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わからないわたしたち

・何年も望んでいた妊娠をやっとすることができました。
・子供の○○なクセに困っていたのですがセッション後一度もしていません。
・以前だったらこの状況に悩んだと思うんですが、するっと乗り越えられる自分に変わったような気がします。

セッションにいらした方からいろんなお声をちょうだいします。
セッションにいらした目的に合う方もいらっしゃれば、気がつけばこんな変化があった、という風に感じられる方も。
もちろん、何が変わったかわからない、と思われる方も多くいらっしゃいます。

ではセラピスト側はどうしていたのでしょう。
こういう仕事を選んだ方は「人を助けたい」「人の力になりたい」と思っている方も多いでしょう。その気持ちがつよすぎて、クライアントさんの希望をかなえたい、と思ってしまう。
・きっとお子さんに恵まれますよ。
・そのクセ、でないようにしますね。
・そんな状況、もう経験しないようにしちゃいましょう。
こんなこと軽々しく言えたら私たちもとっても楽。
でもクライアントを大切に思えば思うほど、そんなこと言えない。

人の心はとても複雑で、クライアントの希望が、その方のほんとうのおのぞみなのか、ご自身にもわからないことも多くあります。セラピストは真意をつかまえようと努めますが、どれだけ訓練を積んだとしてもセラピストも人の子。「これだ!」と思ったことがほんとうに正しいのかはだれにもわからないことです。
どんなつらい経験でも振り返ってみれば、自分の成長の糧になったな、と思える日がくることもありますよね。

私たちはみんな、自分のことも他人のこともよくわからない。

わからないのに「セッションを受けるとこうなる」と明言できるセラピストがもしいらしたら、私はとても怖いと感じます。「こうなる」かどうかはクライアントご自身のお力によるところ。セラピストの力の及ぶところではないと思っています。
ただセラピストは専門的に学びを深め訓練をつんだ者としてクライアントに向き合うのみ。クライアントの命の流れに介入し、イニシアティブを握ることはありません。(そもそもどうやるの?)

わたしたちにはわからない。

エネルギーセラピーの世界の入り口はこんなところにあるんじゃないかな、と思っています。

画像はottsoさんからお借りしました。
ありがとうございます(^-^)

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