闇のまにまに

酩酊した街の暗がりから少し離れて
本当と偽物の間にある本物を探す
焦燥や不安は決して消えはしないだろう
それに飲み込まれるまでを誰かが心待ちにしている
だからそれに抗おうとする愚か者達のパレードは続く
捨ててしまいたいものがいくつあっただろう
それを数えたところでもうどうにもならないのだ
幸せの正反対にあるものが本当に不幸せなのか
猜疑心に支配された心で見える景色は本当の景色なのかそれとも紛い物か
謗りを受けた精神がいつか肉体を許すまで

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