雨の日はなんとなく気だるい気分になる。

温かい紅茶を用意して
窓辺で雨の音を聞きながら小説を読む。

読み疲れたら窓を開けて
雨の匂いを吸い込む。

濡れたアスファルトや
ビルや車に雨が当たって弾ける水滴の音。

色とりどりの傘が通りを往来して
信号が雨に煙って少しだけ滲んでいる。

出掛けるには億劫。
でも、家の中で雨に浸るのは好き。

雨が降る休日だけの贅沢。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?