年間JAPANESE HIPHOP アルバムランキング 解説 Pt.2

Pt.1に続いて、5〜1位を解説するぞい。

5位 RYUGO ISHIDA 「EverydayIsFlyday」

解説するのが余分過ぎるほど、今年の名盤と言っても過言ではないでしょ。
USでのLil Yachty等で流行ってるDadの型を直輸入ではなく、ちゃんとトラックやラップを咀嚼して丁度いいバランス感で聴ける1枚。

4位 CAMPANELLA 「PEASTA」

バライティーに富んだ1stも好きだけどこのアルバムを聴いた時にコレを名盤と言わずに名盤と言うんだと思った1枚。
Ramza氏とFree Babyronia氏が作るビートの良さ、CAMPANELLA氏の歌詞、これが「日常と芸術の融合(by 早見沙織)」をしてる音楽はこのアルバムで決まりだと思います。
PVの世界観が寿美菜子さんの「Jiffy」の2,3月と似てた「Birds」、今年のベストソングに入る「Black Suede」、「Yume No Naka」、この作品を作るきっかけとなった「Outro」こと「Cold Draft」で締めるの良さしかないです。

3位 C.O.S.A.×KID FRESINO「Somewhere」

コンビラップのアルバムが色々と出た2016年ですが、このアルバムの疾走感とエモさは、誰も真似は出来ないでしょ。
歌詞の強さとBEATの良さ、古い感じがなく、FRESH感しかないなと思いました。
声優楽曲好きとして最高過ぎて涙が出る「Swing At Somewhere feat.コトリンゴ」(PVも最高)、2人のカッコいいラップを聴ける「Kdfs × Cosa」、歌詞が最高な「We On」は必聴です。

2位 ISSUGI×Gradis Nice 「DAY & NITE」

ISSUGIさんの良さが分かり始めたのは、実を言うと去年のタワレコ新宿のPileとダブルブッキングしたリリイベで黒い音で声優さんのリリイベを楽しめたのがきっかけだったんだけどその時から歌詞が刺さるなと思ってました。

そして、8月のKOK予選準決勝の熱い感じが刺さりまくって、次は作品として何を出すのかなと思ったら「ISSUGI×Gradis Nice」という、正解しかない組合せで作ったアルバムだなと感じました。
Mr.PUGが参加した6曲目、Bes完全復活した曲にカッコいいライムを吐く7曲目、そして全編でHIPHOPのスタンスを変えずにCOOLに吐く歌詞の良さ、めっちゃ好きです。

1位 YOUNG JUJU 「Jezzy 92'」

今年の最後の最後にオーセンティックで熱く、そして日常感のある歌詞、終盤からの今の感じを忘れてないトラック、そして完璧過ぎるsmoothでカッコいいラップのフローとカッコ良くて萌える歌フロー全てPARFECTな1枚。
色々と今年の音楽を聴いたけど日本でソロを出した新人さんの中で歌い方が完璧だったのは、YOUNG JUJU君と早見沙織さんでした。
jjjのトラックも最高なのですが、febb氏が作ったトラック2曲どっちも個人的に今年聴いたトラックの中ではベスト10に入るほど良かったです。
正直に言うと自分とタメでこんなアルバムを作ってて、最高だし悔しい気持ちがあります。

こんな感じで今年のベストを振り返りましたが、あと順不同で良かったなと思う日本のHIPHOPアルバムをあげます。

SKY-HI「カタルシス」
KUTS DA COYOTE「GLOW IN THE DARK」
ILL-TEE「T BANG」
Hi'Spec「Zama City Making 35」
TOKYO HEALTH CLUB「VIBRATION」
呂布「All in One EP」
菊丸「On The Korner」
Sweet William「Arte Frasco」
KOWICHI「The Plain」
DUO TOKYO「THE BEST」
SKY-HI × SALU「Say Hello to My Minions」
リベラル「I.MY.ME」

本当に今年は、良作が多過ぎて悩みました。(コレは、年間の総合ランキングでも言えることです)
来年もこんな感じで色々と刺激の受ける新譜を聴きたいです。


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