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NASDAQはもっと上がるか 6/13/21

このところRSIやMACDなどのインディケータの話をしましたが、今回は私が使うもう一つの重要な武器、チャートパターンでNASDAQをみてみましょう。

上のチャートはNASDAQの一時間足ですが、ブレークアウトをしています。私がここで使うブレークアウトとはだいぶ前の記事で書いた強い抵抗線,支持線を破った時のことです。ブルのブレークアウトはいくつかあって、今までのチャーティストがしゃれた名前を付けたものが多いです。ここでは有名なのではHead and shoulders (H&S、三尊)、Cup with handle, Double bottom(DB), Triangle(三角持ち合い)があります。でも結局はなんてことはない今まで強かった抵抗線を破ることで、破るまでのチャートの形によって名前が違うのです。

このブログを見ている多くの人が興味のあると思うNASDAQ の一時間足のチャートをよく観察すると、5月3日から6月7日まできれいな逆H&Sを形成し、6月7日に13809の抵抗線(H&Sの場合ネックラインと呼ばれています。)を破っています。また2月2日から4月1日までも同じような逆H&Sの形で13500あたりの抵抗線を破っているのがわかります。この時はネックラインを破った後上昇しましたが、2月の中旬に付けた高値で止まりましたね。ここでみものなのは2月中旬、4月の終わりに付けた4200ぐらいの値を今回のチャレンジは破れるかです。注意しなければならないのは破ったからと言ってそのままガンガン上がるとは限りませんが、大きく上がっていくにはまず4200を破らなければならないので。

NASDAQの注意点をあと二つばかり。一つは私が気を付けているMACD(50)がここには示しませんが下向きです。すなわち中期では危険信号がまだともっています。それから下に示す月足チャートでチャネルの上限に達しています。結論として、私の感想は短期で多少上がる可能性が高いですが、中期で危ないです。ただし、個別株ではADBEやNVDA、MSFTのように強い株はあります。

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この記事からお分かりのように現在のNASDAQは分析が難しい状況にありますが、S&P500のほうがNASDAQより強い形をしています。これは中期ではTechnology株より、最近強いXLRE(不動産)、XLV(保健医療)やXLE(エネルギー)の方が安全かも。XLF(金融)は金利が期待に外れ下がっているので、短期では下がる可能性が強いと思います。

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