人が少しでも楽になったらいいなと思ったから。そんな目的感で、書いてみようと思います。

アサーティブとの出会い

社会人2年目のときの社内研修で、「アサーティブ」というコミュニケーションスタイルを学びました。アサーティブとの出会いは私の生き辛さを少し和らげてくれたので、今日は当時の話を書きたいと思います。

アサーティブとは                          相手の存在を尊重し、自分も相手と同じように大切にすることで、相互に信頼関係を築くためにとる態度や思考のこと。

「自分も相手と同じように大切にする」

自分を大切にすることが相互に信頼関係を築くために必要だとされているんだ、それが当時の私の一番の衝撃でした。

なぜならそれまでの私は、相手の言うことをできるだけ早く理解して実行することが、「良いこと」だと思っていたからです。子供の頃からどちらかというと聞き分けのいい子で、母や先生の言うことを素直に聞く子でした。例外は、国語の授業でたまに行われたディベートの時間。ディベートは大好きで、その時は思う存分自分の意見を言うことができたのを覚えています。意見を言うことをよしとされている場では安心して意見を言えたのだと思います。しかし日常に戻ると、よっぽどのことがなければ相手の言うことを聞き、受け入れる。それが私のコミュニケーションスタイルでした。

コミュニケーションスタイルには、次の3つのタイプがあると言われています。                                 ①攻撃的・・・私はOK、あなたはNG(自分のことだけ考えて、他者を踏みにじるやり方)
 ②非主張的・・・私はNG、あなたはOK(自分よりも他者を常に優先し、自分のことを後回しにするやり方)
 ③アサーティブ・・・私もOK、あなたもOK(自分で考えた意見を述べるとともに、他者の立場や考えにも配慮を示すやり方)

これを学んだ時、私はそれまで非主張的なコミュニケーションをとりがちだったなぁと振り返りました。対立が苦手で、相手に合わせることで調和を図ろうとしていました。自分が我慢しているという自覚さえなかったかもしれません。そして、この無意識にとっていた非主張的なコミュニケーションスタイルが私の生き辛さの原因の一部だったことに気が付きました。非主張的なスタイルが対立を防ぎ自分を守るための私のスタイルだったのだけれど、それが逆に自分に生き辛さを生んでいたのです。

学ぶということ

何かを学び、それを知識として自分の中に取り入れるとき、自己認識が深まります。私はアサーションを学び、それを自分の中に取り入れるとき、今までの自分のコミュニケーションスタイルを振り返り、非主張的だったと認識しました。また、それがなんとなく感じていた生き辛さの原因の一部だと気が付きました。それによって、すこし楽になれたのです。

自分を知るということは、自分を生きる覚悟をもつことにつながります。自分という人間を自分で生きることの覚悟をもつと、すごく生きやすくなると私は思っています。(この話はまたいつか)

学ぶこと、知識をつけることは、あなたの視野を広げ、今後の人生を豊かにします。私の場合、自分を守るためだと信じ、正しいと思い込んでいたコミュニケーションスタイルが逆に自分を苦しめていたということは、学びがあったからこそ気づいたことでした。そしてこの学びによって視野が広がり、今後はアサーティブに主張しよう!と希望を持つことができました。

学びの効果                             ①自己認識が深まる→生きやすくなる!                ②視野が広がり人生が豊かになる→未来に希望が持てる!

人生100年時代と言われています。いつから学んでも遅くはありません。(私も大学時代は遊んでばっかりだったから、今挽回中)自分の娘たちにも、知識をつけることの楽しさ豊かさを伝えていきたいなと思います。

強みと課題

強みと弱みは裏返しでセットだなぁとよく思います。つまり、弱みだな、課題だなと思うことは、裏を返せば強みだということです。

私は対立が苦手で、つい非主張的なコミュニケーションをとりがちだけど、裏を返せば調和性があり、みんなの同意点を探すのが得意です。チームでのパフォーマンスを向上させるためにもみんなが納得する一つの答えを求めていく過程が好きなことは強みだと思っています。

知識をつける過程や、その他挑戦して失敗したときなども、自分ってダメだなぁとか、やっぱりできない…とか、落ち込むことがあるかもしれません。でも、自分のダメなところは裏を返せば強みであることが多いです。課題を認識できたのであれば、上手に課題に対処するのがいいと思います。でも、無理にダメなところを直そうとか、ダメなところを隠そうとはしなくていいのではないかと思います。だってそれは、強みとセットなのだから。

人間完璧な人なんていなし、弱みがあるからこそ強みが活きてくるものです。つい弱みに注目して落ち込みがちな人は、強みにフォーカスしてみるのもいいのではないでしょうか。

おしまい。

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