ドラゴンズドグマ2のプレイ日記

来たる三月二十七日、早朝からプレイしたかったのですが、生憎これまたどうしてか歯科検診の予定を入れていた為、昼までお預けとなりました。歯科衛生士のお姉さんに抱くドキドキを持ち帰り、その勢いのままプレイできたのは幸いでしたが。

はじめに言っておきますが、このゲームは決してプレイヤーに寄り添ったものではありません。むしろ突き放している節もあります。ですがいいのです、ここには私が待ち望む無愛想で重厚な世界がこれでもかと広がっているのですから。ということで栄えある第一回目のプレイ日記です、シャツは着たままで。

ドラゴンズドグマ。グリフィンやキメラが跋扈する剣と魔法の世界。主人公はこの世界の王として目覚めた覚者なのですが、それを良しとしない王国により記憶を奪われ、奴隷送りにされてしまいます。どうにかグリフィンの背に飛び乗り脱出を図るのですが、そこから見える景色たるや、プレイヤー達がここで生きていくのだと確信するのは想像に難くありません。

キャラメイクに関してですが、今作は人間と新たに獣人が追加された為、獣人ベースで作ることにしました。髪はローランドみたいな金髪で髭も伸ばし、左腕には炎のタトゥーを入れてみました。まるで獣人族の集落から夢見て上京してきたヤンキーのような出立ちです。そんな奴が覚者として生まれるのは果たして世界の理が許すのかと悩みましたが、めんどくさいのでこれで行きます。

職業については王道ハイファンタジーらしく鎧戦士や魔法使いの類いで構成されており、アクションがウリの作品でもありますからいずれは全ての職に手をつけるつもりでいます。初めはなんとなくシーフにしたのですが、アクションスピードについていけず、ただ場を無闇に荒らし回っていることに恥じらいを感じ、そっとファイターに変更しました。

明らかに初心者向けの職で手に馴染みしばらくは支給された剣盾を肩身離さず持ち歩いていました。中でも「えぐり刺し」という剣技が面白くて、よろめいた相手に使うとそのまま押し倒しガラ空きの腹にザクザクを剣を突き立てる、という欲に駆られ続け数時間。相手はガードも出来ないので、ただ一方的に体力ゲージが尽きるのを待つのみというなかなかにエグい技なのですが、まだ装備も未熟で回復薬も不足する序盤では大いに役立つ代物で無心でずっと刺してました、ザクザクと。ただ確殺するには四、五回ほど刺し続ける必要がありその間にポーンに手柄を横取りされるケースが多々ありました。気分よく刃を突き立てていると横から味方ウォリアーが大剣を振りかぶりズドン、最悪です。しかも他の魔物がいるのにも関わらずです。あいつらは主人がいる方角を向いていないと死んでしまうのでしょうか?それともサッサを楽にしてあげよう、というポーンなりの慈悲なのでしょうか、そういうことにしておきます。

今作で一番、と言っていいのが牛車です。特に夜の牛車は今作を象徴するメインコンテンツといっても過言ではなく、前作においても夜のフィールドというのはとても暗く数歩先すら見えない程の文字通り闇でした。敵も増えます。ランタンは必需品でランタンオイルを忘れようものならそれはすなわち死を意味します(ちょっと言い過ぎ)。それ位見えないので陽が沈み出すと冒険するのか宿に引き返すのか、みたいなちょっとした駆け引きが生じたりと没入度が上がる良い仕組みといった立ち位置でした。夜の概念を磨き上げるとここまで冒険感がでるのかと感心したほどです。

少し脱線しましたので、話を戻しますね。ストーリー上で王国戦士たちと道中を牛車で旅するのですが、これがめちゃくちゃ良いのです。前衛にポーンが二人、一人が後衛に陣取り、さらに乗客が悪さをせぬよう取り締まる守衛が二、三人ほど荷台横に配備されています。これが最高なのです。数歩先すら見えぬ闇の中を従者に囲まれ、牛車(屋根付き)に揺られる。これほど安寧かつ冒険心をそそられるものはありません。しかもゴブリン共の夜襲付きです。魔物襲来時はしゃーねーなと荷台から降り共闘してやりますが、内心ワクワクで奴らに斬りかかっていることは内緒です。ここに関しては手放しで褒めることができます。安全上の理由から夜の運行は控えているらしく出発は陽が出ている時のみ、というのが少し残念ですが世界観を重視した結果ということでしょうか。しかしあの闇とガタゴトと音を立てる荷車、従者の存在から得られる高揚は、何にも代え難いということです。

最序盤のことを長々と語りましたが現在は二周目に入り、一周目で失敗したクエストの消化や会話の選択肢をあれこれ試している最中でございます。プレイ時間は八十時間ほどでまだまだ遊べそうです。

ところでマジックアーチャーはどうやって解放すればいいんだ?

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