21/12 石垣島にて

私は今、友人と石垣島にいます。1週間長の長期滞在です。いわゆるワーケーションってものかもしれないし、ただのバケーションかもしれません。それはどっちでもよくて、ただ、この日々はとてもとても奇跡的なもので、得難いもので、煌めいているものとして、自分の中で後から振り返ることになるんじゃないのかな、なんて思います。
そんな日々の気まぐれな記録。

12/15
最高気温は26℃。朝、ピーナッツパンを食べる。ヨーグルトが妙に恋しいのだけど石垣島のスーパーには何故か小割りのヨーグルトが全然売ってない。あんまり食べる文化がないのかな?友人は昨日買った八重山そばを食べていた。その発想はなかった。この子の食欲には驚かされる。友人が昨晩面白い寝言を呟いていたので報告する。
昼、ゆし豆腐なるものを食べに行く。とても良い天気で強い日差しが気持ちいい。南国らしい木(椰子の木?)が両サイドにある舗装されていない道を自転車で通っている時、今自分がどこにいるのか一瞬よく分からなくなった。時空が歪むってやつ。この島の味噌はマイルドでとても美味しい。メインの豆腐よりも味噌の記憶が強く残っているくらい。帰り道でサーターアンダギーを買う。帰ってきたらAirbnbのオーナーから甘夏のお裾分けがドアノブにかかっていた。大きい甘夏が2つ。お裾分け文化は大好き。私も日常で誰かにお裾分けしたい。
夜、居酒屋に行く。このお店はなかなか東京では食べられない沖縄食材を多く提供しているとの情報を見て気になっていた。本日のラインナップはこちら。ヤギ刺し、へちまの酢味噌和え、アダンの実のチャンプル、青パパイヤのチャンプル、長命草の天ぷら、紅芋の天ぷら、中身汁。食を楽しむとはまさにこのこと。
お互い相手のことを気にかけつつ、気にしすぎず、話そうと思えばずっと話していられて、一緒に一つ一つのことを楽しめる友人との共同生活、嬉しいなあと噛み締める。

12/19 @帰りの飛行機
マメじゃない人間なので結局毎日書けずじまいで、これも自分らしいよな。昨日今日は休みの日だったので、お待ちかねの観光デー!
昨日のメインはシュノーケリングとSUP。シュノーケリングは正直みくびっていたのだけど魚も沢山見られるし海の世界を気軽に楽しめて充実度が高かった。SUPも浮遊感と適度なスリルが楽しくて良いアクティビティでまたやりたいなと思う。SUPで同じ回に40代くらいの女性2人組がいてね、すごく柔らかくフレンドリーで、かつ2人ともすごく自由で楽しそうで、目指すところの大人像がひとつ見つかった。嬉しい。歳を重ねるごとに大事にしたいこと、大事にしなければいけないことが自分も周りも増えていくんだろうけど、自分も周りも思い切り純粋な笑顔になれる時間は大切にしていきたいよね。
夜ご飯のお店、こだわりのある創作料理が美味しくて楽しくて一つ一つに驚きとわくわくが詰まっていて、これぞ食の醍醐味!だった。うれしいね。自分のGoogleマップにまた行きたいを意味する♡と☆の旗がまた増えてしまった。
今日は朝にポークたまごを食べる。にんじんしりしりが挟まっているやつがとてもおいしい。この旅行中、最初に八重山そばをよく食べていたら途中から米を食べたい衝動に駆られがちだった。昼に竹富島に渡り、定番の水牛車に乗り、島を歩きまわる。定番にぴょいっと乗っかるとより良い時と、あえて外れた時になお良いものが待っている時とがあって、ここのリサーチ力と直感力は磨いていきたいもの。加えて、どれを選んでもそれを◎にできる力も磨いていきたい。今回は◎だったのでふふふふって気持ち。

この1週間弱ご一緒してくれた友人は自分とは異なるペースと感覚で動く子。ここ最近の自分は仕事の忙しさに影響されてせかせか、気を張りすぎてたな、もっとゆったり構えててもきちんと世の中回っていくんだな、なんて感じている。自分の余裕のなさや頑固さで周りの人に緊張感を与えていたようにも思う。もちろん引き締めるところは大事にしつつ、もっと広くゆったりと柔らかく構えていられる自分でありたい。穏やかな海のイメージなんていいかもしれない。そして、今の環境で周りの人と楽しく仕事ができるようになれたらとてもいいな。数ヶ月の自分はあまりに気持ちが張り詰めていて「仕事が楽しい」という発想が自分の中に全くなかったのだけども、ふとこの前「あ、楽しく仕事をすることを目指していいんだ」って当たり前のことに気づいたんだ。

いいかんじに自分のこころと頭をほぐせた8日間、ありがとう石垣島。
そしてただいま、わたしのだいすきな東京。