「半分、青い」の本当の楽しみ方

みなさん、お久しぶりです。
普通は、音楽の話しか書かない倫です。
トップ画は、北川悦吏子大先生の朝ドラ大名言(及び大迷言)です。

今日は、朝ドラで「純と愛」レベルで炎上をしてる「半分、青い」の本当の楽しみ方について書きたいと思います。
普通の朝ドラで傑作、名作と言われたら「カーネーション」(現在、再放送中)や「あまちゃん」を思い出す人も多いでしょう。
しかし、炎上してると言われても腐っても「朝ドラ」。ちゃんとドラマになってるかと思い、久々に見たら、そんな事は無かったのです。
個人的にこの朝ドラは、

朝から、しかも朝ドラで「ロンドンハーツ」や「水曜日のダウンタウン」みたいなコメディー番組をやってる最高で最低の番組だと思うのです。

なぜ、こんなブツが産まれたのかそれは脚本家である、北川悦吏子大先生の偉業であると考えてます。

北川悦吏子大先生の偉業及びやからし

北川悦吏子大先生と言えば、佐々木士郎先生こと宇多丸にも柳下毅一郎先生にも袋叩きされた大名作(及び大迷作)でお馴染みの「新しい靴を買わなくちゃ」で監督及び脚本をした人です。

この映画の評で宇多丸はこの映画を「ロンドンハーツのブラックメールってあるじゃないですか。アレを見てるようなんですよ。でも、アレは、スタジオやスタッフが笑ってるからいいけど北川さんは、アレを素敵と思ってるんですよね。」(意訳)という事を言ってたのですが、今回の「半分、青い」で言うなら、

トヨエツの書いたネームを鈴愛が捨てた→トヨエツが鈴愛に切腹しろという(ちなみにこのシーンのトヨエツは完璧に暴力の匂いが充満させていて最高)→鈴愛が勝手にやめて家に帰る→実はネームは電子レンジの中にありました(しかも面白くない)→鈴愛に謝りに行く(トヨエツの服が登場人物と切腹をするというイメージを掛けて羽織着て、登場)

どこの低俗な吉本新喜劇やねんコレは！！！！！

しかも、コレを先週の中盤から今週の初めまでやってるのですが、一流の芸人がやるなら30分くらいで見せて面白くなるのを伸ばしすぎだよ！！
スゴいよ、北川悦吏子大先生！！！！

だけど、この引き伸ばし用法でもちゃんとしたコントで保ってるのは、柳下毅一郎先生の言葉を借りるならば、北川悦吏子大先生の十八番である「チ○ポのない男」及び北川悦吏子大先生の脚本で絶対に登場させない強烈な匂いを醸し出す人物が3人が出て来るからである。

「暴力、クズ」の匂いしかしないヒロイン鈴愛、今回の「チ○ポのない男」佐藤健、「暴力、金、SEX、ボンクラ」の匂いしかしない男、秋風先生ことトヨエツである。

トヨエツ、鈴愛のコメディーリリーフ

この朝ドラを「朝ドラ」ではなく「コメディー番組」として成してるのは、トヨエツと鈴愛の暴力を軽く出してる感を見せてるからである。
まず鈴愛から、例を挙げるならば、

・マグマ大使を引用して笛を吹き「チ○ポのない男」佐藤健を呼ぶ鈴愛(実家で漫画を完成して、朝の四時から笛吹いたら、家族及び近隣住民に迷惑だし、それを1990年代の東京で夜中に佐藤健がいるマンション前でもやったら、完全に不審者及び近隣住民から迷惑条例で訴えられるよ！！)

・炭水化物要員として、呼ばれた事にキレて、原稿投げ捨て未遂をする鈴愛(漫画遅れるし、暴力を醸し出してるトヨエツもタジタジになるレベルの暴力さを原稿で出してる鈴愛、卑怯でクズで最高!!!)

・先輩アシスタントに啖呵を切られ、後ろから蹴りを食らわす鈴愛(このレベルになると、もっとやれ、フルボッコにしろ！！！邪魔すんな、男！！！という感じになりました)

・ネームを捨てた事を疑われ、勝手に辞め、トヨエツが謝罪に来ても、反省する気もない、パジャマで登場及び頭を下げても納得せずに途中で頭を上げる鈴愛(これ、なんのコメディー番組だよ!!!!!いいぞ、もっとやれ!!!!!)

枚挙にいとまがない程の朝ドラのヒロインとして「純と愛」レベル級の酷さだが、コレを全部天真爛漫で片付ける、北川悦吏子大先生、流石としか言いようがないです。
そんな底抜けの作品に必要な要員として呼ばれた秋風羽織ことトヨエツ氏。
真面目に見ても「暴力とSEX、金そしてクズ」の匂いしかしてないので笑いしか出てこないその行動を挙げるならば、

・ナレーターの死んだばあちゃんに睨みつけて訂正を入れる(第3の壁にまでもトヨエツの暴力さを滲み出してるのを見て、コレはヤバい朝ドラとして見始めました)

・「チ○ポのない男」佐藤健を「君は賢い」だけで片付ける(容赦なく、君は関係ないと言わんばかりの投げ捨て方、最高！！！)

・鈴愛の原稿投げ捨て未遂事件(トヨエツのクズさが顕著に醸し出してるの最高!!!)

・鈴愛に対する切腹発言(女でも容赦ない、トヨエツの暴力さ、最高!!!この頃から、朝ドラではなく、コメディー番組として見始めました)

・井川遥による「豪邸」の説明(トヨエツといえば金も重要な要素ですね!!!)

・「僕は犬しか友達がいないんだ」と言いながら、マネージャーとして井川遥を迎えてる(この井川遥がSEXの匂い充満させてるのでアンタら、やってるだろと想像が容易にできるので最高!!!)
(井川遥の充満してる主な原因は、辻仁成である事は間違いないし、「新しい靴を買わなくちゃ」と同じ事をやらかしてる北川悦吏子大先生のセンスに脱帽です)

・鈴愛の家まで謝りに行くのに羽織を着て、「チ○ポのない男」佐藤健とその友達(トヨエツから見たら、完全な子分として)引き連れて行ってるところ(子分の大学の日程及び、切腹発言と名前を掛けて羽織を着てるけど羽織じゃなくても良かっただろうが！！！！！そして、トヨエツがヤクザの組長にしか見えねぇよ！！)

・謝るきっかけを作ったネームは、電子レンジの中に入れてる事を忘れ、しかも内容が全く面白くない(入れた場所を忘れるなんてどこの老人なんだよ！！！しかも面白くないって！！)

・鈴愛のいないところでの岐阜をDisるところ(お前らの目には五平餅しか写ってねぇのか！)

ここまで第4の壁である視聴者にツッコミを入れさせる一流コメディー番組を作らせる、北川悦吏子大先生流石です！！！

元々、この大先生は映画監督作品で「チ○ポのない作品」と柳下毅一郎先生に言われ、「ブラックメールみたいだ」と佐々木士郎先生こと宇多丸に言われたのがきっかけなのか知らないけど、だったら、お前らが私の作品で言ってるアドバイス全部入れてやるし、「あまちゃん」みたいな「朝ドラ」本気になって作ってやるわ！！と作ったら、本当の「コメディー番組」として成り下がり、普通の視聴者にまでもボコられ「半分白目」というハッシュタグを作る、結果になりましたという素晴らしいオチに着きました。

今後の個人的な予想としては、明日トヨエツと喧嘩して、何もなく元に戻り、またトヨエツ喧嘩し辞めて、「チ○ポのない男」佐藤健と一緒に世紀の大発見「チ○ポのない男製造マシーン」及び「ブラックメール男製造マシーン」を作るんじゃないんでしょうかね。
そんな朝ドラになりそうな予想しか出来ない、

「半分、青い」最高におススメです！！！！！！