【才の祭】審査員rira賞の発表です！【小説部門】

10日間という短い期間で寄せられた小説は、
なんと130作となりました(๑°ㅁ°๑)!!

皆さん、愛のこもったストーリーを応募して頂きありがとうございます(*ᴗˬᴗ)⁾⁾

想像以上に力作が集まり、絞るのがとても大変でした。今回応募して頂いたせめてものお礼として、すべての作品をちゃんと読み込んでコメントをつけさせて頂きました。文章力の高い作品、ストーリー構成のしっかりした作品、思わず潤んでしまう作品。どれも愛が込められた素敵な物語です。

その中から特に、文章もストーリーも秀逸で印象が強い、気持ちを大きく揺さぶられた作品を選ばせて頂きました。

それでは、発表です(๑•̀ㅁ•́๑)✧

普段仲良くさせてもらってる方もいますが、
忖度なしで選んでおります。

まずは、特別賞の講評から。
（大賞の講評はxuさんの記事をご覧ください）

🎄才の祭小説部門 特別賞🎄

🌟七田苗子さん『RiNNe』

輪廻転生をテーマとして、生まれる前から知っていた何かを探し求める男女の物語。完成度の高い文章力、緻密なストーリー構成、溢れる表現力。どれも飛び抜けていました。読み始めた瞬間に現実と夢を行き来する不思議な世界が目の前に広がり、まるでその世界に自分が入って間近で見ているようなリアルさ。惹き合う2人が感情を少しずつ近づいていき、感情を振り絞るように求め合う、臨場感たっぷりの七田さんワールドには脱帽です。

壮大な世界をみんなのクリスマスソングで表現することは難しく、後日新たなプロジェクトが立ち上がる予定です。この物語にどんな映像や音楽が付くのか、想像するだけでワクワクしてきます。素敵な作品を寄せていただきありがとうございました。

🎄才の祭 審査員rira賞🎄

🌟たまごまるさん「真っ赤な手袋」

誰もが一度は、サンタは本当にいるんだと幼い頃に想像したことでしょう。じゃあもし本当にサンタがいたら？というファンタジーをリアルに表現してくれました。読みやすく安定感のある文章で一気に引き込んでいきます。

丁寧に綴られていく彼のラブレターは、死さえ恐れない愛で溢れていました。サンタは人を愛すると死んでしまうという。でも想いを偽るくらいなら死を選ぶ。深く優しい愛、だけど悲しく切ない。そんなストーリーに思わず目が潤みます。

もしかしたら世界のどこかに、この想いを受け継いだサンタさんが本当に存在しているのかもしれない。そんな想像さえ掻き立てる、クリスマスにふさわしい作品でした。

この作品は、ピリカさん主催の「ピリカ文庫」でたまごまるさんが書いた「てぶくろ」の続編にもなっています。こちらを読むと、手袋が片方な理由もわかります。

🌟ピリカさん「ラストラブレター」

ヒヤリと冷たい空気が漂うスタート。ピリカさんの文章は、読んでるこちら側の空気までも変えてしまうほどの威力があります。父に愛されていないと思って育ってきた主人公は、父の葬儀さえ淡々とこなして行きます。どこか人間を嫌っているような、そんな印象を受けました。

そんな彼が真実を知り、父の愛を知って心が溶き解されていくにつれて、感情があらわになっていきます。纏う空気がやわらかく、温かくなっていく。しこりが溶けて、流す涙さえ光るように美しい。ピリカさんの優れた洞察力が発揮された作品にさすがだなぁと感心してしまう、読み応えたっぷりなお話でした。

🌟Blue handさん「見慣れた景色の中で」なごみ・淳編

今回小説をもとにして男女別の歌詞を書く、という点で男女別視点から書いてくださった方が何人かいらっしゃいました。だから選ばれたというわけではなく、それが高い効果を生んだのがBlue handさんです。

いつも素敵な詩で心揺さぶってくれるBlue handさん。なごみ→淳の順番で読むことをおすすめします。なごみの視点から見た淳は、彼女よりも仕事を優先する冷たい男のように描かれます。しかし淳の視点を読むと、どれだけつらい状況の中でなごみを大切に思っているかが読んでて苦しくなるほど伝わります。その振り幅大きく描かれた心理描写が見事でした。何年経っても忘れられない情熱的な愛を追体験したかのような、(๑´ω`๑)♡ｷｭﾝと胸が熱くなる作品です。

🌟えぴさん「涙のプレゼント」

涙がほしい。それが優太の、サンタへのお願いでした。親の愛情を知らずに育った優太は、泣くという感情さえ持っていません。傷ついた心を涙で洗い流したい、と願う彼はまだ小学生。彼は自分がどれだけ孤独であることにさえ気づけません。それは人と触れ合い、愛を知ることでわかる感情だから。

そんな優太がようやく愛を知ったとき、初めて温かい涙がこぼれ落ちます。それはサンタからのプレゼントではなく、親代わりの城一の優しく温かい心。彼はこれからたくさんの愛を詰め込んで、前に歩いていけるでしょう。優太の気持ちの動きが描写から丁寧に読み取ることができ、さらに読んだ後までその先に広がる未来を想像させて心に残る作品。読みながらじんわり目元が熱くなる、心温まるクリスマスストーリーでした。

🌟これでも母さん「きみが笑ってくれるなら」

この企画で創作初という母さんですが、とても初めてとは思えない文章とストーリーに驚かされました。文章ですべてをわかってもらおうとすると、説明的になって読みにくかったりします。かといって情景や描写が足りないと、いったん読み戻ってまた考えたりする。でも母さんのお話はするりと読める。感情もきちんと伝わってくる。これを速攻で書いたとなれば驚嘆を隠せません。

たった一つのきっかけが、その人の人生を大きく左右することになる。今苦しくてもがいている人も、きっかけさえあれば抜け出すことができる。その先にはきっと、明るく幸せな未来が待っている。そんな母さんらしい溢れる愛情と優しさがひしひしと伝わってきます。ぜひこれからも創作続けて欲しい、そう思わせてくれる作品でした。

⬇️他の各審査員賞はこちらからどうぞ❣️

🏆xu賞

🏆かっちー賞

ここでは拾いきれなかった、
素晴らしいな作品がまだまだたくさんあります。

読んでいない作品がありましたら、
ぜひ読みに行ってみてください。

心に触れた作品には、
スキやコメントしてあげてください。


創作は、書いて終わりではありません。

人に読んでもらうこと。
感想をもらえること。
その喜びは何よりも大きく、さらなる原動力となる。

そしてついに、
そんな創作魂をくすぐるこの企画が始まります…！

🌟第2回ピリカグランプリ予告

前回私もこの企画で、
生まれて初めての創作をしました。

それは、
みんなの創作がとても生き生きと輝いていて、
心の中に飛び込んできたから。

ここでたくさんの仲間に出会いました。
創作を楽しめるのは、
同じ志を持った仲間たちがいるからです。

ぜひ書いて、読んで、
あなたの創作を広げてください。
きっと新たな世界、新しい仲間たちが待っています。

創作を辞めるな！

名言、お借りしました。

そんなxuさんが開催中の企画はこちら⬇️

🌟冬の俳句大会、始まるよ❗️

今回、俳句を嗜む方々の表現力がすごいなぁという印象を受けました。

やっぱり、同じ創作。
繋がってるんだと思います。
こちらもぜひよろしくお願いします(*ᴗˬᴗ)⁾⁾

🌟才の祭はまだまだ続きます💖

今後は12月3日に歌詞のグランプリ発表後、作曲、録音、動画制作など各種作業に入ります。すべて完成するのは12月20日の予定です。

出来上がりをお楽しみに〜٩(๑>∀<๑)۶