見出し画像

#10 今回のドラフトを見て思ったこと なぜ独立リーグの指名が増えたのか?

皆さんこんにちは!

日本と時差15時間遅れの10月26日午前7時(日本時間の午後10時)とあるニュースを見て私の目は一気に目覚めました。

【史上最多の支配下指名6人を含む、23名が独立リーグから指名】

今回は予定を変更して、なぜ独立リーグからこれだけの選手が指名されたのかを、今年まで現役独立リーガーで、2020.2021年と2年連続で調査書をいただきながら、指名漏れを経験した筆者なりの考察でお送り致します。


なぜ独立リーグの指名が増えたのか


なぜここまで独立リーグの指名が増えたのか、要員は3つあると思います。

1.一芸特化のポテンシャル採用された選手が増えたから

もともと独立リーグから指名される選手の多くが、年齢が若い、高身長、投手なら球が速い、野手なら足が速い、バッティング練習で柵越え連発と言ったポテンシャルを評価されて入団してます。
今年は特にそう言った選手が多く、阪神から2位指名された椎葉剛投手(徳島)、ロッテから2位指名された大谷輝龍投手(富山)は最速159㌔と今回のドラフト候補で1番球速のある投手でした。
また中日から育成1巡目に指名された日渡騰輝選手(茨城)や西武から育成2巡目に指名された谷口朝陽投手(徳島)などはリーグ戦の成績こそ突出してないものも、彼らは高卒1年目と若く、将来性が豊かだとNPB側に判断されての指名だと思います。

ドラフトでは必ずしも技術がある選手が指名されるのではなく、球団の編成の兼ね合いや伸びしろを見られることが多いです。

社会人として今働かれてる皆さまは就職活動をされたことがあると思います。新卒で採用された時、資格などのスキルを持っているより、コミュニケーションを円滑に取れるなどと言った人間性を評価されて入社した方が多いはずです。
それはなぜかと言ったらスキル(技術)は入社した後から習得できると企業側で判断してるからです。それはNPB球団も同じです。そのような魅力的な人材が増えたからこそ独立リーグからの指名が増えたのではないかと考えます。

2.旬のうちにドラフト指名を受けることができる

どの選手にも必ず旬の時期はあります。NPBに行きたい選手は、そのような時期にアピールしたいはずです。
例えば高校生が指名されずに大学に進んだ場合は次のドラフト指名のチャンスに4年後社会人野球に進んだ場合は3年後となります。大学1年生から活躍したのに、4年生の時は結果を残せず指名を受けられなかったという話はよくある話です。

一方独立リーグは高卒選手でも次の年にドラフト指名されるチャンスがあります。しかも若ければ若いほどドラフト指名を受ける確率が高くなります。先程例に出した日渡選手や谷口選手はその典型的な例と言えるでしょう。NPBを目指してる選手は自分の旬があることを理解して、どこで勝負をかけるかを考え、行動していくべきです。

3.例年に比べ社会人のドラフト候補が少なかった

今年のドラフトは大学生の投手が豊作だと言われてました。大学生投手の多くが即戦力と考えられていて、そうなると大学生よりも年齢の高い選手が多い、社会人野球の選手は指名されにくく、ドラフト候補にも上がりにくくなります。

こうした背景があり、即戦力より育成することが目的となる独立リーグの選手が多く指名されたのではないかと考えます。故に高校生の指名候補が豊作の際は独立リーグの選手が指名されにくいとも言えるので、そこはその年の状況次第と考えるべきでしょう。


NPBを目指してる選手に伝えたいこと


NPBに指名される事は野球人なら誰でも憧れる事ですし、大変名誉なことです。だからこそ日々努力して、結果を残しスカウトの方々にNPBでも活躍できると思わせる必要があります

ですが先程述べた通り、その時によりどのような選手に需要があるかは変化します。だからこそ本気でNPBを目指して今回指名されなかった選手も落ち込まず、本気でやり続けた自分を褒めて、次の目標を作り、引き続き努力して欲しいと思います。
また今回指名された選手は大変おめでとうございます🎉
NPBに行くことができなかった私が言うのも烏滸がましいですが、とんでもない世界です。そこで自分が活躍する為にはどんな努力をする必要があるのかを考え、引き続き邁進し続けて下さい!


今回もご覧いただきありがとうございました‼️

おそらく今回のnoteを読んで初めて私の存在を知る人が多いと思います。私は現役の野球選手で現在はメキシコでプレーしています。
今後もメキシコ野球の様子や私の考えをこのように積極的に配信しようと考えています。またYouTubeやInstagramなどからの配信してますので、気軽にフォローやチャンネル登録などしていただければと思います。質問やこんなことをテーマにして欲しいということがあれば、気軽にコメント📝下さい!

それでは次回もお楽しみに❗️

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?