マリオオデッセイRTA用語集 Any%編
こんにちは。
専門用語がわかんないからルートだのアプローチだの見ても聞いても解読できねえ…ってこと、あると思います。というわけで、Any%で使う用語をだいたいまとめました。とりあえずやる気に満ちたりるれがやる気の続く限り書きます。
ちなみにAny%編以外を作るつもりはないのであしからず(りるれはAny%以外は変なサブカテしかできません)。
書くの好きなので細かい説明もどうでもいいことも全部書いちゃいましたが、基礎動作解説を見てくれた方が伝わりやすいと思います。文字でも読みたいマリオデマニアの方だけ詳しく読んでくれれば幸いです。
1.基礎動作
◆基本テクニック
●通常ジャンプ(Single)
Bで出せる普通のジャンプ。短く押せば小ジャンプ、長く押せば大ジャンプになる。速度がついていると少し高度が上がる。
●二段・三段ジャンプ(Double / Triple)
連続でジャンプすると出せる。三段ジャンプはジャンプの中で最も高度が出せるが、ある程度速度が乗っていないと三段そのものが出ない。
●ヒップドロップジャンプ(Ground Pound Jump)
ヒップドロップの着地後、すぐにジャンプ入力すると出る。その場で高度を稼ぐのに便利だがヒップドロップを待つ必要があり速くはない。
●バック宙 / しゃがみジャンプ(Back Flip)
しゃがんだままジャンプ入力をすると出る。方向入力をしないでいると少し後ろに下がりながらジャンプする。他の動きとの連続で出そうとすると幅跳びに化けやすいので注意。
●宙返り / 反転(Side Flip)
ダッシュ移動中に進行方向と真逆に入力しながらジャンプを入力すると出る。ジャンプ中に移動の制御が効かないため意図せず出てしまうとかなりイライラする。
●地上帽子踏みジャンプ(Vault)
マリオが地面に接触している状態で帽子を踏むと出る。空中で帽子を踏んだ場合と異なり、地上帽子踏みジャンプが出たときはマリオが縦に1回転する。このジャンプは空中帽子踏みにカウントされないので、空中でさらに帽子を踏むことが可能。転がり加速と組み合わせて、速度をつけつつ遠方へジャンプ移動するのに使われる。
ちなみに、バック宙、反転、地上帽子踏みジャンプはどれも最大高度が同じ。状況に応じて使い分けたい。
●帽子キャッチジャンプ(Cap Return Jump)
マリオが地上にいるとき、帽子を回収したあとタイミングよくジャンプ入力すると出る。マリオが横に回転するのが目印。通常ジャンプより少し高い。帽子を絡めた移動の後、帰ってくる帽子を利用するパターンがある(砂の国のライドン遺跡に下から登るアプローチ等)。
空中でこれを出そうとするとマリオは回転しながら少し浮遊する。レインボースピンとかくるんとか呼ばれたり呼ばれなかったり。
●スピンジャンプ
地上にいるときに左スティックをすばやく2回転させると、マリオがスピン状態になる。そのままジャンプ入力するとスピンジャンプになり、その場でゆっくり浮上する。スピンジャンプからのヒップドロップには空中で1回転する予備動作がないため、ヒップドロップを最速で出したい場合はこのスピンジャンプを挟むことになる。
単体で使用する場面はAny%にはほぼないが、上級者向け基礎動作である「スピンヒップ」で毎回一瞬出している。
●幅跳び(Long Jump)
ダッシュ中にしゃがみ入力とジャンプ入力をこの順に連続で行うと幅跳びが出る。正面へ大きくジャンプできるが、単体で速いわけではないので多用されることはない。ただし、幅跳びをまっすぐ出したあとのダッシュが少し速いため、幅跳び→ジャンプで速度を維持して移動することがある(森の国の巨大パックン裏の細い通路等)。
●ボディアタック / ダイブ(Dive)
ヒップドロップを入力した後、着地するまでの間に帽子投げ入力をすると出る。正面に向けて少し上昇したあと落ちていく。出した後はほんの少しだけ方向の制御が効くが、一度失速するともう落下することしかできなくなるので注意(都市の国の市庁舎頂上からダイブでプールへ向かう場面等)。
●転がり(Roll)
しゃがみ状態で帽子投げ入力をすると出る。本RTA最速の移動方法。
ZL+Y/X連打よりも、ZL+振り連打の方が速く移動できる(YやXでは一定時間おきにしか黄色の加速エフェクトが出ない仕様)。
初動の1回のみZL+Y、その後はZLを押したまま振りまくる走者が多い(とりるれは思っています)。着地した瞬間から次の転がりが出せるので、1Fも妥協しないつもりなら死ぬ気で振りまくるのみ。手首や肘を痛める走者もいるため、できる限り脱力を意識したい。
ヒップドロップの着地モーション中に転がり入力をすると、最初の1回から黄色加速の転がりが出せる。スピンヒップで利用している。
幅跳び、ダイブ、転がりは壁にぶつかるとその場で硬直し、地上であっても2秒はロスするので注意。空中の高いところで激突して大きく落下すると…考えたくないですね。
●スペシャルわざ!
「スペシャル技」と呼んでいるが、「スペシャルわざ!」が正式名称らしい。空中で帽子を投げ、ダイブでそれを踏むことをいう。公式技。
空中で投げた帽子をホールドしたままダイブを出すことになるので「Yを長押ししたまま2回押すの…?」みたいなパニックに陥りやすいが、押しなおすために一瞬離してもまったく問題ない。空中で帽子に触れるときにYを押せていれば踏める。
●帽子投げ(Throw)
プロコンとジョイコンで少し挙動が変わる。ここではプロコンのつもりで書きつつ、少しジョイコンにも触れるつもりで。
YやXで通常投げが出るほか、上に振れば上投げ、左右に振れば横投げ(回転投げとも。左右で回転の向きが変わる)が出る。下に振ると斜め投げ(通常投げとほぼ同じだが、発生が数フレーム速い)が出るが、プロコンで意図して使用しているのは上位勢の一部のみ。ジョイコンでは下に振ることで下投げが出る。通常投げを3回連続(回収してすぐに)投げると三段投げになり、高速で帽子を投げる(体感でわからないほど微量だが飛距離も伸びるらしい)。
プロコンで下投げを出したい場合、ヒップドロップの着地モーション中にしゃがみを離した状態でYを押す必要がある。一方ジョイコンであれば下に振るだけで下投げが出せる。ジョイコンの利点の一つ。
回転投げは一度出すと、回転を終えるか何かにぶつかるまで帰ってこないので注意。帽子を投げた後に振ることで敵やオブジェクトを追尾させる「帽子投げホーミング」も、回転投げでは効かない。その代わり、回転投げは多少遠くにある対象物にもかなり速く飛んでいくし、投げてすぐダイブを出すことで事実上飛距離を伸ばすことも可能(料理の国ノコノコレースのバブルキャプチャ等)。
◆応用テクニック
●先行入力
狙った動作の入力を少し前に行っておくこと。本RTAでめちゃくちゃ大事な要素。理解できれば初心者脱出、使いこなせば上級者、かも。
たとえばノコノコレースのスタート前のカウントダウン中にスピン入力をしたまま待っていると、マリオはスタートと同時にスピンし始める。仮にスタートと同時に左スティック入力が効くとすれば、マリオが回転し始めるのはスタート後に左スティック2回転してからのはず。だが、そうではなくスタートと同時にスピンを始める。これは、動けないはずのカウントダウン中も左スティックの入力が効いているから。
もっと簡単な例でいうと、連続でジャンプしたいとき、前のジャンプが着地する寸前に次のジャンプを入力したとしても、マリオは次のジャンプを問題なく行う。これも先行入力。
●慣性ジャンプ
上で書いた先行入力を利用して、着地前の慣性を維持してジャンプすること。
なんなら左スティックを離してしまっても、先行入力ジャンプを連続で出せばどこまででも進めてしまう。
●スピンヒップ(Spin Pound)
スピンジャンプからのヒップは一瞬で出せる、ということを活かし、
スピンジャンプ→ヒップドロップ→転がり
の順に入力することでその場から急加速することができる。これがスピンヒップ。
スピンジャンプはほんの少し浮いていればいいため、ジャンプ入力のBとヒップ入力のZLはほぼ同時でいい(この順に押す必要はある)。また、スピン入力は1度行えばしばらく有効なので、左スティックを2回転させた後、スピンヒップで進みたい方向にスティックを倒しておくことで転がる向きも指定できる。
操作の手順を文字で書くと、下のようになる。
スティック2回転(スピン)
→進みたい方向にスティック入力(方向指定)
→B(ジャンプ)
→ZLホールド(ヒップ)
→Yor振り(ZLと合わせて転がり)
よくあるミスとして、スピンジャンプからのヒップドロップが着地する前にYや振り操作を入力してしまうことで回転投げが暴発してしまう、というものがある。原因はスピンジャンプが浮きすぎ(ヒップが遅すぎ)か、Yor振りが早すぎ。
上位勢はダイブの着地と同時にスピンヒップを繰り出しているが、これは着地前からスピンを先行入力しているから。エリア移動からすぐにスピンヒップしているのも、暗転~マリオがトコトコ歩いている間にスティックを回しまくっていて、動けるようになったらジャンプ入力からスタートしている。
帽子の国の最初の橋でのムービー明けのスピンヒップは、ムービーに入る前とムービースキップの後にスピンを入力している。
海の国の初動など、国の最初の明転と同時に行うスピンヒップは、オデッセイ号が着陸してマリオが船から降りてくるムービーが流れているときと、ムービースキップの後にスピンを入力している。
どちらもムービースキップの決定を押す場面ではスピンを休んでいるが、その前後は回している、というイメージ。
●ベクトリング
マリオがジャンプを始めたときの向きを基準に、空中である程度方向をねじることで速度が上昇する。これをベクトリングと呼ぶ。速度が上昇する結果として、同じジャンプでもベクトリングを行うことで飛距離が伸びる。
カエルなど、一部キャプチャキャラクターにおいても有効。帽子の国のタワー内部で、カエルキャプチャ中に蛇行しているのはこのため。
●転がりキャンセル帽子投げ(Roll Cancel / RC)
転がりキャンセル、キャンセル投げとも。転がり中に帽子投げ入力とジャンプ入力をすばやく行うことで、転がりを中断して帽子投げを行うこと。
とりあえず、転がり中にY→B、と覚えるといい。このYの部分は振り操作に変えてもよく、振り方に対応した帽子投げが出る。たとえば、転がり中に上振り→Bと入力すれば、転がり中断時に出る帽子投げは上投げになる。
このキャンセル帽子投げを、転がりの進行方向に対してある程度横向きに投げると速度がつく。さらに、投げてすぐジャンプ入力をすることで転がりと同じ向きに慣性ジャンプが出る(入力的には、転がり中に真横YB→B)。
最速移動である転がりを都合よく中断しながら、慣性を維持して次のジャンプ移動に活かせることから、RTAで上位に入るためには必須のテクニックになる。
●着地硬直キャンセル
着地キャンセルとも。
マリオは高所から落下するとドシーーーーーーーーン!!!と硬直してしまう。が、着地と他の動作が重なると硬直がキャンセルされる。
簡単な方法は、着地寸前にジャンプを入力すること。ジャンプであれば先行入力が効くので、着地の少し前にBを入力するだけで硬直をキャンセルしてジャンプが出るだけで済む。
似たような現象として、森の国のフラワーロードスキップの先にあるナッツをダイブで割っても激突硬直しないことがある、というものがある。これは、ダイブの激突硬直と着地が重なることで着地が優先されて硬直が消滅することで起きる。ラッキー。
●フレームスロー
着地キャンセルの一種。着地の瞬間に帽子を投げることで着地硬直をキャンセルすること。転がりキャンセル帽子投げと同じ要領で、進行方向に対し真横に帽子を投げればその後のダッシュは爆速になるが、ジャンプでのキャンセルと違ってこちらは着地と完全に同じタイミングで帽子投げを出す必要があり(1Fと言われている、諸説あり)、RTAで狙うのはリスクが大きすぎる。1回が数十秒ですぐにリトライできるノコノコレースでは当然のように狙われている。
●shirane bounce(読み:しらねばうんす)
壁に対し垂直に近い角度で帽子を投げると、帽子はその場で止まる。
これを利用し、ジャンプ中に壁の目の前で帽子を投げ、その場にとどまった帽子をダイブの出始めで踏むことをいう。森の国のショップのムーンのあと、セノビーのいる場所まで向かう場面などで使用。
いろんな場面で使用できるが、壁に近すぎるとそもそも帽子が出ない、壁から離れすぎるとダイブが帽子の上に伸びてしまい壁に激突する、という風に間合いがかなりシビア。確実に決めたいなら、マリオの影を目印に帽子投げのタイミングを計るなど工夫が必要。
●壁抜け(Clip)
ムーンに触れると同時に逆さを向いた状態で帽子を投げることで壁を抜けるMoon Clipや、プクプクで宝箱と壁の間に挟まってスピンすることで壁を抜けるChest Clipなど、方法はいくつかある。
2.ステージ別
◆帽子の国
●レバー
引くと橋が浮き上がってくるレバー。
●柵上転がり
レバーで出現する橋で、柵の上に乗って転がりを出すこと。ほんの少し速い。
●タワー
帽子の塔。カエルをキャプチャしてのぼっていくエリア。
●左ルート(Left Side)
タワーを出て左に進み、空中移動を駆使して頂上にのぼること。右ルートに比べ4秒前後短縮できるがコインが拾えない。
●トッパー
緑の帽子をかぶったブルーダルズ。帽子の国ではザコ扱いされるが…
◆滝の国
●Dino Skip
恐竜をキャプチャした状態でトランポリンを踏んで大ジャンプ。そのままマダムブルードのいる足場までショートカットする技。
●Dino Skip Skip / DSS
上記Dino Skipをもスキップすることから。1枚目のムーンを回収した後、すぐ手前の岩を利用して崖を無理やり登る。何気に崖を登り切った後の骨の地帯も難所。10秒くらい短縮できるが本当に難しく、失敗すれば後述のサマータイムバグにも響くので、一発通しで使われることは少ない。
●マダム・ブルード
滝の国のボス。ゴールデンワンワンを連れているおばちゃん。
走者の機嫌次第でBBAとも呼ばれ、BBAS(BBA Skip)の開発が待ち望まれている。
●Moon Clip
5枚目にオデッセイ号真下にあるムーン「滝つぼの宝箱」を回収するとき、ムーンを利用して壁を抜ける技。Moon Clipはここに限らず使われる言葉だが、Any%の滝の国ではここのことを指す。キレイに決めても1~2秒の短縮。
◆砂の国
●サマータイムバグ(Daylight Saving Time Abuse / DSTA)
海外で導入されているサマータイム制度により、Switch本体のタイムゾーンを該当地域にしておけば、サマータイム移行時に1時間多めに経過することになる。
また本ゲームには、植木鉢に種を植えて一定時間待つことでムーンの実を結ぶという演出があり、砂の国の種は約15分で成長する。
そこでサマータイム制度に関するSwitch本体時計の仕様を利用し、「種を植えてから他のムーンを回収してまわり、戻ってくる頃に15分経ってなかったとしても、サマータイム移行の影響で1時間経過したことになっていてムーンが出現している」という状況を作り出す。これがサマータイムバグ。
利用例として、Switch本体のタイムゾーンを「ニューヨーク, トロント」に設定。
本体時計を「2022/03/13 01:53」に設定したあと16秒待って出走。
滝の国を5分32秒で突破、その後50秒で植木鉢に種を植える。このとき時刻は01:59:38。
30秒経って植木鉢に戻ってくると、時刻は03:00:08。サマータイム移行の影響で2時台をスキップしたため、Switch本体が経過時間を勘違い。成長に15分かかるはずの種が一瞬で育ってしまう。
出走タイミングで調整する手法は、滝の国抜けのタイムが安定していなければ成功しないので、採用するのはかなり熟練してからになる。
簡単な採用方法も存在する。滝の国を突破してから、砂の国で種を植えるまでは最速で約50秒。そのため、滝の国を出たときに本体時計の設定を変更し、移行日の01:59にしてしまえばいい。種を植えるのはだいたい01:59:50だから、10秒くらいで種が育つことになる。
が、これをやるくらいなら、植えた後すぐに本体時計を適当に1時間くらい進めるか、あらかじめ過去の日付に設定しておいて「インターネットであわせる」をONにしてしまうだけでも種は育つ。
何にしても、種の急成長をやるだけで簡単に1枚回収できてしまうので、早いうちに採用したい。
●Reverse Town
ルートの名前。上位勢が使っているルートで、
種植え→ショップ裏ムーン→種ムーン→土管ムーン→屋根上ムーン→鳥ムーン
の順に回収する。逆にリバースでないルートは
種植え→屋根上ムーン→鳥ムーン→土管ムーン→種ムーン→ショップ裏ムーン
の順に回収。だいたい逆になっている。Reverse Townの方が3秒速い。
●早野バード
Reverse Townで使われている。飛んでくる鳥を、丘のてっぺんに向かう道中で捕獲し、そのまま滞空して取ってしまう技。
ちなみに鳥の移動は周期になっているので、ドカンやショップを出入りすればリセットされ、何度でも同じ方角から街の方へ向かってくる。
(派生でもなんでもないが、鳥を取り逃して反対側の建物まで電線で追いかけてまで捕獲することをりるれバード、さらに逃してオアシスの方まで追いかけて捕獲することをそらバードと呼ぶノリがある。捕まえるだけ捕まえてリセットすることが多い。)
●てっぺん
丘のてっぺんに埋まっているムーン。たまに本当に発掘できず、「今日はないみたい」と言い出す走者もいる。なるべく振動はオンにしましょう…オンにしてもないときはないけど。
●氷の柱
丘を後にして、門にのぼるときに足場として利用する柱。
実はこの柱に触れるあたりからキラー周りのリフトが読み込まれて動き始めるため、ここでグダるとSand Dramの失敗の原因になりやすい。
●Sand Dram
「遺跡の空洞」のムーンを回収した直後、上投げホールドしておいた帽子をホーミングさせて上空を移動するキラーをキャプチャすることで登る手間を省く技。
ホーミングのタイミングがなかなかシビアなことに加え、ホーミングがリフトに邪魔されることでも失敗する。
●キラー加速
キャプチャしてすぐYを押し始め、同時に振り操作を行うが、2回目の振りが入力される直前にYをあえて離し、そのまま振り操作を続けることで「Y長押し+振り」をし続けるよりも速く移動できる技。
●アッチーニャ遺跡
街の北にある遺跡のこと。円柱がそびえ、キラーが飛び交っている。
●ライドン遺跡
毒沼に囲まれた東側の遺跡。上には宝箱が二つあり、ムーンと50コインが入っている。
ちなみにAny%では立ち寄らないが、見えない足場のある西側のエリアは「ミルゾウ遺跡」という。
●キラー誘導
ライドン遺跡から先に攻略するルートでは、「かたむいた石柱の上」のムーンを回収するのと同時に出現してマリオに向かってくるキラーを誘導してかたい石にぶつける。
●Platform Clip
Sand Dramをするときに邪魔になる「遺跡の空洞」のムーンの上にあるリフト。これと足場の間に挟まりながら帽子投げをすることでかなり簡単に壁を抜けてしまう。そのまま「流砂のかくし部屋」のムーンを回収し、スフィンクイズの宝物庫に壁の中から侵入するルートが現在の最速ルートとなっている。
◆湖の国
●Lake Clip
ファスナーのしかけを突破して、「かくし通路の突き当たり」のムーンを回収した後、セットアップを経て角から壁を抜ける。そのまま壁内を移動して高い足場にある中間地点を上投げホーミングで通過したことにしてしまう。壁を抜けた先で「トゲトゲ水路の宝箱」のムーンを回収したら、上投げで拾った中間地点にワープすることで、本来クリア後に訪れることになる場所まで強行突破できる。この技をLake Clipという。採用する場合、この2枚と水中ドーム内「ナイショの部屋」の3枚でランゴ戦の代わりとするルートになる。
セットアップがシビアで、一発で決めても10秒も短縮できないが、Moon Clipのように一発勝負でもタイミングゲーでもなく、決まった動きをすれば確実に決まるという点では良心的。
●ランゴ
この国のボス。とにかく影が薄い。
ブルーダルズ戦はたびたびスキップされるが、上達していく中で単体で出会うことがまったくなくなるのはランゴとスプワートだけ。スプワートを完全スルーする頃には1時間切りを狙っている場合が多いが、ランゴはもっと早い段階でスキップすることになるので本当に影が薄い。
●Camera Clip
「ナイショの部屋」のムーンを回収する際、部屋に侵入せずに部屋の正面でマリオ視点を利用してカメラだけ壁の向こう側へ移動させる技。きれいに決めても0.3秒程度の短縮。
◆森の国
●ナッツ抜け(Nut Clip)
トンネル内のナッツを割ったあと、バック宙から帽子投げと同時にムーンを回収することで壁を抜ける技。ちなみにムーンを利用した壁抜けの入力猶予は2~6F程度。タイミングはリズムで覚えている人が多い。
抜けた後、壁の中のムーンを回収して巨大パックンをスルーするルートが最速。それが難しい場合でも、壁を抜けて反対側まで渡れれば10秒短縮になる。
●Maze Clip
「赤い迷路の木の実」のムーンを利用して壁を抜ける。こちらはバック宙で行う壁抜けと違い、三段ジャンプでムーンに触れる瞬間に帽子投げで壁を抜けるもので、1フレーム技。
●樹海
迷路の前やナッツ抜けの壁内など、特定の位置で落下するとミスにならず樹海エリアに移動する。こうなると中間地点へのワープも不可能になり、樹海内で速く回収できるムーンを集めるなど、最速で対処しても数十秒のロスは免れないので要注意。
樹海に入ってしまうことを「ジュカイン」と呼ぶことがある。また派生して、もう少しでジュカインしてしまうところだったことを「ジュプトル」、おもいっきりジュカインすることを「メガジュカイン」と呼んだりもする。スタンプ打ちすぎでタイムアウトされないように。
●上下水道
池の底のドカンから入れる2Dミニステージ。周期にあわせて水位が変動する。実は天井裏のムーンを利用して壁抜けが可能。
●Pスイッチ
巨大パックンを倒すことで押せるようになるスイッチで、押すとフラワーロードが出現する。
●Flower Road Skip
上記Pスイッチを押さずに、柵の上などから大きくジャンプして無理やり向こうの足場へ渡る技。Pスイッチを押して歩いて渡るより最大4秒短縮。
●タワー
フラワーロードを渡った先にある。頂上にはブルーダルズの一員であるスプワートが待ち受ける。
●スプワート
森の国の中ボス。フラワーロード前の巨大パックンのムーンを回収していないと戦えない。スプワートを倒さないルートでは、代わりに上下水道の2枚と「曲がり角の木の実」のムーンを集める。6秒短縮になる。
眠くなってきたので続きはまた今度…。
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