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りんこのシンプル穿刺講座 攻略編

お疲れ様です。りんこです。押忍!😘

りんこのシンプル穿刺講座もいよいよ最終章となりました。

いつも通りこれから穿刺を始める初心者や少し慣れてきた方向けに簡単にわかりやすく説明していこうと思います😉

今回は攻略編です。

難しい血管の攻略と穿刺ミスを防ぐ方法を書いていきます。

※あくまでもりんこの方法ですので、合う合わないはあると思います。どうか参考程度にご覧ください🙇‍♂️


始めに

こちらをまだご覧になっていない方は、まずはどうぞ😊

それでは始めます。

①上腕の血管(上腕橈側皮静脈)

※クラスチェンジしていない臨床工学技士は静脈への穿刺は原則してはいけません。

なるべく避けたい血管😂

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KOTARO先生のツイートの通り指で触れやすいのですが、上下左右に動くし、細いし、蛇行してることも多々あるためほんとに刺しにくいです

あまり第一選択にはしたくないですね😅

しかし、ここしか無いという患者も沢山います。

★攻略★
とにかく動かないように固定することが大事。
針は極力寝かせる。(持ち方を工夫する)
そして、逆血があったらすぐに内筒を抜く。

コツは内筒で捉えたなと思ったら、針で少し皮膚を上に持ち上げるようにすることです。
滑らせて進めるイメージ。
うーん、、、言葉で伝えるのが難しい
🙄

これで突き抜けるミスは減ります。

②肘関節付近の血管

肘関節付近の血管は太くて動きが少なく、触って確認もしやすいため、比較的刺しやすい血管かもしれません。

しかし、深さや先がわかりにくい血管です。

★攻略★
皆さん腕枕は普段使用していますか?

肘関節付近の血管は肘が屈曲していると、どんなに太い血管でも失敗の可能性が高くなってしまいます。
腕を伸ばしてもらうだけで、案外簡単に刺せたりしますよ😉

軽くヘッドアップしてても同じです。
腕を真っ直ぐにするために腕枕を使うか、ベッドをフラットにさせてもらいましょう。

拘縮が強い患者の場合は、他のスタッフにお願いしてもいいと思います。

この血管は基礎編を熟読してもらえれば、失敗の頻度は減ると思います😏

③腕が浮腫ってる時

苦手な人、多いと思います。
「深さがわからないよ」や「どこにあるの?」というような感じですよね🥲

★攻略★
まずは血管を探します。
穿刺痕を目安に皮膚を指の腹でグッと押します。
5秒程度でしょうか。すると、しっかり血管が浮き出て来ます😉

(これは浮腫に限らず、潜ってる血管ではよくやる方法です😉)

次に針の角度ですが、
この血管に関しては、かなり立てていきます。
ほぼ90度です🙄(あくまでもイメージ)

あとは基礎編に沿って進めてみてください。

私は穿刺痕は当てにするなとよく言いますが、ここではある程度信じて良いと思います🤔

④ポコっと丸い血管(大きな瘤の血管)

これも私は苦手です。
エコー下穿刺が1番向いてるのではないでしょうか😔

血管の走行がとてもわかりにくいです…
瘤の中も狭くなっていることが多いです…

瘤の手前から行くか、瘤の先から行くか、はたまた瘤に刺すか🙃

★攻略★
どこから刺すとしても必ず血管の走行に沿って刺さなければいけません。
瘤の先をしっかり触り、走行を見極めましょう。

コツはゆっくり刺す!そして、この血管も逆血後にすぐ内筒を抜くことですね。道は狭いですから😬

しばらく手で瘤の先を触っていると、「あれ?こっちか!」ってびっくりするぐらい方向が違うこともあります🙄

初回の場合は少し外筒で探らないといけないかもしれません。
患者に痛みの確認をしながら道を探しましょう。

見つかった道はすぐにメモするなど、次に活かし、他のスタッフにも教えてあげましょう。

この血管は情報が大事です!

★応用★ 穿刺ミスを防ぐ方法

りんこさーん!お願い〜!!、、、
機械操作していたり、手を洗っていると穿刺の修正に呼ばれることがよくあります。
ドキッとします😳

はいはいっ!っと元気に笑顔にフォローに行きますが、内心ドキドキです。

ですが、その方が新人だったり、めちゃくちゃ下手くそではない限り、9割に近い確率で穿刺ミスにすることなく、成功します。

その理由は、大体は皆さん血管に向かって刺しているからです。
当たり前ですね😉

ただ、針を進めすぎか、刺し切れていないかのどっちかのことが多いです。

前者は外筒を引いていくと、弁や血管壁から剥がれる感覚があると思います🤫

その感覚を掴めるようになりましょう。
あとは外筒のみを再度進めるだけです。

腫れていなければ、突き抜けていることはないと思うので、この方法で大体は成功すると思います😉

後者は言わずもがな…🙄

患者に痛みがあったから躊躇してしまったとか、血管が硬くなってる時などによくあります。

自信を持って行くしかありません😂

このミスは、穿刺が上手くなってきた時に起こることが多いです。

自信を持ってください😉

最後に

1番は上手い先輩の穿刺をよく見ることです。
しかし、それを真似すると言うよりは、患者の血管の情報を得ることが大事です。
人によって感覚や刺し方が違うからです。

得た情報はたくさんメモしてくださいね。

たくさん経験して上手になって自信をつけてください😉
穿刺は自信が大事です。
けっして慢心はしないでね🙄


以上になります。

この投稿を楽しみにしていただいた方は、公開まで時間が掛かってしまい申し訳ありませんでした💦

まだまだ難しい血管や教えて欲しい血管があるかと思いますので、コメントやDMをいただけたら可能な限りお答えします。

最後までご覧いただき、ありがとうございました😊

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