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英語に強くなる話11:小話を作る

今回は「文のパターン」から発展することについて話しましょう。「文のパターン」では会話などの単語の次のBuilding Block(基礎的要素、成分)である文の覚え方について話しました。ある程度、(できれば100ぐらい)これができたなら、次は小話です。これは英語の上達にてき面に効きます。これができればモーあなたが夢にも見た会話学校の宣伝写真にあるような美しい人たちと仲良くなれるのです。そして人生がルンルン気分の楽しいものになるのです。(株の話でもこのルンルンという言葉を使ったのですが、これはナ、ナ、ナント1980年代にはやったもので、多分今の若い人は何だかわからないでしょう。ただ、なんか浮かれた気分を良く表した言葉ですよね。)

これだけ大げさに宣伝したらちゃんと話さなけれないけないよね。(Now that you have said it, you have to deliver it.) この方法は私が最初にイランのテヘランでまだ十歳の時、(その時はまだ私もかわいかったですが。テヘランにはその当時外務省に勤めていたおやじと一緒に家族で行ったのです。)アルメニア人のおばーちゃんに近いおばさん(確かMrs. Arpenick)に週2回の個人教授で教わったやり方です。また、世銀でエクアドル人のちょっと魅力的な人妻のスペイン語の先生(確かXimena, ヒメナという名前)もこれのバリエーションを使いました。私も大学で学生にこれをやりました。

テヘランでやったやり方は毎回英語の歴史の本を10ページぐらい読んでこさせられ、その内容を先生に5.6分で話すのです。歴史の本もそんなに優しくなく、(多分アメリカの中学で使われている程度の世界史の本でした。)読んだものを要約するなど、読むのさえおぼつかなかったのに、最初はほとんど不可能だと思い、ずいぶん悩んだことを覚えています。これが前に話したドーッカンです。これを2,3か月やったらツボがつかめ、ホイ,ホイとできるようになり、レッスンが楽しくなってきたのです。

大学では主にNew York Timesのビジネスセクションの記事を一つ学生が気に入ったやつを自分で選び、それをまとめて話させるというものでした。ある学生に言わせるとそれまでの英語の授業で一番役に立ったそうです。(マー、私の大学での授業はそれはそれは楽しく役に立つものばかりでしたが。(笑))

このやり方が効くのは英語に強くなる重要な要素を多く含んでいるからです。まず、文章の組み立てです。「組み立て」となぜ言うかというと、Building Block になる単語のほとんどはネタ本(新聞記事であれ英語の本であれ)にあるので、それらを使って自分の文章を作るのです。(Legoで遊ぶように。)最初のうちはネタ本にある文章そのものを使ってもいいのです。これにより.文を覚えられます。次に、想像力を使って物語を作るのに、ある程度の構成があるべきですが、これもなんてことはない、ネタ本に沿ってやればいいのです。

実際には英語に興味のある3,4人のグループでやれば楽しくできるかもしれません。ネタ本を使った方がいいのは、単語や構成が使えるからですが、慣れてきたら、あるテーマを選んでグループで話すのもいいでしょう。ただ、ネタ本でもテーマでも前もって決めておき、それぞれが準備してやることを薦めます。マー、本当は大学でやったように私が最初のうちはついていた方がいいのですが。

その代わりといっては何ですが、どこかの英会話教室を使うのも手です。ほとんどの英会話教室の教師はきちんと訓練を受けたわけでもなく、(私の次男もやっていましたが、英語を教えることはそれまでやったことがありません。)自分たちもどうやって教えていいかあまりわかっていない人が多いと思います。マー英会話教室のマニュアルみたいのはあるでしょうが、多分大したものではないでしょう。そこで上に書いた勉強法を教師に提案すれば、喜ばれるかもしれません。

これも程度の高い段階でのドッカーンです。3,6か月まともにやれば、相当の英語力が付くはずです。もしこれをやったなら、結果をこのブログのコメントとしてなり、私にメールを送ってください。(miyaakiyama@aol.com, ここのmiyaはもう死んでしまいましたが、とても頭のいいうちで飼っていたねこの名前です。)相談に乗るなり、いろいろと手伝えるかもしれません。

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