ライヴレポ 大阪・東京ごちゃまぜ


1.          ダンスパフォーマンス(SHORYU)


今回のライヴタイトルでもあるんだからこれこれぇ~!!ってなった。どんどん会場の空気が龍宮城色に染まっていく。皆が跪き龍を呼んでいる所が好き。

パッと照明が変わり、彼らが自分達の世界から扉を開けて、私達が見える世界に入ってきてくれた。うわー見られてる!?!?って思ってめっちゃ手を振ったけど見られてない気がする。そこが龍宮城。

以前スペースをしたときに「あの時の7人は7つの大罪を表していた」と聞いて震えた。確かにKEIGOくんの表情が心なしか和馬に似ているなと思ったんだよ…ファンサタイムも直ぐに終わり、彼らの表現に再び目を奪われる。


2.          火炎


SHORYUが来るとばかり思っていたので、え?え???ってなったしブチ上がった。KENTくんの最初がとても悲しそうで、やっぱり龍宮城1今この瞬間を大事に生きる男だと改めて思った。

冨田くんのラップ最高。もっともっと聞きたい。サビで鼓が鳴る瞬間大好き。雅を感じた。

HARUKUくんの「忘れてみたい」の歌い方で(今回のはるくくん激ヤバじゃん…)って思った。足でリズムを取りながら手を広げ、グワッと表情を変化させ、炸裂したと感じたワンフレーズだった。(言語化頑張ったけど無理だった、円盤化して)

最後はKEIGOくんが締める。真っ直ぐに伸びていく歌声がとても素敵。


3.レイトショー

もう私はNO CG…から首を振っちゃってた。セリフパート、葉くんの「軽~く生きてやろうと思ってたのにな。悔しいわ」が嘲る感じが強くてホワワ…ってなった。慎一郎の「こんな気持ち初めて、本当にそう思ったんだ」を聞いてペンラを振る気力が0になる。胸が苦しい。マジで幸せになれ。

最後のITARUくんの「2LATE SHOW」でニコッとしてからのお辞儀が本当に美しくて好き。


4. SHORYU(→↓↘+P)

ごめんなさいあまり覚えていません(最後のSHORYUがやばすぎて…)

冨田くんが見やすい位置だったのですが、彼のロングコートが踊ることによってひらひらと揺れているのがとても好きだった。「おい後出しー!!」の所でニヤッとしてワクワクしている表情でメモを取る彼を間近で見れて、また冨田くんの魅力に気づいてしまった…と思った。


MC

HARUKUくんが舞台やライヴを通して自信がついたことを彼自身の口から聞けてとても良かった。

Sくんは今回の主演を通して苦悩し自分自身の命綱を作り自らの道を開拓したと感じ、KENTくんは役を演じることによって普段意識することが変わったと言っていて、心に秘めている考えをライヴで彼自身から直接聞けることが出来てとても嬉しいし貴重だと思った。

KEIGOくんはHARUKUくんから演技の練習方法などを聞かれていた。私達でも取り入れることが出来そうと一見感じるが、行動に至るまでKEIGOくんがどれだけ頭を捻って苦しみながら考えたか私には到底知ることが出来ない。

Rayくんは演技の苦悩を話してくれて、本当に辛かったんだと感じたけど、それ以上にRayくんの強欲さというか、いつまでもRayくん自身も知らないその先の自身への成長を渇望している気がして、このお方は表現の世界の中で絶対に自身の壁によって倒れることはないと実感した。

ITARUくんと冨田くん覚えてない…ごめんなさい…


5. ブラッディ・ララバイ


Sくんが「世界一残酷な子守唄」という語り出しで始まったブラッディ・ララバイ。

「首筋 手首 指先」の所のSくんの首筋のフリがめっちゃ色気が凄くてやばばばって泡吹くかと思った。

ラスサビ前のITARUくんがSくんに正面から伝える所、Sくんの微動だにしない棒立ち(語弊があるかもだけどあえてこう言わせてください)が本当に慎一郎から見ての玲矢って感じがして…玲矢は今何を考えてるの!?!?あなたの思考が読めないよ!!!!!

強く感じたのは、もう404はいないんだということ。舞台の時が本当に404と会える最後の機会だったんだな…と…。ドラマの時のブララバはユキに対して歌っている感が強いなと思っていたんだけど、もう今回のブララバは404に対する鎮魂歌という感じがして悲しくなったし寂しくなった。


6.JAPANESE PSYCHO


KEIGOくんに「対戦よろしくお願いします」と言われて、こりゃ本気でやるしかねぇな!!って燃えた。そこからペンラ・リンライを振り回して叫んでたことしか記憶がない。

私、前奏・間奏の時の「ラララララララ🎶」も一緒に歌ってたけどダメなのかな…

みんな、「おてもと真っ二つ」の時一緒に真っ二つしよう!!!!楽しいよ!!!!!!!!


7. SENSUAL

(全部のペアをうっすく言うよ)

【HARUKU&Ray】

 HARUKUくんの何があっても揺らがないと思わせるくらい芯が太く、深みがある低音。Rayくんの華やかな高音と歌声。その対比が香水をより魅力的にさせていた。個人的に今回一番好み。


【TOMITA&ITARU】

これが噂のとみたる!!!!??って最初に思った。舞台で狂暴を手に入れた冨田くんは一味も二味も違う。本来華やかだった香水に暴力的とも思えるくらいの狂気のエッセンスが配合されるが、ITARUの歌声はその狂気さえも包み込む。さすが真心。狂暴と抱擁がかけ合わさった不思議な香水だった。


【KENT&S】

まずSくんがSENSUAL!!って目がでっかくなっちゃった(マギー?)。Sくんも芯がある歌声。HARUKUくんとの違いとして、HARUKUくんの芯はめっちゃ太い。木の幹みたいなイメージ。Sくんの芯は強度が高い。すごくしっかりしてる芯って感じがする。

そんなSくんの芯がある低音だからこそ、本来ITARUくんと奏でていた時よりKENTくんの歌声が華やいでいてとても素敵だった。


【KEIGO&S】

音域が同じ2人だからこそ歌声がぶつかり合うことで香りが立つ、スパイシーでウッディな香水だった。


ライヴ限定のSENSUALコンビを目当てに全通した方もいるはず。というか私がそう。SENSUALの曲がかかった時に(誰と誰だ!?!?!?)って身を乗り出しそうなくらい前傾姿勢になって目を凝らした人みんな仲間。


~ソロ曲タイム~

(書く曲順は東京1部を参考にしています)


HARUKUくんの「全員がソロを張れる」というような言葉で(!?!?!?え、全員ソロ新曲…???)ってなった。違った。でも1人1人本当に色が違った。

ITARUくんがソロ曲タイム前にMCをしていた時の「全員がそれぞれ意味を持って曲を選んだ」という言葉も強く印象に残っている。


8.冨田侑暉 「新宝島」


誰が何を歌うのか、これから何が起こるかさえも分からない会場。そんな会場をふわっとシンセサイザーの音が包み込んだ。

そして登場したのは冨田くん!冨田くんが苦笑いのような表情で手をみんなに振ってくれて、私は一瞬で目がハートになり必死で手を振った。(私は手を振るのに必死であまり目線などは細かく見れていなかったけど、ライヴ後のスペースでFFさんが「とみたくんは最前列でも目が合わなかったから多分誰とも目合ってないと思う」「目の焦点が合ってなかった」と言っていて私は震え上がった)

わーってファンサをくれた次の瞬間、とみたくんがすっ転んだ!一瞬で心配へと空気が変わる会場。しかし音楽は鳴り続ける。起き上がりながら床を見つめ、手を見つめ、背中を丸めて床に座り込むとみたくん。丸まった大きな背中には哀愁が漂っていた。

前奏も終わりかけ(もう始まっちゃうよ!?大丈夫!?!?)と思ったその瞬間、とみたくんがバッと起き上がりスタンドマイクを掴み、長い腕でビシッと遠くを真っ直ぐ指差し、豪快に歌い出した。

ここまでで40秒。それだけ短い時間でもう彼のドラマが見えた。

ここからは私の長い長い考察劇場の始まりですので、そんなん見たくないやい!という方はすっ飛ばしてくだせえ…


私は今回の曲、「アイドル」への葛藤だと感じた。

1番はアイドルでいたとみたくん。頑張って笑顔でお客さんに手を振る。

それが「アイドル」だから。それが仕事だから。

でも、いくら自分が愛を振りまいても受け止めてくれない人なんて山ほどいる。床に捨てられ溜まっていく「ファン」への愛情。自分なりに「丁寧に」「震えた」線で描いていたはずなのに。

自分のしていることは本当に正しいのか…?自分の道に悩み始める冨田くん。

2番終わり、遂に岐路に立つ。悩み、苦しみ、もがいた末、冨田は変わる。いや、「爆発した」と言った方が正しいのかもしれない。

彼はもうアイドルではない。一人の表現者、アーティストだ。

ラスサビでの「君」の対象は変わったか変わっていないのか、はたまた対象が増えたのかは分からない。でも、他の方のポストで「『君』と言って先生を指差していた」と聞いてハッとした。彼はこれからも彼なりに「揺れたり震えたり」して、「丁寧に」音楽に対して・活動に対して向き合ってくれるんだろうなと思った。


「丁寧に」の歌い方が本当に丁寧だった。「それでも君を連れて行くよ」と指を指して歌う姿は宣言に感じたし、本当に私達を連れていってくれるのだろうと心から思った。

4回通ったが、冨田くんの最初のファンサに毎回狂喜乱舞しちゃうしその後転んだときも毎回本気で心配してた。冨田くん恐るべし…

再度、なんで最初冨田くんが手を振ってくれた時に自分が目線まで見れなかったんだろうって考えてたんだけど、冨田くんが手を振ってくれたときに「一瞬で会場が彼の世界へ入れられてしまったから」だと思う。変わったんじゃなくて入れられた。そうさせる彼のアイドルパワーは本当にすごい。

冨田くんが龍宮城にいてくれて、アイドルとしての要素をこのグループに残してくれて本当に良かったと思った。


9.KENT 「突破口」


ギターをかき鳴らすロックなサウンド。そこに颯爽とやって来るKENT。歌う前に「よろしくお願いします」って言ってた気がする(捏造だったらごめんなさい)。

歌詞がすごくKENTに合ってる。本家と聴き比べてみて、本家は「行くよ!」って皆に寄り添いながら代表して引っ張ってるような感じがするんだけど、KENTくんの歌はただ一人で苦しみながら「今をやめない」「証明するよ」ってみんなの前でわざと宣言して、自ら後退する道を断っているような気がした。

ラスサビのアカペラは本当に痺れた。大阪でくらってから(あの時「KENT~!!」って叫んだほうがいいのかな)って悩んだりしたけど、FFさんに「その時の感情に身を任せたほうがいいよ」と教えて頂いて、それも今回すごく学びになった。


10. ITARU 「キスだけで」


雨音から始まるITARUの曲。

さっきまで煌びやかなステージだと思っていた会場がすぐさま森の奥深くへと変化した。スッと登場しITARUが歌いだすと、自然と皆のペンライトを振る手が止まる。ペンライトを振ることに集中力をさきたくない、今はITARUの歌声を一瞬も聴き逃したくないと会場にいる人全員が思っていたんじゃないか。

メンバーの中で一番「性別なんか関係ない」と強く思い、体現しているITARUが歌う「私今日は女だから」「お前今日は女だから」は深みが違う。インスタの投稿の言葉でもあった、「性別というものに囚われずに素直に音楽で表現する」を有言実行するITARUくん凄い…

歌詞としてはちょっとセンシティブが強いけれど、ITARUくんの歌では全くそれを感じなかった。本当に「意味を持って歌っている」感が強かった。

男性パートの時のアクセント強めの歌い方、でも決して雑ではないのが凄い。

大阪2部の「私今日は女だから」のだーかあらの階段のように降りてく歌い方?が東京1部よりも結構ハッキリしてた。


11. Ray 「ステップアップLOVE」

(東京1部・大阪1部)


アップテンポの楽しい曲!Rayくんノリノリでこっちもノリノリになっちゃう!ITARUくんもそうだったけど、この曲もデュエット曲…でも全くこちらに大変さを見せないのが凄い。

この曲でRayくんの色々な面が見れて良かった。言わばRayくんのオードブル。こんなに堪能出来るなんて最高すぎ。

「桃源郷へいこう」「どれも正解無いQでしょ?」の言い方好きすぎた。語尾がジワァッと上がる感じ。あと「どきどきしすぎて話せない」の言い方が「話せな~い!!」って感じでマジでかっっわいい子…大好き大好き…


12.Ray 「角を曲がる」(東京2部・大阪2部)


ステップアップLOVEとは打って変わって、心の内を話してくれたような気がした。

やっぱりRayくんもそういうこと感じてるよね…と思った。

本家と比べて、Rayくんの歌い方は1フレーズ1フレーズ全部刺さる悲痛な叫び。

えっ なんで泣いてんだろ?の所、私は2階席だったからRayくんの表情までは見えなかったけど…ポロッと、一雫落ちていく涙が見えた気がした。

「だって近くにいたって…」からのパートは本当に全部重たかった。歌詞一つ一つに刺される。「周りの人間に決めつけられた思い通りのイメージになりたくない」が本当に刺さった。泣きながら叫んでいた。

ここからもまた考察劇場が始まります…全然飛ばして大丈夫です…


れいくんが00で転校生としてやってきた時に披露していた、すごくビシッと揃えられたダンスを思い出す。

今のれいくんはどうだろう?周りと調和を取って揃えることに重点を置いてるというより、自分が表現したいという心のままに全部全力で踊っている気がする。私は何のパフォーマンス映像を見てもRayくんのダンスに目が行く。一番派手なダンス。

賢いRayくんだからこそ、(自分を抑えてでも周りと揃っているダンスをした方がいいのではないか?)という思いと、「自分がやりたい派手なダンス」で矛盾が生じているんじゃないか…とか思ったり…その矛盾の壁にぶち当たった末の「角を曲がる」なのでは?

あとやっぱり委員長面談の時に話していた、完璧主義ゆえの苦悩なのでは…未だに縛られているんじゃないかな…



13.S 「Asian Doll」


Sくんのバリバリのラップ初めて見たけどバチバチにハマってて良すぎた。個人的今回のセトリで一番頭から離れないし聴いた曲。君のせいェイェイ。ノリやすい曲で、リンライ振っててすごく楽しかった。

「次欲しいの何?What?」のWhat?が大好き。他にも「歩くだけでshow」「でもしょうがない」…、言い方大好き。

今歌詞を見て気づいたんだけど、「Mode S」と言ってたのはオリジナルだったんだ…。ビシッと放つような言い方が最高だった。「だって俺はタトゥーで柄の悪いラッパー」と言い切るあの時のSくんは間違いなくラッパーだった。

~考察劇場第3部~


絶対絶対今回の選曲はドラマを通して、ユキを想う玲矢の気持ちを経験したからこそ選ばれた曲だと思う。

この曲を聞いてまず思うのは「ユキもこの曲の女の子みたいにお金を積んだらなびく子だったらよかったのにね…。」ユキってなんであんなに何しても自分のものになってくれないんだろうね。急にふわふわっとどこかにいなくなってしまうよね。両想いなのに。


あとSHORYUの大罪でも感じたけど、Sくん×女の子ってなんでこんなに魅力的なんだろう…??佐藤海音くんとして見たときに全然女の子の影さえ感じないのに。(完全に個人的な感想です)そのギャップが凄いのかな。


14.KEIGO 「HONEY」


一回しか、しかも一番初めの東京1部でしかやってなかったから記憶が無い…(´;ω;`)KEIGOくんの声質とこの曲がベストマッチしてた!ということしか覚えてない…

この曲、1998年にリリースされてるみたいでKEIGOくんも生まれる前の曲だけど、「古い曲」と捉えずに果敢に自分を表現するために挑戦していることが昭和歌謡試験の時の先生の言葉を思い出して素敵だなって思った。


15. KEIGO 「ロープ」


語らなきゃいけないのコレだろ…。今回個人的に一番の激ヤバ曲。

縛られてるのは私たちだった。完全に。がんじがらめに縛り付けられて身動きが本当に出来ない。無数の針のような歌声が絶え間なく全身に突き刺さり続ける。もはや拷問に近い。苦しい。息ができない。見たくない。一刻も早く終わってほしい。

下手とかではなく本当に完璧なパフォーマンスを魅せられているのに。

そう思ったのは生まれて初めてだ。個人的にアヴちゃんのパフォーマンスを見た時にもこのような気持ちになるから、アヴちゃんのこの要素を手に入れたのか…!!!と思った。

個人的にSHORYU東京ライヴの時に、声出しやライヴ中の振る舞いで(他の人に白い目で見られたくないからあまり目立ったことはしないようにしよう…)と思っていた自分にとって「周りの目を気にするより自分の心が大事 あの人とかその人にどう思われてるかなんてどうでもいい」という歌詞は刺さりすぎた。この歌詞を胸に刻んで大阪ライヴは挑んだ。


16. HARUKU 「深夜高速」


春空くんの覚醒を確実に感じた。今回のライヴのHARUKUくんから絶対に目が離せないと強く感じさせた1曲。こんなに人の心を揺さぶる歌声はない。HARUKUくんからの歌声からしか感じられないものがある。心が震える声。言語化できない歌声なので円盤化希望としか言いようがない。

「十代はいつか終わる 生きていればすぐ終わる」という歌詞、19歳の春空くんが口にすると意味が全然変わってくる。そこからの「素裸」の言い方大好き。

スタンドマイクの扱い方が本当に凄くて、00の昭和歌謡試験の時の手の動きがぎこちなかった春空くんはもういないんだと実感した。セリフパート、私たちに背を向けて心から発してくれた言葉がとても良かった。

HARUKUくんから「生きててよかった」という言葉を聞けて本当に良かったなって思う。

最後の「いこうぜ」の部分が私たちを先導してくれているような気がして、心の中の何かがグワッとこみ上げた。


ソロ曲全体を通して感じたこと

・     一人一人が強い意味を持ってそれぞれの歌を歌っている。

・     ありがちな歌詞だからなのかもしれないが、新宝島「君を連れて行くよ」・HONEY「あなたを連れてくのさ」・突破口「証明するよ もう前例になるよ」・深夜高速「いこうぜ いこうぜ 震わせていこうぜ」…私達を引っ張るよというメッセージが各曲の歌詞からも感じた。

・     「私達に向かって披露するからこそ意味のあるパフォーマンス」だと感じた。自己満足の独りよがりのパフォーマンスでは決して無い、絶対に対ヒトという感じ。

・     個人的に曲によって酸素の薄さが違ったと思っていて、一番吸いやすかったのはSくんの時。あれは私達というより女の子に矢印が向いているからかな?

そして一番空気を吸い込みたくなったのはITARUくんの時。確実にマイナスイオンが出ていた。この神聖な空間を堪能したいなと思って深く息を吸い込んだ。

一番酸素が薄かったのはKEIGOくんの時。山頂と同じくらい薄かった。息が上手く吸えない。本当にそんなことあるんだ…


17.バイオレンス


曲前の繋ぎの音はバズリズムの時と同じ?血が滴る音と真っ赤な照明。KEIGOくんのロープ終わりからのバイオレンスの時もあって、その時は(暴力の次も暴力…)と泣いていた。

大阪2部のSくん始まりがヤバかったような記憶がある。HARUKUくんの「ッバイオレェェェェェンス!!!!!!」がエグすぎて恐れおののいた。

00当時から変わらぬ振り付けなのでより一層成長が分かりやすく見えて大好き。(もし変わってたら教えてくださいすみません)


18. Mr. FORTUNE


バイオレンスが終わったと思ったらゴポゴポゴポ…と静かな空間で聞こえてくる泡の音。ウーララウーララウーララウーララ…と聞こえてくる。

私はこの光景、「乙姫様からお呼び出しがかかった」と思った。

会場がバイオレンスによって赤く染まっていたことなど関係ない。時や場所など関係なく呼び出す。無情だ。会場が途端に海中へと変わっていく。

大阪2部のFORTUNE、皆リミッター外れててヤバすぎた。まず冨田くん?の「東京~~~~!!!!!!」と「大阪~~~~~!!!!!!」の喉が潰れるくらいの叫び声がもう狂気。

大阪2部のSくんの「ほんまもんの夢を見せたいんや」は本当に凄かった。声の勢いがライヴ大阪2部最大風速。そこから今まで私はSくんに釘付け。

冨田くんは煽り過ぎている。あー大好き。「I‘m crying!」、あれもう泣いてないでしょ。ピエロの如く、泣いているかと思ったら1秒後には笑っているような言い方だった。

Mr. FORTUNEは元々00で「龍宮城がこんなグループだ」という枠組みを定めた曲だった(と思っている)が、枠からはみ出るという次元ではなくもはや枠をもぶっ壊して歪な形へと急激に進化を遂げていて本っ当に怖い。大好き。

「見たことないのによく言えちゃうね」がもう煽りではなく、「俺らに振り落とされんなよ?」というニヤつきのような感じがした。

この曲を聞くと恍惚な表情をしてしまう。もう人には見せられない表情。これからも進化していくと思うと震えとワクワクが止まらない。


19.RONDO


グループ曲で唯一ペンライトを振る手が止まる曲。

RONDOに入る前のとても綺麗なハープの音色。乙姫様が弾いている気がした。

すんごく良い意味で、「私達蚊帳の外だな」って強く感じた。SHORYU(→↓↘+P)やジャパサイは私達も参加している感じがあるけど、RONDOはただただメンバーの過去との別れを見守る空間。曲に入る前のKEIGOくんの「無くてもいい過去なんか一つもなくて。全てが今の僕たちを創っている」という言葉(あやふやです)がパフォーマンスからもひしひしと伝わってくる。

東京2部では春空くんが途中で退場し、RONDOの最初はRayくんが一人で舞っていた。

本来この踊りは一人では不可能。それでも出来るんです、Rayくんだから。

いない春空くんの手を繋いで、綺麗に伸び上がりくるくると舞い踊るRayくんの姿は今でも目に焼き付いている。

このパフォーマンスを見て、私は正直に言うと(6人でも踊れちゃうんだ…)って思った。いや、違う。可能ではあるという話。でもRONDOは7人でしか表現することができない。

「7人で表現することに大きな意味があるんだ」と春空くんが帰ってきて7人で踊っているのを見て強く思った。


20.2MUCH


KEIGOくんの「鏡に映るだけじゃ足りない!」のグイッて肩を掴んで引っ張る振り大好きになった。と思ったら大阪2部のRayくんの「『代わりはいるよ』なんて考えられない! ねぇそうでしょ!!?」に驚きすぎて頭が真っ白になった。

HARUKUくんの「だりぃね!」からのパートが凄かった気がする(記憶戻って来て…)。冨田くんのラップパート大好き。ピカピカがもうビカビカ。

Rayくんの「龍宮の遊泳区!」」で途端にこの会場が海の底へと沈んだような気がして大好き。

大阪2部の「僕最強」は今までの2MUCHとは違う。個人的に今までの僕最強って「言うことで自分を最強だと思い込ませている」感が強いと思っているんだけど、大阪2部はもう内側から僕最強なのが分かり切っていて、それをわざと言葉にすることで結束力を高めていた感じがした。


21.SHORYU(→↓↘+P)


Rayくんのゼェゼェとした息遣い。息絶え絶えの「巻き返せるかな…」

この一言でもう感づいて叫んでしまった。

そこから理性が飛ぶくらいリングライトをぶん回して拳をかざしたことしか覚えていません。でもそれがライヴなのかも~!!!!

全員が最高で最強で勝負してた。


本当に今回のライヴ最高でした。対戦しようと思って臨んだのに私は気付いたらリングの外にいて、戦う資格ないなと肩を落としました。春ツではリングに上がれるといいな。

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