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デモ撮影装備リスト 2014 SUMMER

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[装備品]
CONDOR Hハーネス
CASE LOGIC 速写ストラップ
Flyye MOLLE Single 9mm Mag Pouch Ver.FE
HAZARD4 IDホルダ
HAKUBA ハンドストラップ
CONDOR モジュラーIDパネル
Lowepro トップローダーズーム55AW
Lowepro レンズエクスチェンジケース200AW
molleスマートフォンポーチ
f.64 ズームバッグ/ホルスター DHM
CONDOR ラージユティリティポーチ
BLACKHAWK! タクティカルベルト(改)
macpac ボトルホルスター
Flyye Triangular Leg Panel
Flyye Molle Administrative/Pistol Mag Pouch
Flyye Molle Drop Leg Accessories Pouch
TMC MOLLE Large Administrative Pouch
Flyye MOLLE Single 9mm Mag Pouch Ver.FE
Hatch XTAK Elbow Pads HGXTAK150
ALTA ULTRA-FLEX Knee Pads
G SHOCK


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[ウェア]
アンダーアーマー スカルキャップ
THE NORTH FACE ランナーズハイワークキャップ
Skins Baseball ロングスリーブトップモックネック(7cm)
ドライポロシャツ
和柄ハンカチ
FIELD MEMBER フィンガーレスグローブ
ナックルガード付きフルフィンガーグローブ
CW-X Under Gear ボクサーパンツ
Skins ロングタイツA400
THE NORTH FACE Verb Dry Pant
adidas クライマチル ライド


 今でこそ装備がそれなりのカタチになってはいるが、紆余曲折があり試行錯誤を経てここまで体系的になった。2011年6月にデモの撮影を始め、一応の完成を見たのが2014年10月だから相当な時間がかかっている。
 撮影中はとにかく走るので、軽量かつ機能的な装備が要求され、カメラ用品は走って使用する事をあまり考慮されていないので、どのような物を使えば良いのか全く分からず、スポーツ用品や登山用品や軍用品等ありとあらゆる物を組み合わせ、いかに効率良く装備が使えるかを徹底的に研究し、実際に現場で使用し、改良を幾度も繰り返した。

 この記事では、段落毎に解説テーマは完結している。その為、興味が無い話は飛ばして読んでもらっても問題はない仕組みだ。面白いと思ったところ(段落)だけ読んでもらえるようなページ構成になっている。

 たびたび「ポーチがいっぱいあってどこに何が入っているか分からなくならないのか?」という質問を受けるが、これは考え方が逆で「どこのポーチに何を入れるか」ではなく、「そのポーチを身体のどこに装備したら最適か」を考えて配置している。その為、分からなくなるという事はありえない。そのアイテムを使う時はどういう状況かを考えて合理的な位置に装備するようにしているからだ。
 簡単に説明すると、ポケットの多い撮影用カメラマンベストを着用し、どこのポケットに何を入れるのかを決めるのではなく、そのもの自体に収納機能は無いが必要に応じて機能拡張できるプラットフォームとしてのモジュラーベスト(今回の場合はハーネス)を着て各要素を自分のニーズに合わせてカスタマイズした結果がこの装備というわけ。
 ポーチを増やす事でポーチ分の重量が増えてしまうが、それでもアイテムを小分けする事で必要な物がすぐに取り出す事ができるのでメリットの方が大きいと考えている。何らかのトラブルが起こると焦ったりパニックになりがちなので、そのような時に必要なアイテムが単独で定位置にあると発生した問題を素早く解決する事ができるので有効だ。


 この下にあるフローチャートみたいなのが私の夏期装備(2014年)の装備品リストだ。このリストについて少し説明すると、「字下げが無い(一番左、行頭に位置している)装備品」は肌に直接触れている、つまり一番下に装備している事を意味している。そして、右に字下げされている装備品は「┣」や「┗」の記号で繋がっている装備品と接続している事を意味している。
 更に言えば、「右に1つ字下げされている装備品」に装着されている装備品はもう1つ右に字下げが行なわれている。そしてリストの装備品の並びは、「上から下」「正面から背面」「右から左」の順番でリストアップしてある。
 誰も得する事はないと思うが、このリストはその装備品がどう接続されているかちゃんと分かるようになっており、頑張れば同じ格好を再現できるはず。


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 冬期装備ではメッシュベストがモジュラーシステムのプラットフォームとなっていたのに対し、夏期装備は防暑用としてH型ハーネスを使用しているのが一番の違いだ。ハーネスには胸・両脇・腰周りを覆う物がなく、熱がこもらず軽いので夏期には重宝する。
 当然ながら利点ばかりではなく、ベストからハーネスにして表面積が減った事でPALSウェビングも減ってしまい、冬期装備に比べ装着できるポーチ数が少なくなっている。また、ベストは上半身全体で装備の重さを支えられていたのだが、ハーネスだと身体と接する面積がベストよりも少ないので朝から晩まで装備していると肩が痛くなってしまう。それでもカメラやポーチのストラップ等を直接身体に掛けるより断然楽ではある。

 その他の大きな違いとして、靴が8インチブーツからランニングシューズになっている点だ。この靴は通気性を最大限に考慮して設計・制作されていて靴底にまでベンチレーションホールがあるので、非常に涼しくて快適だ。
 装備品の総重量は10kgを超え、そのような状態で全力疾走し、急に止まったり、跳ねたり、しゃがんだりするので、数回ではあるが、撮影中に靴が脱げてしまった事がある。靴底がそれなりに厚くてクッション性が高く、足首より高さのある軽量ブーツがベストではあるが、特に盛夏の撮影は本当に辛いので今年は防暑性能を優先して冷涼短靴を導入した。

 シュマグ(アラブスカーフ)を防寒具として首に巻いてる冬期と違い、夏期装備では和柄ハンカチを装飾品として巻いている。暑さ対策としては首元に何も無いのがベストだが、上半身前面のカラーリングが黒っぽくなり過ぎるのが嫌なので、気に入った柄のハンカチをシャツの襟の中に入れている。写真では靴に合わせた色のハンカチをチョイスしているが、何種類かのバリエーションがある。
 頭のてっぺんから爪先まで下着類も全て速乾素材の高機能なウェアの中、このハンカチだけが綿100%なので酷暑の時はさすがに外している。ちなみに、ハンカチを巻いていても巻いていなくても、首筋の日焼けを防ぐ為にポロシャツの襟は必ず立てている。


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 ハーネスの背中パネルに装着したグリムロックに自作のストラップを付けて腹部に装備しているカメラバッグのDリングの片側に繋げ、もう一方のストラップをハーネスの肩下にあるDリングに取付けている。腰ベルトでもカメラバッグ後面のループを通し、合計3点で固定していて走った際になるべくバタバタしないように押さえ付けている。
 カメラバッグに付属している普通のストラップは、肩へ斜め掛けにしなければならず、走った時にバタバタしてしまうのでハーネスやベストに直接付けられるようにストラップを自作した。単にナイロンテープとパーツを買って少し縫うだけの簡単な作りのものだが、既製品には限界があるので積極的にカスタマイズするようにしている。

 両膝のプロテクター(ニーパッド)は撮影時にアングルチェンジ等でよく膝を地面に突くので絶対必須のアイテムだが、両肘のプロテクター(エルボーパッド)は転倒時の身体防護が目的なので毎回必ず装着しているわけではない。地面に激突するのは痛いので可能な限り付けていた方が良いのだが、わりと邪魔なので、「疲れている時」「悪天候で足元が悪い時」「長時間の撮影の時」「現場が荒れそうな時」等、転倒の可能性がそれなりにありそうな時には必ず装着するようにしていて、それ以外は付けていない事も多い。
 疲れていたり、撮影が長時間続いていると集中力が切れやすくなってしまって足を引っかけて転んでしまう事が多くなる。例えば小さいデモや月例のデモ等の撮影では、最大限に力を抜いて撮影しちゃっても問題ない事も多いのだが、気を抜くとケガに繋がるので(それなりに)本気を出して撮影に臨んでいる。これも立派な転倒の対策だ。
 ちなみに、(何故か)転倒する時は身体の左側から地面に激突する事が圧倒的に多いので、両肘ではなく左腕だけプロテクターを装着している時もよくある。右腕はカメラのシャッターを押したりビデオカメラの操作をするので、なるべく邪魔になる物は付けたくないというのもある。


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 背中の中央にはパッチ(ワッペン)を貼付ける為だけにベルクロパネルを装備している。一応このパネルには物が入れられるようになっていて、中には替えのパッチや予備のヘアゴム・名刺が入っている。
 言うまでもなくパッチは装飾品なので、身に付けていても機能的に何もない。全身で10点以上も装着しているので、合計するとそれなりに重くなっているはずで機能的にはむしろマイナスだったりする。しかし、それでもやはり撮影はフィジカルだけでなく、メンタル面も大事で、モチベーションUPの為に全身貼付けられるところには全てパッチで装飾している。どうしても気に入った物を身に付けたいので、『CAMERA AGAINST FASCISM』パッチのようにオーダーメイドで刺繍ワッペンを作ったりもしている。

 上衣のポロシャツの両袖と首の後ろ(背中上部)には、ベルクロを縫い付けてパッチを貼付けられるようにカスタマイズしている。ここには『DEATH OR GLORY』(骸骨パッチ)をよく付けている。あるいは何も貼付けず、ブランクの状態にしておいても見た目は悪くないのでそういう時もある。

 夏でも長袖を着ているが、これはSKINSというコンプレッションウェアで、筋肉に適切な圧を与えることで身体の負担を軽減してくれたり、筋肉の動きをサポートしてくれたりする。そして、紫外線カットの効果もあり日焼けを防ぐ事で体力消耗を防ぐ事ができる。また、吸汗速乾素材なので拭き取るまで汗でびしょ濡れの素肌よりも快適だ。
 キャップ帽の下にはスカルキャップという水泳帽みたいな形状の吸汗速乾素材の帽子を被っている。顔に流れてくる汗を防ぐのと汗を効率的に蒸散させ帽子内を快適に保ってくれる。私は髪が長くて腰くらいまであるので、これを被ると髪がまとまって被りやすくなるということもあって、インナーキャップを被っている。
 右手には薄地のフィンガーレスグローブを装着している。可能なら両手をガードしたいのだが、カメラを握る右手に厚いグローブをしていると操作に支障が出るので薄い物にしている。特に夏は素手だとかいた汗でカメラが滑るので、グローブは必須のアイテムだ。左手には季節に関係なくフルフィンガーグローブを装着している。撮影時に地面に手を突く事や転倒する事があるので、手を保護する目的で装着している。


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 これは、それなりの距離を走る時、待機している時、両手を使って何かをしたい時の状態だ。スタビライザー付きのビデオカメラをハーネスの胸ストラップに引っ掛け、一眼レフを腰のカメラバッグにしまっている。本気で走る際には胸のビデオカメラを手で押さえながら走る。
 撮影を続ける上で最も大事なポイントは『運用』であると考えている。高機能の機材を使えば今よりもっとクオリティが上げられるが、運用の事を考えると、ビデオカメラの場合は必要十分な音声・画質を手軽に撮れ、それなりに軽量な家庭用の上位機種がベストという結論に至った。多数の機材を持ち走りに走るので、軽量である事は非常に大きな意味があって、画質を優先するよりも被写体を追いかけて良い瞬間を写すのが大事なので機動性に重きを置いている。何かを捨て、優先する何かを決める事は大事な事と思う。

 右カメラバッグには「望遠ズームレンズ(70mm-300mm)付きの一眼レフ」、左カメラバッグには「超ワイドズームレンズ(12mm-24mm)付きの一眼レフ」が入っている。望遠レンズのレンズフードは純正の花形フードではなく、カメラバッグから素早く取り出しやすいようにショーティなメタルフードを別に購入して付けている。
 気付いている方もいるかもしれないが、一般的に一番よく使う「24mm-70mm」という『標準ズームレンズ』の画角がなくて見事にそこだけ空いている。これは私がひねくれているという事もあるだろうが、使い勝手の良いレンズを使うと横着しがちなので使いたくないの考えだ。機材が似ると他のカメラマンとの差がなくなるし、よく使われるレンズは見た事ある絵が多くなりがちなので、何かに特化した方が良いと考えている。

 写したい対象によって向いているレンズは違う。使用するレンズ(機材)は写し手の思想の現れとも言えるかもしれない。標準レンズ域は、「デモ隊」や「参加者」を写すのにちょうど良いのだが、私の撮影時の第一のテーマは「街とデモ隊」なので、もっともっと広い『超ワイドレンズ』を標準装備している。そして、デモの主張(プラカード等)もきちんと捉えたいので大写しができる『望遠レンズ』も標準装備している。
 一応、単焦点40mmパンケーキレンズは、(軽量という理由もあって)レンズケースに常に入れてある。これが標準ズームではなく単焦点なのは、当該のレンズ域の欲しい画角は自分の足で動けば十分にカバー可能なのと、単焦点で適切な絵を探してこそ良い絵が得られると考えているからだ。(しかし、何故ここまで私は標準ズームが嫌いなのか自分でもよく分からない。戦略的な意味の他に単に嫌いで使いたくないのだと思う。)


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 右胸に9mmマガジンポーチを装備していて、中には制汗スプレーを入れている。夏期の撮影は暑さとの戦いでもあるので、最も取りやすい位置に配置している。汗の匂いを気にしての使用というよりは冷却や汗による不快感の解消の為というのが大きい。炎天下で撮影してるとくじけそうになるので、リフレッシュ(というかむしろ気付け?)の為に甘い匂いがするタイプをチョイスしている。
 左胸のベルクロパネルには、『PRESS』『STUPID ALLERGY』『O+』という気に入っている3つのパッチを貼付けている。その下にはプラ製軽量カラビナにストラップを通して一眼レフ用のリモコンを装備している。このリモコンを通しているストラップは左腰の一眼レフに繋がっていて、カメラが落下するのを防ぐランヤードの役目を果たしている。

 右カメラバッグストラップの上部パーツがグリムロックになっているのは、撮影中に元のパーツが破損したので応急処置としてグリムロックで代用してそのままになっている。ストラップ用の取付けパーツよりも頑丈なのと、尖った形状をしていなくて胸に食い込まないので右胸側のみこうしている。

 肩下のDリングに吊ったカメラバッグのストラップは胸ストラップで留めている。これは走った時にストラップがバタバタしないようにする為だ。カメラバッグ購入時に付属の(普通の)肩掛けストラップだとバタバタしやすいのと、肩に掛けて使用すると着脱が面倒なので、ハーネスにくっ付けてしまった。
 ハーネスに直接カメラバッグを装着するメリットは、ストラップの長さを短くできるので走った時にバタバタするのが最小限に抑えられる点、掛かっている力(重さ)がハーネスを通して分散される点、カメラバッグがハーネスと一体化しているのでカメラバッグを紛失する心配がない点だ。
 デモの撮影というのは、「 移動時間 > デモ中に走ってる時間 > カメラを構えて実際に”撮影”する時間 」という具合だ。実は『移動』が結構な割合を占めていて、重要な課題であったりする。
 移動の時に注意しなくてはならない事は色々あるが、機材を紛失しないようにする事は基本中の基本だ。上の「装備品リスト」9段目の『CONDOR Hハーネス』の下に40段以上に渡って連なる装備品の数々は、これらが全て繋がっている事を意味している。移動中はハーネスを外せば一気に100%の装備をリリースする事ができる。概ね20分以上の移動がある場合は装備を下ろすようにしている。


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 撮影アイテムを所定の場所に収納している移動時のスタイルだ。スタビライザーは左もものポーチの上に乗せるように収納、プロテクターは右腰に収納、ビデオカメラは腰のポーチに収納している。この状態で胸のバックル、腰ベルトのバックル、右もものバックル、左もものベルクロテープを外せば装備が全て外れる。必要なのはわずか5秒程度だ。この一括リリース機構を備えるようになってから移動が非常に楽になった。
 写真のように右脚のパッドだけ装着している事がよくある。素早く装備品を展開し装備する必要がある時、疲れてても椅子がない時にはよく地面に膝を突いているので、片方だけでもニーパッドを付けていると何かと便利だ。

 身に付けているほぼ全ての衣類は吸汗速乾の物で、動きが激しくて体がキツいので高機能な着衣を身に付ける事で少しでも体が楽になるようにしている。重い装備で動き回るのはかなり大変だが、撮影中はかなりの集中状態にありどうにかこうにかやっているが、装備は実際に重いので撮影が終わると本当にクタクタになってしまう。
 カメラ等の機材を含んだ装備品の総重量は約11kgある。必要に応じて装備品を着脱させているので、10~12kg台と多少の幅はあるのだが、大体11kgくらいの時が多い。
 私は年間100回以上のデモや抗議の記録をしているので、開始ギリギリに行って終了したら(なるべく人と話さず)可能な限りすぐ帰還するようにしている。例えそれが無礼になろうとも、可能な限り疲れないようにする事、それが何年も撮影活動を持続できてきた理由と思う。長期的視野に立ち戦略的に作戦行動をしていかなければならないと思っている。

 デモや抗議はデモンストレーションなので(=何らかの主張を伝える為に行う、見た目重視の行為なので)、基本的には目に見える部分を記録するだけで良いの考えで、参加者に話を聞くのは取材方法として私はあまり重視していない。もちろん、参加者一人一人を軽視しているわけではなく、個々人の集合体としてのデモのビジュアルの記録にこそ意味があると思うのだ。私はデモのダイナミックさをより鮮明に伝える為には映像のダイナミズムが必要で、それを実現する為にこの装備があると言っても過言ではない。
 ビデオカメラが私にとってメインの機材なのだが、現場行くのにそれだけじゃもったいないしニーズは静止画に多くあるのも事実なので、(動画のついでに)写真も撮るようにしている。動画撮影と写真撮影の両方だと結構な負担だが、頑張ればできるので頑張るようにしている。

 装備品は機能性を優先するが、外観はとても大事で派手過ぎず地味過ぎず、絶妙な具合で装飾は積極的に行なっている。全身真っ黒では味気なさ過ぎて気分も盛り上がらない。身体と心は切っても切り離せない間柄で、可能な限り格好良くなるよう装備品をチョイスしているつもりだ。カラーリングは「黒・灰色」のダークカラーをベースに、「白・赤・黄・緑・紫」等の明るい印象のカラーで構成するようにしている。単なる好みだが。
 比べると違うのだが、微妙にSWATっぽいとも言えるかもしれない。これは単にミリタリー系の黒いタクティカルアイテムをベースに装備が構成されているので、特殊部隊ライクな雰囲気は多少あるかもしれない。しかし、私のmolle装備の用途は兵隊や警察とは根本的に違い、なかなか手本にする装備例がなく、(そして予算の関係もあって)molleを導入してから装備がしっくりくるまで2年9ヶ月も掛かった。

 私の撮影活動は全然終わりが見えないので、装備はこれからも進化し続けていくはずだ。ここまでちゃんとまとめて書くのはかなり面倒なので次回があるか分からないが、これを読んで面白いと思った人は私を褒めるなどして次回の「装備品リスト」制作のモチベーションを上げさせるようにして欲しい。
 ここまで書くのに相当の労力を必要としたが、読むのもかなり大変だったはずだ。なんだかんだで最後までお読み頂いた方には心から感謝したい。

[初出:2015年1月 修正加筆:2020年7月]

全国各地のデモや抗議などを自腹で記録しています。サポート頂けますと活動資金になります。よろしくお願いします。