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自分自身を見つめ直すことで、人生はより彩り豊かなものになる

これまでの人生を振り返ることが、自分自身の経験、強み、何に対して興味があり、どんな時に楽しかったり、喜びを感じたのか、逆に何に違和感を感じて、どんなことが嫌に感じたのか、それらを振り返ることで、自分自身がどんな人間なのかを少し客観的に見ることができる。僕たちは普段生きている中で自分自身を客観的に観るということをあまりしていないと思う。だから、意識的に振り返ってみると、過去の自分がいろんなことを教えてくれる。そして、それをもとにこれからの未来を想像していくことができる。

それは、例えば庭や畑で考えるなら・
これまで自分自身が蒔いた種や、育った木々や花、放置されてしまった雑草、倒れてしまった木を、枝を整え、雑草を刈り取り、時には植え替えをしたり、新しい植物を植えてあげたり、土に必要な養分を与えてあげたりするような作業だ。
(畑作業は苦手だけどね。庭じゃない例えも出来そうだけど、今目の前に庭があった)

だから、まずは自分自身の庭を丁寧に見てあげながら、何が生えているか、何を刈り取るか、そして何を更に大きく伸ばしてあげるのか。から始めるのが良い。既にあるものをきちんと見返してあげるんだ。

いきなりそこに新しい花や木を植えることも出来る。または、全て刈り取って、新しいものを植えることも出来る。それの方が一見簡単だったり、ある意味ムダな手間もかからないのかもしれない。

そのような、古いものは壊し、新しいものをつくることは、そこにあるもの。あったものへの畏敬の念、大切に想う気持ち、共生、そういうものを失った考え方ではないか。

その新しい物は、「今」の時代だけに合わせたもので、大抵は長く保てない。なぜなら、その土地の風土を考えていないし、材料も長く持たせることを考えていない。一見見た目の良さそうな、最初が1番美しい、年月と共にみすぼらしくなるものだ。(急に建物の話になった)

でも、既にそこにあるもの、その場所にある自然、そこで暮らす動植物、流れる空気、土、その中に生きる微生物達。

一見気づかないものの中に、目を凝らすと美しいものがたくさんある。僕たちを、というよりも自然全体を支えてくれているものが微生物のような見えない世界にも存在するのだ。

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ビジネスを含む自分自身の人生のことで考えてみても、

何か全く新しいもの、お金になりそうなこと、流行りにのったこと。それらをビジネスとして始めることは、手っ取り早い方法かもしれない。それでビジネスとしてはある期間うまくいくかもしれない。

でも、それは長く続くだろうか?
本当に心からの満足感を得られるだろうか?
自分自身は本当に嬉しいのだろうか?

人生は有限だし、あらゆる命も、そしてこの地球も有限だ。だからこそ、自分自身の歩んできた人生を適当に扱ったり、蓋をしたり、目を背けたりすることなく、どんな経験も、失敗も、挫折も、悲しみも、怒りも、しっかり味わってあげる。全ての経験を、これまで歩んできた自分自身を受け入れ、認め、感謝を込めて受け止めてあげる。

そうやって、丁寧に自分自身を見て行ってあげると、だんだんと自分自身に対しても優しく、大切にする気持ちが芽生えてくる。

「今日あなたは、自分自身を褒めてあげましたか?」

ほんのささいなことでもいいから、自分なりに一生懸命生きるわたしを、褒めてあげよう。

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