やが君各話感想：初恋申請

はじめに

原作の内容をベースに、気になった点、感じた点を各話ごとにまとめています。

注意
原作34話(6巻収録分)、アニメ13話までのネタばれ込みの内容です。
上記内容見た方向けの「あるある　ねーわ」的な内容になる…かな？
よろしくおねがいします。

俺的エモポイントまとめ(展開順不同)

筆者がツボったところを順不同で載せてます。いっぱい語ったり、一言で終わったりします。

店長がカフェオレ持ってくるシーン

正確には店長がカフェオレを持ってきたから、侑の発言が潰されたシーン。

なんで「ここ？」というとですね。いやね。だって！
ここで店長が注文持ってこなかったら、本当に、ここで、やが君終わってたかもしれんから（真顔）！！

やが君のコミュニケーションは実質「会話」という名の戦闘なのと同義（真顔）！
そして、侑と燈子はどっちも 先手必勝型 ｧ！ なので、
いかに自分が会話の口火を切れるか！先手取れるか！が

どちゃくそ重要

だったりします。筆者はやが君を何だと思っているのか．．．

という点で、侑が口火を切ろうとした矢先にみゃこ店長（某ゲーム同名キャラのあだ名の影響で本記事内ではみゃこ店長呼びです）
が、カフェオレを持ってきたために話が中断、再開後の口火を燈子が切るという、この流れ

みゃこ店長ナイスアシスト！（侑サイドに立つと「うっわ、先手潰されて不憫...」という心境も）

な感じですね。
みゃこ店長は後々沙弥香サポーターに回るので、ここで燈子→侑の関係性をアシストしているのが、皮肉なようななんというか。

...まぁみゃこ店長も洞察力A++～EX感あるので、
「新たな女性CP確立のにおいを察知し、わざと燈子に先手を取らせた」可能性がワンチャン（ないでしょ）

言い訳がましい七海先輩

「責任者に選んだのはそういう理由じゃなくて」

うそつけぇ！

選挙活動時の佐伯先輩の一コマ(P91)

達　筆　！（どれだけ達筆かは是非実物をご確認ください）

特別を知った燈子に対して「ずるい」と思う侑

ここで「ずるい」って言葉を使うのかーーー！！

面白い。語彙力低くて申し訳ないけど面白い。
小糸侑、すっげ面白い。

「ずるい」って言葉が最初に出るくらい、特別を知りたいって欲が強い
...のかなぁという印象を受けてます。

この「好きをもたない侑、特別がわからない侑」に対して、
侑本人はちょくちょく「わたしもそっちに行きたい」「変わりたい」「好きをしりたい」という心境があり、
燈子は「そのままでいい」と主張していて、侑にどう在ってほしいかかなりズレていまして。

・・・で物語が進むにつれて、「好きをもたない侑、特別がわからない侑」は変わるんですが、
変わってしまったからこそ「そのままでいる演技をする」ことになるのが、

やが君しんどいポイントの一つですね。

あと、燈子に対して今後も「ずるい」という言葉を使うことが何回かあるんですが、言葉の色合いが変わっていくのもよいですね。

今後の伏線疑惑（なんてこと言うの千代ちゃん級の深読み）

2話のキスを振り返っての独白

「初めてのキス　何も感じなかった」

キスのたびに侑の心情が変化するので、チェックすると愉しいポイント。
アニメだと動きが細かくつくので、さらに愉しいことに（しんどそうな顔をしながら）。

選挙活動只中の教員の一言

「あいつもきっと喜んでるでしょう」

あいつはあの人ですよね...

選挙取材の侑と燈子のやり取り

「とか言って自信あるんでしょう？」
「どうかなー」

「どうかなー」と言っている燈子が若干無表情気味なのが、闇感あるというか。

後々わかる、燈子のここ7年の行動原理を考えると、
この選挙で当選して生徒会長にならないと「なにもかも台無し」っていうくらいの、燈子にとってはめちゃくちゃ重い選挙なんで
...めちゃくちゃ重いすね（語彙力）

喫茶店までの移動中の侑の独白

「わたしに特別は訪れない」

せやろか？

喫茶店での燈子からのお願い

「付き合ってなんていわないから」
(中略)
「好きでいさせて」

サブタイの「初恋申請」にかかわるセリフの一つかな。
付き合う関係にならなくていい(むしろ実はそのほうが都合がよい)

「この気持ちが『初恋』だから、初恋の気持ちを継続させてほしい」

っていう申し込み...に感じたりします。

『初恋』ってワードはアニメやが君OPのラストカットにあるモッコウバラの花言葉にもあって、重要そうな気がする。

なお、恋愛観って結構解釈割れるので、後々の展開もひっくるめると燈子が『初恋』とみなした侑への気持ちや侑にしたことは、こんなの恋じゃねぇ、恋愛じゃねぇって見方もできちゃうんですが、
燈子にとっては『初恋』なんでしょうねぇ（複雑な心境）。

あと、今後の展開に関する個人の願望ですが
初恋申請は「付き合わなくていい。初恋の気持ちを継続させてほしい」
というものとみなしてますが、できればもう一度燈子からの
「恋に関する申請」をするところが　みたいな　って　おもいまs
（6巻を思い出して倒れる）