世界のこと好きになれそう

今日は友人と遊びに行った。彼女と話したことを纏めたい。

彼女について

彼女に出会ったのは7年前である。当時の彼女はバイセクシャルを自称していた。色々な事を知っていて、色々な人を知っていた。元カノを引き摺っていたが、吹っ切れてからはビアンオフ会に高頻度で通い、彼氏ができて別れ、彼女ができて別れ、ポリアモリー疑惑が生まれたりしつつ、今は恋愛とは別のところで大切な人とパートナーシップを結んでいる(フェイク込)。
恋愛について考え、悩み、手探りで経験してきた彼女だからこそ私もあけすけに話してしまう。今日も先日の飲みを筆頭に色々な話をした。本当に真摯な話ができて、すごくすごく楽になった。

世界を好きになれそうかも

彼女の話を聞いて、恋愛に限らず、この社会で世界で生きることに対してすうっと胸がすく思いがした。世界を鳥の目で見て、世界は変わらないけど私は変われるんだから生きるのが楽しくなりそうだと思えた。人のことも今までより愛せるようになれる気がした。具体的にアドバイスをくれたわけではないが、話すことで上手く生きるコツや世界を楽しむ方法を教わった気がした。
彼女もまた ”普通”に沿わない考えがちな探究者だが、私と違うのは「人生のより良さ」獲得の為の模索試行回数だと感じた。

MBTIパーソナリティ診断

これをやった。

①興味の方向:I=Introvertion(内向的)
       E=Extravertion(外交的)
②ものの見方:N=Intuitition(直感型、夢見がち、先を見る)
       S=Sensation(感覚型、現実的、今を見る)
③ 判断の仕方:F=Feeling(感情優先)
        T=Thinking(思考・論理優先)
④外界への接し方: P=Perceiving(知覚型、己の為に尽力)
          J=Judging(判断型、人の為に尽力)
⑤補足: T=Turbulant(過敏で繊細)A=Assertive(おおらかで楽観的)

私はINFP-T仲介者だった。彼女はESFJ-T。
共通点が少ないが、最も異なるのは④ 外界との接し方(P/J)だと思う。

人生の目標 P/J

「人生の目標は何?」と質問すると、「大切な人達と楽しく生きること」と彼女は答えた。
私の人生の目標は「自分を理解すること」である。
以前付き合った人が「一生をかけて己を理解し、死ぬまでに自分がどんな人間かを一冊の本に纏めたい。自分がこの世に存在し、生きた証を残したい。これが人生の目標」と言っていた。心底同意して、よくぞ言語化してくれたと思った。彼のことは全然嫌いになってしまったが、思考の方向性は異常な程同じだった。彼もINFP-Tかもしれない。嫌だけど。話が逸れたが、彼女の目標には他人も関わっており、私の目標には自分だけが関わっている。これがそのまま「他者への興味」に直結するように思う。

余談:「1000年生きたいか?」という質問でもいい。私はYESだ。自分を理解するのに100年じゃ足りないと思うからである。でも彼女はNOだろう。大切な人達が天寿を全うしていく中、自分だけ生き続けたところで何になる?そう考えるのではないだろうか。

人に興味を持つ、己に自信を持つ

「どうしたら人を好きになれる?」と聞いたら、「そもそも人に関心ある?」と訊かれて答えに窮した。ないかも、いや、嘘。ある。あるよ。そりゃあある。たしかに私は自分自身に興味があるから(そうじゃなきゃこんな長ったらしいNoteを二夜連続で書かない)、他人向きの矢印は人より少ないのかもしれない。それでも関心はあって、仲良くなりたいな、話してみたいなと思う。でも、自分から「あなたに興味があるから話しましょ!」と相手を誘ったりしない。これはそう、自分に自信がないからだ。自信の無さが「他人への興味関心」という人間関係のファーストフックをネグレクトさせている。自信によってこのハードルを撤廃できたら、今まで見殺してきた私の中の「他人への興味関心」を自由にしてあげられるかもしれない。

日常をより良くする模索・思考

彼女の好きで尊敬している部分に、なんてことない日々をより良くするために模索し続けているというところがある。
心の持ちようを「より良く」するために心理学系の本を読み、実践する。上手くいかなくてもそれもまた立派な試行であり、結果から見えてきた事柄をもとに別の方法を模索する。自分の機嫌は自分で取る。自分の手綱をどうにもできなくなるような節制はしない。本当に欲しいものや自分の日常をワントーン明るくしてくれるものにお金を使う。お金の勉強をして知識を付け、アプリなども活用しながら無理しない範囲でお得に楽しむ。

私は海外放浪するという夢?目標?があるので、そのために今日々を生きているという意識が強い。毎月の月給に対して多少無理した額を先取り貯金しているのだが、これをもう少し緩めたらもっと「日常」が楽しくなると思う。これはまさにMBTIでいう②ものの見方(N/S)が当てはまっていると思った。私は理想主義的で先ばかり見ては今を疎かにするN、彼女は今を見ながら地に足付いた生活ができるS。もちろん、彼女(S)=刹那主義者ではないのであしからず。先のことも考えているけど、ちゃんと足元の心地よさを気に掛けられるということである。

同棲してみたい

彼女の男友達の話だが、「人と生活を共にすることで生まれる影響を知りたいから同棲してみたい」のだという。彼女は「一人で生活を組み立てるのが楽しいから同棲したくない」派だが、この考え方は面白いなと思ったという。たしかにすごく面白い。
私は「ひとりの時間空間ないと死ぬから同棲したくない派」だが、実際同棲したこともないくせにはなからNO!というのは勿体ないように思えた。経験しないと分からないことって沢山ある。「○○だから××だ」という推測能力って、人間が失敗を避けるために備わったものだと思うけど、多少の失敗リスクを加味してもとりあえず経験してみるのが世界を拡げる鍵だなと思った。野生動物でもないんだから死にやしないって。というわけで私はバンジージャンプがしたい。これは前々から言っていることだけど。

あと何話したっけ。色々話したんだけど、もう眠くて頭回んなくなってきた。彼女は他人の会話の中で後で再考したいことをいつもメモに書いていて、今日もそうしていた。私もこうしてNoteなり日記なりに書くことで備忘録を兼ねているのだけど、時間が経つと思考が蒸発してしまう部分も否めない。でも、とにかく元気が出た。少しずつ、もっと世界のこと好きになれそう。人のことも好きになれそう。人への関心を素直にさせてあげられそう。日常をもっと楽しむ術を知っていくことができそう。
金曜に飲んだお高めのアメリカンレモネードより、今日飲んだタリーズのチャイティ―のほうがずっとずっと美味しかった。結局「何を」よりも「誰と」なのだと感じた。なお「誰と」と「一人で」はまた別物だけど。

さて実は彼女もNoteをやっているらしく、ページを教えてもらった。
すごく丁寧に丁寧に濾して言語化した思考達を、読みやすい文章に纏め上げ、読者が見やすいレイアウトに整えていた。すごい。特に文章がすごい。言葉や表現を一つ一つおざなりにすることなく、嘘偽りないことが文面から伝わり、それでいて読者の存在を意識した読みやすさがある。私もNoteやってるんだ、と言おうか少し迷ったが、言わないことにした。そもそもあまりに明け透けに書いているので、リアルで私を知っている人にはとても公開できないし絶対に見せない。それでも彼女ならいいかなと思ったがやっぱダメ。だから、何らかの偶然でこの記事が彼女の目に留まったら「あれ、これって…」となりそうで怖い。見逃してくれ…



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