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コーヒーとビールのハナシ

8月にできた日吉のカフェに入った。フレンチプレスを頼んでそのまま店主さんと会話。

コーヒー豆の産地による味の違いや、そもそも単一豆でつくるコーヒーの味や香りを楽しんで知ってほしいお店。ゆったりとしたお店にしてコーヒーの楽しみ方をお客さんと話す時間を増やしているみたい。

すごく共感できたことに、自分が前に働いていたビアカフェでの体験と同じ苦悩をしているそうで。
「ビールといったらアサヒスーパードライ!キンキンでキリッとした喉越し!」が日本でのビールのイメージだ。コーヒーも同様に、「コーヒーといったら苦くて黒くて、スタバで飲むコーヒー。喫茶店で打ち合わせするときに飲んだり眠気防止にカフェイン摂取のために飲んだり…」という具合だ(いい例が浮かばなかった)。僕や、このお店が売っているものはそこではない。「ビール(コーヒー)にもたくさんの種類があって、これこれこういう香りや味、色に違いがあって…」というものだ。
おおくのひとは、酸味の強いビール(コーヒー)を飲んで驚くし、飲みたかったものと違うだろう。ちょっと値段高い上にこのギャップときて、失敗体験として感じてしまうかもしれない。

なぜなら期待値が違うから。ふらっと入ったお店の飲み物1杯に高い価格設定は考えていないし(これは場所次第だけれども)、それは"いわゆる"ビールやコーヒーだと当たり前に待ちかまえている。

自分はこの体験を何度もみてきて、「とりあえず生ビール!」「このメニュー全部生ビールなんですけど何にしますか」「まじか!普通のちょうだい!」みたいなやりとりを交わしてきた。
お酒はお代わりするけど、コーヒーはお代わりすることないよなぁとふと思う。たいへんな話だ。このお店はよく通うことになりそう

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