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最近の日本株の急上昇は予測できたか  9/4/21

多分先週株関連で一番注目されたのは日本株ではないでしょうか。このブログでは日本株を扱ったことはありませんが、このブログを読んでいる人で日本株にも興味のある人がいると思うので少し今回書きます。私のポートフォリオでは日本株は今まで5-15%ですが、アメリカに住んでいるので日本株はOTCで取り引きされている大型株のADRしか買えません。過去日本株でもうけたことはありますが、今回上がりそうな気配がしたのでこの2週間ばかり日本株のポートフォリオの配分をだいぶ上げました。

この記事では決して「うまい機会に買って儲けた。」などとえばるために書くのではなく、このブログで私が書いてきた手法が日本株にもうまく適応できるのでとてもいい研究対象になるのです。

上のチャートはこの2年ばかりの日経の日足です。縦の青い線と赤い線はそれぞれ前回書いたRSI(45)が下からまた上からその20日移動平均値を破った時です。このチャートからまずいえることは去年の終わりから日経は下降線をずーっとたどって来たこと。その間アメリカ株は上昇を続けていたこと。日本の会社の業績はだいぶ上がってきているので、近いうちに上昇に入ると私は思いました。

さて青と赤線ですが、これらの線から過去2年でつい最近を含め4回「買い信号」が出ています。うまく買うタイミングを示していますが、前回5月のは大したことにはなりませんでした。それでも損はしませんでしたが。下に説明しますが、5月はMACDを見ていれば買いに入るべきではないのです。

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上のチャートは前回説明した同じ時期のMACD 12、20、50です。MACD(50)は今年に入ってずーっと下降線をたどっています。ただ注意したいのは先週このインディケータも底を打ち始めたように見えます。MACD(20)は少し上向きに、そしてMACD(12)は前の記事(6/20/21)に書いたDivergence を起こしています。すなわち株価は下がっているのにMACD(12)は上がっているのです。日経は8月23日に底値を付けましたが、MACDの底値は7月下旬なのです。MACD(12)は7月下旬から上がり始めているのです。

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上に同じ時期のRSI(14)とRSI(45)を示します。RSI(14)を見るとMACD(12)より早く7月の上旬に底値を付けています。ここでもDivergenceは起こっています。多分Divergenceを早く見つけるには短めのインディケータがいいのかもしれません。

こちらで買える日本株で私が興味を持ったのはソニー、日立、富士通、AGC,SMC、セイコーエプソン、キーエンスなどです。いい形をしています。今回の分析からすると日経の上昇機運はまだ始まったばかりという感です。30,000が大きな抵抗線ですね。ここをうまく破れるかが注目すべき点でしょう。

今回は少し趣向を変え、日本株を分析しました。私の手法が日本株でもうまくいきそうだと確信できれば、これはより普遍的な株分析手法かもしれません、などと妄想を描いています。

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