全知的な読者の視点から 闇の城2F ネタバレ

小説cp158~ もっと詳しいネタバレは原作小説翻訳サイトを読んで下さい。

【トッケビの干渉がないシナリオ】

ダークキャッスル二階は広大なアビス平原と森林地帯が広がっていた。
平原の中央を流れる川はフェニックス川の支流だった。
1Fと違い、2Fは非常に長い間続いていたシナリオがあった。降格されたトッケビがこの場所のシナリオに割り当てられた。通称「シナリオの墓場」。

「ご心配なく。このシナリオではトッケビ達からの干渉は御座いません。話が面白くてもつまらなくても私たちは触れません」

・トッケビの言葉に訝しがる化身たち「一体何を企んでいるんだ?」

【アップデートされたメインシナリオ#9】

難易度:???
クリア条件:???
制限時間:ー
報酬:なし
失敗:ー

・条件は全て非公開で、時間制限や失敗条件はなかった。化身たちはこれまでそのようなシナリオを受け取ったことがなかったので、非常に混乱していた。

【トッケビのいいたいことまとめ】
・お前たちは今まで与えられたシナリオに従ってきたかもしれないが、そんな心持では今後のシナリオは乗り切れない。受け身ではスターストリームで生き残れない。明確なクリア条件を自分で見つけろ。自分で「物語」を語りたい者だけが前に進める。ここにいる何人がそんな選択をするのだろうか。この場所がお前の「墓」にならないことを祈る。

【ドクシャの仲間たちにとって危険なシナリオ】

・イ・ジヘとイ・ギリョンが目を覚ます。
シナリオの結末について尋ねるピンクキッズのキム・ヨンパル
・シナリオをやり続けることが我々にとって良いことなのか?このシナリオをクリアしても次のシナリオがどうなるか分からない。
・私たちはいつでも死ぬことが出来る。というヨンパルの言葉に他の仲間の表情が乱れた。

・大型魔物が平原に集まり始めた。約20匹。現在の仲間たちの力では太刀打ちできそうになく、ドクシャの現在の強さを知らない化身たちは特に絶望していた。
・そこへ黒いユニコーンに乗ったチョン・ヒウォンがやって来て圧倒的な力で魔獣を討伐した。そして彼女は言った。
「皆、私についてきて下さい!安全な場所に案内します」

・・・安全な場所? その言葉を聞き、ドクシャの中で不快感が増した。

【シナリオをクリアする必要はない?】

平原を横断するのに約1時間かかった。その先に待ち受けていたのは森に隠された高い壁だった。どんな魔族も越えられない高い壁。その欄干らんかんの上に男が立っていた。

「いらっしゃいませ。ここに来るのは大変でしたか?ご迷惑をおかけしましたが、これで安全です」

ドクシャは状況を理解した。
ラインハルト・フォン・ジェルバ。世界で最も平和な絶望を抱いた悪魔が、ドクシャ達を見下ろして笑った。

「もうシナリオをクリアする必要はありません」

【生命の権利】

・全く信じず警戒する人々。ここにいる化身たちは#9シナリオまで生き残ったのだ。ちょっとやそっとじゃ騙されない。

しかしラインハルトはそんな化身たちに生命の権利を語りかけた。

◆このシナリオエリアに住み続けることが出来る
◆食べて、寝て、好きなことをすることが出来る
◆あなたの人生の権利を尊重する
◆シナリオが始まる前と同じようにここで人生を終えられる
◆スターストリームでここほど安全な場所はない

「私の名前はラインハルト・フォン・ジェルバです。私はあなたより800年早くこの地に来た者……この要塞、パラダイスの主です」

要塞の扉が開いた。中の景色を見ると、人々の表情が変わった。

楽園パラダイス

・真実を知るドクシャ以外の全ての人間が魅了された場所
・大通りの両側に住宅街と活気溢れる商店街がある。
・様々な人種、国籍の人が友好的に暮らしている
・楽園の住人は物事を分かち合うのに太っ腹だった。彼らは知識を交換し、誰かを助けることを美徳にしていた
・悪魔、人間、他の種族が力を合わせて家を建てたり、一緒に酒場に行ったり…

仲間達の心が揺らいでいるのがドクシャに伝わってきた。

・特にヒウォンはかつて錦湖クムホ駅で知り合った母娘と再会し、急速に感情状態が変化していた。

「ドクシャさん、ちょっとお話いいですか?」

【チョン・ヒウォンの心情】

ヒウォンはシナリオを続ける意味を考えている、と言った。
彼女と一緒に歩いていると囚人が看守に連行されていく光景が見えた。中にはドクシャ達と一緒に要塞に入った者もいた。
「ここはソウルよりいいです」
「種族はお互いを差別せず、共に懸命に働いています。誰もが住む家と働く場所があります。」
ヒウォンは言い訳するように言った。
「仲間に裏切られたり、夜に現れる怪物を心配したりする必要はありません」etc…

・ヒウォンの口からは楽園上げの言葉ばかりが出てきた。
そして彼女はドクシャに訊いた「ドクシャさんはもしかして…」
・ドクシャは楽園に残らないと断言した。
・ヒウォンは更に尋ねた
ーシナリオを進めないとみんな不幸になるの?

ドクシャは答えなかった。ヒウォンは口を開いた。
「ここの主がドクシャさんを探しています」


次回ネタバレは 楽園 前編 から

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